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キングダム李牧に学ぶチームが成長する管理職の心得

「キングダム」は週刊少年ヤングジャンプにて2006年より掲載されている、原泰久さんによる漫画作品です。

アニメ化や実写化もされており、大人にも読まれる人気漫画のひとつとなっています。

登場人物のひとりである趙国の将「李牧」は主人公「信」に立ちはだかる強大な敵。

信が超えなければならない壁として、物語の中で大きな役割を果たしています。

本記事では優れた名武将「李牧」から、指導者に必要なマネジメントを学びたいと思います。

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キングダムとは?

※本記事はネタバレを含みます。

原泰久先生による週刊ヤングジャンプで連載中の作品「キングダム」は、2019年4月に実写映画化されたほどの人気漫画です。

物語の舞台は中国の「春秋・戦国時代」末期。中国が7つに分断していた時期の、「秦」という国で田舎暮らしをしている下僕の少年「信」が、本作品の主人公です。

後に信は中華を統一する野望を掲げた秦国の大王「嬴政」と共に、各国の軍と戦を繰り広げる日々を送るようになるのですが、そこで出会ったのが趙国の将「李牧」でした。

キングダムはなぜ日本でヒットしたのか?

キングダムのヒットの理由は、主人公である信が仲間たちと共に戦場を駆け巡る中で生まれる「絆」や「葛藤」など、心に響くシーンがたくさん詰まっているからです。

加えて、「戦国の七雄」と呼ばれる大胆かつ多彩な国の奪い合いが、作品の読者を惹きつける要因にもなっています。

作品では七国同士の争いだけでなく「愛」や「別れ」といったヒューマンドラマも、多くの人の感動を誘っています。

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できる策士だが人間味のある李牧

今回キングダムの数あるキャラの中で、李牧を取り上げた理由は以下2点です。

  • 戦略系のマーケターとして非常に優れている
  • さまざまなキャラの中でもより人間味が感じられる

ここから、キングダムの中で群を抜く「切れ者」と呼ばれる李牧を、マネジメントの視点で紐解いていきます。

趙の宰相:李牧とは?【ネタバレあり】

所属
性別男性
声優森川智之

李牧は秦国と敵対する六大国の内の「趙」を代表する武将。元は趙の北方に位置する小国の長官でもあった彼は、ずば抜けた戦略術を持ち、信にとってまさに「最大の脅威」と言える人物です。

物語では秦国を攻めるため「合従軍」という大規模な軍を結成し、信たちと戦いますがその後敗戦。この責任を取らされ、一時は左遷されていた時期があります。

史実:李牧は実在したのか

司馬遷の「史記」によると、李牧は「守戦の名将」と記されるほど戦略戦に長けた人物だったようです。

紀元前229年に秦国の王が軍を率いて趙を侵攻した際には「李牧は司馬尚と手を組み秦軍を迎え討った」という記述があります。

キングダムを見てみると、作中で李牧が趙軍の指揮をとり、司馬尚と結託し秦軍との戦いに挑むシーンが描かれています。

以上のことから、李牧は確かに中華の歴史上に実在した人物であると言えるでしょう。

趙における李牧の役割 

そんな李牧の趙国におけるポジションは「宰相」という役割です。宰相というのは、古代中国において「天子」を助けて政治を行った「官職の名」を意味します。現代風に訳すと総理大臣のような役割です。

  • 趙の司令塔として敵国の軍との攻防戦を指揮する
  • 知略型という自身の才能を活かし兵たちに適切な指示を与える
  • 趙の北方の軍長官として匈奴などの騎馬民族から国を守る

作中で李牧は、趙に侵略してきた各国の敵軍に対し、徹底した防衛戦を展開。何度も趙の危機を救っています。

彼は戦国時代で活躍する将としては珍しく、自らが先頭に立って軍を鼓舞するというより、兵士たちの背後から指示を与え軍を動かす、という監督のようなポジションを担っていました。

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李牧の戦略的なエピソード

ここからは、李牧が作中で「戦略的」に優れていることがわかるエピソードをいくつかご紹介します。その理由は主に以下の3つです。

  • 王騎将軍を戦略的に追い込む
  • 合従軍を招集、函谷関の戦いを引き起こす
  • 麃公将軍を出し抜く

それぞれわかりやすく解説します。

王騎将軍を戦略的に追い込む 

「馬陽の戦い」と呼ばれるこのシーンで、信は王騎と共に秦を防衛するため、李牧率いる趙軍と対峙することになります。

そしてこの時、趙の軍の総大将を務めていたのが「龐煖」でした。龐煖はある夜、信たちが休んでいた野営地に突然姿を現し、秦の兵たちを一気に蹴散らした後、すぐに逃走を図ります。

動揺した秦軍はすぐさま龐煖の後を追いますが、信たちが追う龐煖はこの時「影武者」だったのです。これに気づいた王騎ですが、既に周りは趙軍によって包囲され、深追いした秦軍は李牧の戦略に見事ハマる結果となるのでした。

