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【1分で理解】「ビジョナリーカンパニー」とは?その意味や基本理念をわかりやすく解説

ビジョナリーカンパニーについて、その意味や基本理念をわかりやすく解説します。

経営者や企業家におすすめされることの多い「ビジョナリーカンパニー」シリーズ。「名前は聞いたことがあるけれど、詳しくは知らない」という方が多いのではないでしょうか。

ビジョナリーカンパニーとは、業界内で卓越した企業ながら、社歴が長く、変化に対応し、広く社会に認知されている企業をいいます。

そこで今回の記事では、ビジョナリーカンパニーの概要から、基本理念、読むメリットなどをわかりやすく解説します。

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ビジョナリーカンパニーとは

ビジョナリーカンパニーとは

まずビジョナリーカンパニーの概要から見ていきましょう。それからその定義や、どういった企業がビジョナリーカンパニーにあたるのかということを詳しく眺めていきます。

「ビジョナリーカンパニー」の概要

まずはビジョナリーカンパニーの概要から見ていきましょう。「ビジョナリー」とは「先見性」だったり「未来志向」といったような意味を持っています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン、アメリカン・エキスプレス、ソニー、ウォルト・ディズニーなど、世界で卓越する企業はいかにして優位性を保ってきたのか。それを綿密に調査して書籍としてまとめたのがこの「ビジョナリーカンパニー」シリーズなのです。

ビジョナリーカンパニーの定義

ビジョナリーという言葉が「先見性」などを意味していたように、ビジョナリーカンパニーは優れた企業を指します。具体的な定義は、

  • 業界で卓越した企業である
  • 見識ある経営者や企業幹部の間で広く尊敬されている
  • わたしたちが暮らす社会に、消えることのない足跡を残している。
  • 最高経営責任者(CEO)が世代交代している
  • 当初の主力商品(またはサービス)のライフ・サイクルを超えて反映している。
  • 1950年以前に設立されている(設立後50年以上経過している)

というように本書で定められています。

ビジョナリーカンパニーの企業例

先ほどもあげた、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アメリカン・エキスプレス、ソニー、ウォルト・ディズニーは、いずれもビジョナリーカンパニーとして取り上げられています。以下、企業例になります。

  • 3M
  • アメリカン・エキスプレス
  • ボーイング
  • シティコープ
  • フォード
  • GE
  • ヒューレット・パッカード
  • IBM
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン
  • マリオット
  • メルク
  • モトローラ
  • ノードストローム
  • プロクター&ギャンブル(P&G)
  • フィリップ・モリス
  • ソニー
  • ウォルマート
  • ウォルト・ディズニー

皆さんも一度は聞いたことのあるような企業が含まれているのではないでしょうか。特にクレジットカードとして馴染み深いアメリカン・エキスプレスや、ソニー、ウォルト・ディズニーなどは日本でも有名ですね。

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ビジョナリーカンパニーの基本理念

ビジョナリーカンパニーの基本理念

それでは実際に「ビジョナリーカンパニーの基本理念はどういうものか」を眺めていきましょう。

「基本理念を維持し、進歩を促す」とは

まずは「基本理念を維持し、進歩を促す」というところから見ていきましょう。すべての会社には「基本理念」があるはずです。そしてビジョナリーカンパニーにおいては、その基本理念が全員に浸透しており、熱狂的に支持されています。

「熱狂的」になるということは、他の価値観を否定することになるので注意しなければなりませんが、ともかく企業の理念に共感して働けている人間は幸福です。基本理念が浸透している企業には、社員が自己成長できる土壌があります。

BHAG

BHAGは「社運を賭けた大胆な目標」という意味の単語です。ビジョナリーカンパニーでは、企業が真に成長するためには、「社運を賭けた大胆な目標が必要だ」と説かれています。つまりリスクを取って大きな事業をするということです。

もちろん何の勝算もない事業をやって、無駄にリスクを取れと言っているわけではありません。あくまで戦略的にやる必要があり、そうしてリスクを取っていくからこそ企業の全体を底上げすることができるのです。

ビジョナリーカンパニーにおいては、社員が一致団結しているため、仮にリスクがあるとしても恐れずに立ち向かっていきます。そうしたマインドをみんなが共有しているというのが、ビジョナリーカンパニーの強みです。

カルト文化

ビジョナリーカンパニーは「カルトのような文化」を醸成することによって、社員に「特別な会社にいる特別な人間」という強い自覚を与えます。つまり自社で働くために必要な資質を明確にして、企業文化との一体化を促すのです。

そう聞いてみると、何だか怖いような気がしないこともないですが、こうして社員に「特別な自覚」を与えることで高い意識を継続させるのです。もちろんみんなが同じ文化に染まっているので、会社一丸となって物事に取り組むことができます。

