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アルバイトの離職率が高いのはなぜ?定着のための対策も解説します

アルバイトの離職率が高い原因

アルバイトは、社員よりも少ない報酬でも働いてくれる、貴重な労働力です。

しかし一方で、アルバイトは正社員に比べて離職率が高く、入れ替わりが激しくなってしまう傾向があるのも事実です。

採用にかかるコストや教育の手間などを考えれば、やはり離職率は下げたいところでしょう。

この記事では、アルバイトの離職率が高い理由と、定着のための対策について解説します。

関連記事:日本企業の離職率の平均はどれくらい?【離職率を改善する方法も紹介】

1.アルバイトの離職率は“4人に1人”の割合

厚生労働省の調査によると、アルバイト従業員にあたる「パートタイム労働者」の離職率は26.4%(令和元年)となっており、およそ4人に1人以上が辞めてしまう計算となっています。

アルバイトを構成するのは、主に学生・主婦・フリーターです。

このうち、学生は職場に不満がなくても、高校・大学の卒業や就職などの理由で離職するのが一般的です。

また、主婦の場合も出産などを機に退職する方が少なくありません。

このように、職場側がアルバイトの離職率を低く抑えるためにどれだけ配慮したとしても、一定の割合で離職してしまう従業員は出てきます。

逆に言えば、離職率を低く抑える工夫をしないと、アルバイト従業員の流出する割合は非常に高いものになってしまう恐れがあります。

ゆえに、アルバイトの離職率が高い場合は離職の原因を把握し、改善していく取り組みが必要です。

2.アルバイトが職場側の問題で離職する理由

たとえ職場側に問題がなくても、卒業や就職などの理由で一定割合の離職者が出てしまうことはすでに説明しました。

一方で、それ以外の理由、つまり職場に不満を持って辞めてしまうアルバイトの数が多い場合、職場側の問題としては以下のようなものが考えられます。

  1. 職場環境
  2. 低賃金・低待遇
  3. 労働時間・シフト
  4. キャリアアップの難しさ

以下、順番に説明していきます。

関連記事:正社員の離職率の平均は?離職率を下げる方法についても解説

1. 職場環境

職場環境が良好であることは、アルバイトが働く上で大変重要な要素です。

働きやすい環境が整っている場合、アルバイトは長期間働く意欲が高まります。

逆に、劣悪な職場環境や人間関係が悪い場合、離職率が上昇します。

パワハラやいじめ、セクハラなどの問題がある職場では、アルバイトが次々に辞めてしまいがちです。

また、過度の労働負荷や労働時間の長さも離職の要因となります。

職場環境と人間関係の問題を改善し、働くスタッフの心身の負担を軽減することが、離職率を抑えるための基本的なステップです。

2. 低賃金・低待遇

アルバイトは正社員に比べて賃金が低く、福利厚生も充実していないことが一般的です。

そのため、ほかの待遇のよい職場に転職するケースが多くあります。

低賃金が原因で生活費が賄いきれない場合や、正社員との待遇格差による不満も、離職の動機となりえます。

アルバイトの基本給与を正社員並みに増やすのはさすがに難しいかと思いますが、「交通費の支給」や「休憩中の食費支給」などを実施するだけでも、アルバイト従業員にとって長く続けるモチベーションになるため、待遇改善を試みる価値はあります。

働く価値を感じられる待遇を提供し、アルバイトが安心して長期間働ける環境を整えることが重要です。

関連記事:福利厚生とは?種類や具体例、メリット・デメリット、施行方法や注意点を解説

3. 労働時間・シフト

アルバイトはシフト制で働くことが多く、勤務時間や休日が不規則です。

自分の希望に合わない勤務時間や、休みが思うように取れないことがストレス源となり、離職を考える要因となります。

また、シフトが直前まで伝えられないなどの理由でプライベートの充実が難しく、勤務し続ける意欲が低下してしまうこともあります。

シフトの管理や労働時間への配慮が不十分な場合、離職率が上がる可能性があるので、注意が必要です。

4. キャリアアップの難しさ

アルバイトでは、正社員に比べて昇進やスキルアップの機会が限られていることが多いです。

そのため、キャリアアップを望む人は離職しやすくなります。

アルバイトの中でも学生は卒業・就職と同時に離職する予定であることが一般的であり、また主婦も家計の足し程度の気持ちでアルバイトをしている場合が多いので、キャリアアップへの意欲が高い人はそこまで多くありません。

問題はフリーターのアルバイト従業員です。

フリーターの従業員の中には、正社員並みに長い労働時間の人も多く、また勤務歴でも長期間働いていて、並みの正社員より長い現場経験を持っている人もいます。

このようなアルバイト従業員の中には、正社員並みのプロ意識が芽生えているケースも多く、キャリアアップを望むようになる傾向があります。

成長や責任を求めるアルバイトにとって、自己実現の機会が少ないと感じることは離職の要因となります。

正社員への登用制度がない場合、長く勤めてきたアルバイト従業員もキャリアビジョンが描けないことに悩むようになり、「そろそろ辞めて次の道に進むことにするか」と考えるようになる可能性があるのです。