龐煖という「エサ」を利用し本命である王騎を誘き寄せるシーンを見ると、いかに李牧の戦略が優れていたかが伺えるでしょう。

合従軍を招集、函谷関の戦いを引き起こす

「合従軍」とは李牧によって結成された秦を除く6国からなる「連合軍」のことです。

物語の序盤で李牧はまず「楚」の国の宰相である「春申君」と手を組んで合従軍を編成。そのまま秦の心臓部である函谷関を攻めます。

この時、信は麃公将軍の軍に配属され、共に迫り来る敵軍と戦い、函谷関を命懸けで守り抜くのでした。

ここで重要なのが、李牧は秦というたった1国を攻めるために、なぜわざわざ合従軍という大規模な軍を結成したのか?という点です。

それはつまり、秦という国が将来必ず他国にとって「一番の脅威」となりうる。そう判断した李牧の戦略思考が優れていたからに違いありません。

麃公将軍を出し抜く

李牧率いる合従軍に対抗するべく、麃公将軍の元で函谷関を防衛していた信。この時、戦局は意外にも秦軍有利の状況に傾いていました。

そんな中、冷静な李牧は不利な状況に陥っても焦ることはありません。彼はまず、合従軍の各部隊を数千人規模にわけた後、函谷関の「南道ルート」を侵攻するという戦略を立てるのです。

ここでのポイントは、李牧は「誰も予想だにしない発想」から函谷関を攻めたということです。李牧のこの作戦は当初、秦軍そして合従軍の兵たちにさえ知らされていない、まさに「極秘作戦」だったのです。

この時、麃公だけがいち早く李牧の思惑に気づき騎馬隊の後を追いますが、結果的に麃公は李牧に出し抜かれた形になりました。

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漫画「キングダム」から学ぶ李牧のマネジメント方法

ここからは、キングダムから学べる李牧のマネジメント方法についてご紹介します。その方法は以下の3つです。

  • 有限の資源で敵と戦う
  • 変えられないものに期待しない
  • 部下の特性を見抜き適材適所する姿勢

それぞれわかりやすく解説します。

【李牧のマネジメント①】有限の資源で敵と戦う

李牧のマネジメント適性は有限の資源で敵と戦うところにあります。周りを敵軍に包囲され、圧倒的に数が不利な状況下でも、李牧は冷静さを失うことなく戦略を練り続けました。

マネジメント職の仕事は、初めは与えられた環境・状況の中で仕事を進めていかなくてはなりません。足りない要素は他で補い、限られた資源の中でいかにタスクをこなしていくかが、マネジメントでは重要です

ライバルに差をつけるには、運営方針をどう切り替えるべきか?そういった考え方も、マネジメントにおいて必要です。

【李牧のマネジメント②】変えられないものに期待しない

作中で秦軍が趙の喉元である「鄴」を侵攻した時のこと、当時の趙王「悼襄王」は首都「邯鄲」に配属する兵を「鄴」に送ることを拒みました。

趙王の自分勝手な判断に対しても、李牧はこの時「自分にできることは何か」を考え抜いたのです。その後、李牧は趙王には頼らず、自らの判断で趙軍に指示を与え、秦軍と戦い抜きました。

マネジメントにおいて欠かせないのは「変えられないものに期待しない」という考え方にあります。変えられないなら、「自分」が変えればいいだけのこと。

李牧のマネジメント精神が優れていることがよくわかる発想です。

【李牧のマネジメント③】部下の特性を見抜き適材適所する姿勢

「黒曜の戦い」において、李牧は迫り来る秦軍に対抗するべく、趙軍の指揮官を「慶舎」に任せました。

ここでの李牧の「本能型の武将で私が最も恐ろしいのは彼です。」という発言からもわかるように、李牧は慶舎の「本能型」という特性をいち早く見抜いていたからこそ、彼に軍の指揮権を預けたのです。

李牧の適材適所する姿勢は、マネジメント職において重要です。仕事を部下に任せる際、部下の得意・不得意にそぐわない采配をしてしまうと、むしろ業務効率は悪化してしまいます。

部下の特徴をよく理解し、それぞれに適した人材を現地に送り込む能力も、マネジメント職には必要です。

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李牧が経営者から支持されることがわかる名言

次に、李牧が経営者として支持される理由がわかる名言をご紹介します。名言は以下の3つです。

  • 無意味な死だけは絶対に許しません
  • 王翦(おうせん)、あなたはこの中にいるすべての人たちの中で一番愚かだ
  • 本当ならあなたのような王に仕えたかった

