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【キングダム】麃公(ひょうこう)将軍とは?「火を絶やすでないぞォ」の意味とは?現場に必要な営業部長のマネジメントを徹底解説!

原泰久さんの漫画『キングダム』。

2006年から『週刊ヤングジャンプ』で楽しまれている本作品を見た人の中には、「麃公」のような上司がいたらと思った方もいるかもしれません。

本能型の武将と評される麃公は、キングダムの主人公「信」との相性も抜群で、信を更なる高みへと成長させた人物でもあります。

麃公が戦場で「突撃じゃあ」と叫ぶと、兵士たちは皆一斉に奮い立つのです。

麃公のように、一言で部下を動かす勇気を与える、そんな上司になりたいと考えた方もいることでしょう。

本記事では、会社の営業部長として欠かすことのできない「麃公」について詳しく解説します。

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キングダムとは?

※本記事はネタバレを含みます。

『キングダム』は第17回手塚治虫文化賞を受賞した人気作品で、アニメ化もされています。

本作品の主人公「信」は戦争の孤児として田舎に暮らす下僕の少年。同じく下僕の「漂」という親友と切磋琢磨しながら生活を送っていました。

物語はそんな親友である漂が、大王の身代わりとして暗殺されるところから幕を開けます。

漂が息絶える寸前に信に放った言葉、「俺を天下に連れて行ってくれ」。その言葉を背負い、信は天下の大将軍になる決意をするのです。

そして将軍を目指し旅を続ける最中、信は敵国の総大将「呉慶」率いる魏国と戦をすることになります。

その魏国との初陣で出会ったのが、当時秦軍を率いて総大将を務めていた「麃公将軍」でした。

キングダムはなぜ日本でヒットしたのか?

キングダムのヒットの理由は、先の読めない展開や戦場で繰り広げられる熱いバトルシーンなど、読者を魅了する要素がたくさん詰まっていることです。

また、キングダムには「愛する者の死」や「天下を目指す者達の想い」といった心を揺さぶる描写が多くあることも魅力のひとつです。

なお、ヒットの理由はなんですか?という質問に対し、作者の原泰久さんは「会社員を経験したからこそ、泥臭い部分も書くことができた」と答えています。

参考:「キングダムは会社員経験そのもの」 | ブックコラム

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函谷関の戦いで秦を守り抜いた麃公将軍

麃公は、キングダムの数あるキャラの中でも、漢気溢れる生き様が特徴的な人物です。

「函谷関の戦い」で秦を最後まで守り抜いた麃公の武勇をご存じの方は、その信念に心を打たれたのではないでしょうか。

今回はそんな麃公の隠れた魅力を深堀りしていきたいと思います。

麃公とは?【ネタバレあり】

所属
性別男性
声優斎藤志郎

麃公はキングダムの秦国の将軍。

大きく見開いた目とギザギザに尖った歯が特徴的な人物です。

アニメでは斉藤志郎さんが声優を演じています。

麃公は「戦場が家。戦いとは生きること」と語るほどの戦好きです。

その実力は、秦国の六大将軍に匹敵し、秦随一の「本能型」と呼ばれる直感に優れた男でもあります。

合従軍編にて敵に囲まれた際には、怯むどころか果敢に挑み続け、龐煖との一騎討ちにより戦死しました。

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麃公は実在したのか 

司馬遷の「史記」によると、紀元前246年に秦王政が即位した後、麃公は将軍に命じられます。

その後、紀元前245年には敵国である「魏」を攻め、およそ3万もの首を斬った、という記述があります。

これが正しいとすれば、麃公将軍は確かに実在した人物であると言えるでしょう。

キングダム秦国の将軍としての麃公の役割

秦国の将軍と聞くと、麃公以外にも「王騎」「蒙武」などの将軍を想像する方もいらっしゃるでしょう。

王騎は信も含め周りの誰もが憧れる圧倒的なカリスマ性、蒙武であれば秦で随一の武闘派のセンスを備えています。

麃公が函谷関の戦いで与えられた役割は、秦軍の右翼で4万を率いる軍の「大将」でした。

  • 自ら率先して軍の先頭に立ち、秦軍の士気を高める
  • 持ち前の「本能型」の資質を活かし、敵の戦略をいち早く見破る
  • 函谷関の喉元にまで迫っていた敵軍の侵攻を阻止する

麃公自身は、獰猛ですぐに敵陣に突っ走っていく好戦的な男ですが、時には敵が仕掛けた罠や謀略をいち早く見抜く要のような存在です。

王騎将軍のもとで戦の術を多く学んだ信ですが、同じ「本能型」の武人であった麃公は、信にとって「第2の師匠」のような存在だったのかもしれません。

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麃公の強さの秘訣とは

麃公が本能型と称されながら、長年に渡り将軍の地位を確立できたのは、何も本能だけではありません。では、麃公が「強い」と認識される理由はどこにあるのでしょうか?