キャリアアップの機会を提供し、「次のビジョン」を与え続けることもまた、離職率を下げる重要な要素となります。

3.アルバイトの定着率を高めるための6つの対策

アルバイトの定着率を上げるためには、以下の6つの対策が有効です。

  1. 職場環境の改善
  2. 賃金・待遇の見直し
  3. シフト制度の改善
  4. 正社員登用制度の導入
  5. フィードバックと評価
  6. コミュニケーションの促進

それぞれの対策について詳しく説明していきます。

1. 職場環境の改善

職場環境の改善は、アルバイトの定着率を向上させるための重要な要素です。

清潔で整った職場や適切な設備を提供することで、働くスタッフのストレスを軽減できます。

また、明るくフレンドリーな雰囲気の職場であることは、アルバイトが働く意欲を持ち続ける上で何よりも重要です。

実際に、アルバイト従業員が大部分を占めているスターバックスや東京ディズニーリゾートなどは、アルバイトの給与が特別高いわけではありませんが、非常に人気が高いことで有名です。

これは、職場環境の良さが要因と言えるでしょう。

アルバイト従業員がロイヤリティを持って働ける職場の雰囲気を保つためには、良好な人間関係を築けるよう努力すべきです。

上司や先輩はリーダーシップを発揮し、適切なコミュニケーションを心がけることが求められます。

また、パワハラやセクハラ、いじめなどの問題が発生した場合には、迅速に対処し、再発防止策を講じることが重要です。

2. 賃金・待遇の見直し

アルバイトに対する賃金や待遇の見直しは、定着率向上につながります。

できれば、最低賃金をギリギリで満たしているだけの給与ではなく、同業他社と比較して少しでも高い給与水準にするのが望ましいです。

アルバイトの給与を引き上げるのが難しい場合は、福利厚生の充実や正社員への登用制度の導入も効果的です。

例えば、「交通費を支給する」「休憩時間中の食事補助や弁当を支給する」「健康保険や厚生年金に加入できるようにする」「研修制度や社員割引などの福利厚生を提供する」などが挙げられます。

3.シフト制度の改善

シフト制度の改善によって、アルバイトの働きやすさが向上し、定着率が上がります。

シフトの作成時には、アルバイトの希望をできるだけ考慮し、個々のライフスタイルに合った働き方を実現できるよう努めましょう。

また、シフトの発表を早くすることも、アルバイトにとって働きやすさを感じる一つのポイントとなります。

シフトの予定が早く決まれば、その分予定を早く立てられるようになるからです。

さらに、柔軟な休暇制度を設け、アルバイトが休みを取りやすい環境を整えることも重要です。

予定外の休みや時間帯の変更に対応できるシフト管理システムを導入することで、労働者のストレスを軽減することができます。

4. 正社員登用制度の導入

正社員制度の導入は、アルバイトの離職率を大幅に改善する可能性があります。

アルバイトに正社員への道を提供することで、長期的なキャリアビジョンを持ち、働く意欲が高まります。

また、正社員への登用制度があることで、アルバイトは自己成長の機会を得られ、業務へより真剣に取り組むようになる効果が期待できます。

特にフリーターの従業員の場合、「このままアルバイトをしていていいのだろうか?」と思い悩んでいることもあります。

そこで正社員に登用される道があるという可能性を示しておけば、将来を考えるアルバイトにとっても魅力的に感じられ、より長く勤め続けてくれる可能性があります。

企業としては、アルバイトの能力やポテンシャルを見極め、正社員制度を適切に運用することが重要です。

5. フィードバックと評価

定期的なフィードバックと評価を行うことで、アルバイトにとって「自分の働きが評価されている」と感じ、働く意欲を維持できます。

フィードバックは具体的で、なおかつ建設的であることが重要です。

また、アルバイトの成長や貢献度に応じたインセンティブ制度を導入し、努力が報われる環境を作りましょう。

これによって自己成長の感覚を得ることができ、企業により長く勤務して貢献する意識を高める効果を期待できます。

6. コミュニケーションの促進

職場でのコミュニケーションを促進することで、アルバイトが職場に溶け込みやすくなり、離職率を改善することができます。

人と人のつながりの深さは、その組織への定着度に直結する要素の一つです。

定期的なミーティングや社内イベントを開催し、アルバイト同士や正社員とのコミュニケーションの機会を増やしましょう。

また、上司や先輩と気軽に話せて風通しが良いことも、コミュニケーションを円滑に進める上で重要です。

さらに、オープンな意見交換ができる職場環境を作ることで、アルバイトが自分の意見やアイデアを積極的に発信できるようになります。

これにより、職場の雰囲気が良くなり、アルバイトの定着率を改善させることができるでしょう。

まとめ

アルバイトの離職率が高い理由としては、「職場環境や待遇」、「労働時間」、「キャリアアップの難しさ」などが挙げられます。

これらの問題を解決するためには、「職場環境の改善や賃金・待遇の見直し」、「シフト制度の改善、正社員への登用制度の導入」、「フィードバックと評価」、「コミュニケーションの促進」などの対策が有効です。

これらの対策を実施することで、アルバイトの定着率を向上させ、企業全体の労働力確保につなげる効果を期待できるでしょう。

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