それぞれわかりやすく解説します。

無意味な死だけは絶対に許しません  

「馬陽の戦い」にて、致命傷を負った秦国の六大将軍「王騎」を信が連れて逃走する際、李牧が信たちに放った言葉です。

この時の李牧の目的はあくまで「王騎の死」。既に勝負はついているのに、これ以上無意味な戦いを続けて血を流しても、その先に未来などない。

経営者にとって大切なのは「引き際」を見極め、合理的な判断をすることです。

利益が出ないとわかっているにもかかわらず、深追いすることは合理性に欠けます。

李牧が経営者に支持されることがよくわかる名言です。

王翦(おうせん)、あなたはこの中にいるすべての人たちの中で一番愚かだ 

趙を侵攻する秦軍の総大将「王翦」に対して李牧が放った言葉です。

この時、翦は「上に立つ者共がバカの集団であれば、それだけで国は亡ぶ」と、自分勝手な趙国の王「悼襄王」のことを「愚王」だと罵ります。

そして王翦は李牧を「王」側に取り込もうとしますが、李牧はあくまで祖国に命を預ける趙の人間です。いくら国の王が愚かであっても、国を裏切るような行為は決してしません。

裏切りこそもっとも愚かであり、自分はそんなことはしない、と自信を持って言える強さは、企業を率いる経営者にとっても重要です。

本当ならあなたのような王に仕えたかった

自分のことしか考えない趙王に対して落胆した李牧が政に対しつぶやいた言葉です。計画性のないだらしない上司よりも、部下思いで向上心に燃える上司と一緒に働きたい…。そう思う気持ちは部下としては当たり前のことでしょう。

本来なら、マネジメント層としてこのような発言をすれば、上からの反感を買うのは目に見えています。しかし、上の命令にただ従っているだけでは、自分の思い描いたビジョンを実現させることなど不可能です。

マネジメント層なら、時には真っ直ぐな自分の気持ちを相手に伝え、自己表現することも大切です。このような、李牧の人間味溢れる性格が感じられる要素も、経営者から支持される理由だと言えるでしょう。

李牧から学ぶ管理職としての心得

最後に、今を生きる私たちが李牧から学べる管理職としての心得をご紹介します。心得は以下の3つです。

  • 部下の性質を見極め指導する
  • 時には部下に弱音を吐くことも必要
  • 個でなく集団で戦う

それぞれわかりやすく解説します。

部下の性質を見極め指導する  

作中で李牧は、常に趙軍1人1人の兵たちの性質を見極め、的確な指導を行なっていました。

李牧のように、率先して上司自らが部下を教育し、部下の得意・不得意分野を見極め、その後は個人に合った能力で仕事を部下に割り振る。こういった技量は、管理職として必要な要素です。

そのために、部下とのコミュニケーションを日々とりながら、部下が成長すれば自身は一線を引いて部下を見守るといった器量の良さも管理職に欠かせません。

時には部下に弱音を吐くことも必要

秦による侵攻で趙が追い詰められていくこの場面で、李牧は部下であるカイネに対して「ちょっと疲れましたね。」とらしくない弱音を吐きました。

この時見た李牧の弱々しい背中に、カイネの胸は思わず熱くなり、李牧を慕う気持ちがより一層高まるのでした。

このように、上司がたまに弱音を吐くことで、それが部下のやる気や向上心に火を付けるきっかけとなるのです。自分の弱さを相手に知ってもらうことも、上司として必要な要素でしょう。

個でなく集団で戦う

李牧は秦軍と戦う上で、自身の「個」の力だけで敵と戦うことは考えておらず、必ず趙軍全体の「集団」の力で秦を倒そうと奔走していました。

管理職において、自分1人だけでこなせる仕事には限界があります。

自分が苦手とする役割や手が回らないような仕事は、組織の人間と協力し助け合いながらこなしていく。そうした仲間との「連携」が大切だという心得を、李牧は教えてくれます。

集団を活用する戦略は、結果として個の力を効率的に活用することであり、集団としての力を最大限発揮することとなります。これも、管理職として重要な心得です。

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深読み:李牧はこの先どうなる?

「史記」によると、秦との戦いで最後まで抵抗を続けていた李牧ですが、最後は趙王「幽繆王」によって殺害された、と記されています。

この史実に基づくと、趙との戦いで不利な戦局に陥った秦軍が、趙王と李牧を仲違いさせるため、幽繆王に虚偽の情報を与える、という説が有力です。

例えば、「李牧が趙で反乱を企てている」という趣旨の情報が、もし趙王の耳に入ったとしたら…。配下の反乱を恐れた幽繆王は、李牧をこのまま生かそうとは思わないはずです。

李牧は趙王によって殺害され、その後は趙国も秦軍によって滅ぼされる運命を辿るのやもしれません。

まとめ | 優れた指導者が組織を導く

キングダムにおいて、李牧は間違いなく中国一、知略に優れた男でした。部下に対する気遣いや人間の本質を見抜き課題に対処する姿勢は、今を生きる私たちにも学びを与えてくれたのではないでしょうか。

組織のリーダーである李牧が皆に慕われていたのは、部下を適切にマネジメントし、国の将来を導くリーダーであったからこそでしょう。

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