ここからは、麃公の強さの秘訣が感じられる場面を解説します。

本能型の型にはまらない戦術 

キングダムの読者の方なら、麃公はただ闇雲に自軍を敵軍にぶつけて戦をしているだけでは、と感じる人も多いでしょう。しかし、実はそれこそが麃公が戦場で魅せる、大胆な戦術の1つです。

麃公は、自軍と敵軍が互いに衝突した際に起こった「火元」の原因が何なのかをまずは冷静に見極めます。

そしてここぞと言わんばかりに全軍を一気にその火元へと突撃させ戦局をひっくり返すのです。

このような自身の直感を頼りに局面を冷静に見極める観察力と、ここぞという時は一気に攻め込む大胆さを兼ね備えていることが、麃公の持ち味です。

自分を犠牲にして次の世代に未来を託す

他にも、キングダムには麃公の名シーンから学べる「強さ」がいくつかあります。

中でも、函谷関の戦いで敵に囲まれ、窮地に陥った信を麃公が救い出したシーンは有名です。

この時、麃公は自らの命を犠牲にすることで信たちを助け、彼らに秦国の「未来」と「火」を託すのでした。火については後述します。

自分の目の前に「死」や「災い」が迫ると周りのことが一切見えなくなり、自己中心的な行動に走ってしまう人は多いはずです。

しかし、麃公は個人の利益に囚われず、この先の未来を見据えて、組織として勝利を収める道を選んだのです。

死を直前にしてなお敵に立ち向かう姿勢

そして麃公のシーンで最も感動的なのは、彼が龐煖によって討ち取られるシーンでしょう。

この場面からも、麃公が最後に信たちに魅せた強さが読み取れます。

四方を敵に囲まれている最中、突如として麃公の目の前に現れたのが、中華最強の男「龐煖」でした。

もしあなたが麃公の立場だったらどうするでしょうか。

絶望しか感じられない局面を迎えた時、生きる気力を失い、無抵抗のまま死を選んでしまうかもしれません。

しかし、麃公は迫り来る絶望に果敢に挑み、龐煖の腕をへし折るという最後の足掻きを見せました。

追い詰められてなお今自分にできる最大のことは何かを考え、それに全力を注ぐ姿勢も、麃公の強さです。

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【麃公のマネジメント術】管理職が見習うべきポイント

麃公から学べることはまだたくさんあります。ここからは、麃公のマネジメントで優れていた点を解説します。

【麃公のマネジメント術①】リーダーとしての素質

リーダーにとって大切な素質のうち麃公が重視していたのは「強さ」でした。

強さとは、腕力などの肉体的なものに限らず、勇気や覚悟といった「熱」を部下に感じさせる力のことです。

函谷関で戦いが始まる直前「突撃じゃあ!」という麃公の力強い第一声で、秦軍の士気は一気に高まり、兵たちは奮い立ちました。

周りのプレッシャーに動じることなく、部下に指示を与え、有無を言わせない能力がマネジメント層には必要です。

【麃公のマネジメント術②】自分の役割を瞬時に把握する

マネジメントにおいて特に重要なのが「自分の役割を瞬時に把握すること」だと言われます。麃公はそれができる人物です。

函谷関の戦いにて、敵国の総大将の「李牧」は少数の兵を集め、秦軍の意表をつく形で函谷関の南道ルートを侵攻しましたが、それを阻止したのが麃公でした。

李牧や龐煖をこの場で足止めできる人間は自分しかいないだろうと麃公は瞬時に判断したのです。

自らの命と引き換えにそれをやり遂げた麃公は、「火を絶やすでないぞォ」という言葉を信たちに残し、龐煖に討たれたのです。

その後、依然として苦戦を強いられる戦場で、見事合従軍を退却できたのは信たちがあの時、麃公の想いを引き継いだからに違いありません。

【麃公のマネジメント術③】最後まで指示を明確に与える

麃公は、龐煖に討たれる寸前、信たちに「咸陽を守れ」という指示を与えました。

「咸陽を守れ」という指示は、一見曖昧な指示に見えますが、その場にいた信たちにとっては、この場を置いて先を急げという明確な指示です。

このように部下に優先順位をつけ、指示を与えることも、マネジメントにおいて非常に重要です。

自分の役割を即座に理解するだけでなく、部下たちに最後まで「その後」の指示を明確に与えることにより、組織全体のミスやタイムロスを減らす。

それが結果的に、仕事の効率を上げる要素に繋がるのです。

そして麃公は部下の信に対しプロセスまでは指示していないのもポイントです。

この結果、信は自分の権限内で「咸陽を守る」というミッションを達成するのです。

部下に細かい指示出しはせず、明確に期日(今回の場合は敵に咸陽を落とされるまで)とミッションを提示する。

マネジメント層が見習いたい資質です。