はえぬきの経営陣

会社の存続には経営の腕が必要になってくるため、そうした経営のプロを招聘し、舵取りを任せるような企業も増えてきました。しかしビジョナリーカンパニーにおいては、むしろ内部のことをしっかりと理解している「はえぬきの経営陣」を重視します。

ビジョナリーカンパニーは安定成長を目標に掲げています。経営のプロに任せた場合は、世代交代にともなって企業力が落ちてしまいます。なぜなら新しく招聘される経営のプロは、企業内部のことをまったく理解できていないからです。

このように「はえぬきの経営陣」を重視するのが、ビジョナリーカンパニーの特徴です。

大量に実験して、うまくいったものを残す

ビジョナリーカンパニーは確かに卓越した企業ではありますが、だからと言って最初から順風満帆、成功続きだったというわけではありません。むしろ数々の失敗を乗り換えてきた企業が多いでしょう。失敗をしっかりと成功の糧にしたからこそ、ビジョナリーカンパニーとして圧倒的な存在感を放っているのです。

先ほどのBHAGの話ともつながってきますが、高い目標を設定した上での失敗は、会社や社員にとって大きな経験値になります。試行錯誤の中で上手くいった経験を残しつつ、上手くいかなかったもの(失敗)もしっかりと活かしていくことによって、想像もつかないような成長を成し遂げることができます。

決して満足しない

これは会社に限らず優れた人物にも当てはまりますが、「現状に決して満足せず、貪欲に成長を欲する」ことは、それだけで強みになります。ビジョナリーカンパニーの多くは、絶えず自己改善に勤しんでおり、成長に次ぐ成長を達成しています。

満足するということはとても快いものですが、ひとたび満足をしてしまうと、そこから成長機会が永久に失われてしまいます。「成功」したのなら「さらなる高みを」目指していくのが、ビジョナリーカンパニーの流儀です。

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ビジョナリーカンパニーの第一歩とは

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ビジョナリーカンパニーの第一歩として言われているのが「時を告げるより、時計を作る」というものです。「時を告げる人」は何を指すかというと、いわゆる「カリスマ的存在」です。そして「時計」は「ビジョナリーカンパニー」です。

『ビジョナリーカンパニー』の筆者は、一貫して、「ビジョナリーカンパニーにカリスマ的存在は必要ない」というスタンスを取っています。初めて聞いた方は驚いたかもしれません。会社というのは社長というカリスマ的存在ありきのものではないの?という疑問もあるかと思います。

しかし、カリスマ的指導者が生み出した価値にはいずれ終わりが来るもので、そうした刹那的な成長は、むしろビジョナリーカンパニーを築く上で障害になると明言しています。「カリスマ指導者」は、ビジョナリーカンパニーには必要ないのです。

ビジョナリーカンパニーは、どのような状況に陥ろうとも復活し、新しい価値を創造し続ける企業です。ビジョナリーカンパニーを築いた人間たちは、「時を告げる」という大それたことをするのではなく、「時計を作る」ことを選択したのです。

ビジョナリーカンパニーの指導者たちが目指すのは、「とにかく正確に時を打ってくれる時計を作る」ことです。そのためには文化レベルから企業を見直し、試行錯誤を繰り返していき、常に成長に飢えたマインドが必要になってくるのです。

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ビジョナリーカンパニーを読むメリットと読むべき人

ビジョナリーカンパニーを読むメリットと読むべき人

最後にビジョナリーカンパニーを読むメリット、そして「誰が読むべきなのか」について見ていきましょう。

ビジョナリーカンパニーは、今まで説明してきたように経営に関するものです。

そして経営に関する「真の考察」を読むことができます。これがビジョナリーカンパニーを読む最大のメリットです。なぜなら我々は、「会社にはカリスマ的存在が必要であり、なるべくフラットな文化であるべき」という常識を持っています。そんな常識が、ビジョナリーカンパニーによって揺さぶられ、経営に対して新しい視点を持つことができるのです。新しい視点を持つということは、物事を見る角度をひとつ増やすことができたということです。

そういう意味では、経営者・社長はもちろん、社会人に限らず学生にもおすすめできる書籍です。特に「経営」について興味を抱いている学生であれば尚更でしょう。

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ここまでビジョナリーカンパニーについて眺めていきました。ビジョナリーカンパニーは、出版から20年以上読み続けられている名著です。特に「長く活躍できる企業を作っていきたい」と考えている経営者には最適の本でしょう。

ビジョナリーカンパニーの理念をしっかりと理解して、「時を告げる者」になるのではなく、「時計を作る」ことを意識していきましょう。しっかりと本書を読み込み、ぜひビジョナリーカンパニーへの第一歩を踏み出してください。

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