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麃公の名言・セリフから学ぶ「マネジメント」の極意

会社で働く人々にとって、いっそこのまま仕事の辛さや責任感から逃れたい…と思うことも多々ありますよね。

そんな人たちのために、麃公の名言から学べる「マネジメント」の極意を次に紹介します。

火を絶やすでないぞォ

まずは先ほどから登場している「火を絶やすでないぞォ」というセリフ。この「火」という意味は、企業でいうところの「情熱」を指します。

ベンチャー企業で何か新しいアイデアを生み出す際、必要なのは将来の「ビジョン」と「情熱」です。

物事に熱心に打ち込む情熱さえ絶やさなければ、いずれは自分達が思い描いたビジョンを叶えることができる。麃公は自らが胸の内に秘めていた情熱を次の世代を担う信たちに託しました。

この言葉から信たちは前へ突き進むことの大切さを学んだのです。

一の動きが十を動かし千につながり、万を崩す。

仕事のスピードや物事の理解力、価値観などは人によって様々です。

例えば、社内で1人だけ仕事熱心であっても、周りの人間が怠けていては作業の効率が上がることはありません。

重要なのは、「個人の熱心な働きは、いずれ周りの人間に大きな影響を与える」ということです。

つまり、自分が考案したプロジェクトを将来成功させたいと思ったなら、まずは周りの人間に今の自分の「熱意」を伝え、自ら先頭に立つこと。

そうすれば、初めは「個人」だけが抱いていた夢が、いつのまにか「組織」の夢へと繋がるようになるわけです。

重要なのは一つ ”火付け役”が”火の起こし場所”に出現できるかどうかじゃ

麃公の名言の中で、特に読者を考えさせたのがこのセリフではないでしょうか。

「火付け役」が企業でいうところのプロジェクトの提案者とするなら、「火の起こし場所」は計画そのものを指します。

チームで何か1つの目的に向かってプロジェクトを成功させようとする際、誰が中心となり進めていくのか?その役割をまずははっきりさせましょう。

そして火の起こし場所である計画に沿って、そこに組織の中心人物である火付け役が先頭に立ち仲間を導く。それがマネジメントの基本です。

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麃公から学ぶ「マネジメント」の勘所

最後に麃公から学べる「マネジメント」の勘所についてまとめておきましょう。

麃公が秦国の将軍として活躍したエッセンスを抜き出すことで、私たちも彼から学び、日々の生活へと活かすことができるでしょう。

目標を必ず達成する姿勢

麃公から学ぶことができるのは、死に瀕してなお自分の役割を理解し、目標を達成しようとする姿勢です。

麃公は軍の将軍でありながら、戦場では自ら先頭に立ち戦いを楽しんでいました。

目標を達成させたいなら、リーダーが裏で部下たちに指示を与えるだけではダメです。時には自ら最前線に立ち、部下たちに上司の背中を見せることにより、チームを鼓舞する。

そうした姿勢は組織、特にベンチャー企業のリーダーに欠かすことができない条件の一つです。

圧倒的な成果を出す  

部下を導くにはリーダー自身が圧倒的な成果を出し、部下たちから、が「この人に付いていけば大丈夫」と思ってもらえなければなりません。

やる気が起きない、成功するかどうか不安…。

そんな不安を抱えた部下の情熱を燃やしたいなら、まずは自らが圧倒的な成果を出すこと。

部下を導く実績もリーダーに必要となる要素でしょう。

部下を見る「眼」がある  

麃公は息絶える寸前、自らの盾を信に渡しました。

なぜ、大切な盾を渡した相手が他でもない信だったのか。

それは麃公が信を次世代の大将軍にふさわしい人材だと、自身の「眼」で判断したからに他なりません。

できる上司は、部下たちのこれまでの努力や成果を目で見て評価した上で、「この人」と思う部下に大切なプロジェクトを任せます。

このような、人を見る眼を養うことも、マネジメントにおいて大切な要素だと言えるでしょう。

まとめ | 麃公は現場に必ず必要な営業部長

麃公は函谷関の戦いで龐煖に討ち取られ、最後は信たちに秦国の未来を任せる形で物語から退場します。

最後まで己の情熱を燃やし続け、自らの命をかけて国を守り抜いた姿勢は、今を生きる私たちにも学びを与えてくれるのではないでしょうか?

麃公が現場に必要な営業部長と言えるのは、彼自身が最初にお手本を示すことで部下を鼓舞する役割を果たせる、唯一の人物だからです。

軍の兵士たちに麃公が慕われていたのは、部下の能力を的確に見抜き、時には重要な役割を任せるリーダーであったからこそでしょう。

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