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【スラムダンク】アニメに学ぶマーケティング戦略と経営者の心構え

スラムダンクから学ぶマーケティング戦略

井上雄彦による大ヒット少年漫画『スラムダンク』は、1990年から連載が始まってから累計発行部数は1億2000万部を超えています。

そして2022年には最新映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開されたことも話題になりました。

『スラムダンク』は高校バスケを題材にしながら、キャラクターたちの人間的成長を楽しめることも人気の1つです。

本記事では、近年再び注目を集める『スラムダンク』のプロモーション成功事例に見るマーケティング戦略を解説していきます。

また作中に登場する名言をビジネスシーンに照らし合わせて、経営者にあるべき心構えについても紹介します。

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『スラムダンク』シリーズのあらすじ

中学時代に50人の女生徒に失恋した男、桜木花道が『スラムダンク』シリーズの主人公です。

彼は50人目の女の子にふられた際「バスケット部の小田君が好き」と言われたことで、バスケットという言葉がトラウマになってしまいました。

高校へ進学後、花道は廊下で声をかけられた赤木晴子に一目ぼれし、彼女に言われるがままバスケットボール部へ入部します。

花道はあれだけ毛嫌いしていたバスケの楽しさに気づき、周囲も驚くスピードで成長を遂げていくのでした。

関連記事:【スラムダンク】桜木花道は優秀なリーダー!マネージャーが知っておきたい優秀な問題児の特徴と扱い方

映画化までのアニメの変遷

1990年に週刊少年ジャンプで『スラムダンク』の連載が始まりました。

ただのスポ根漫画ではなく、深く考えさせられる物語が当時の少年・少女たちの心を掴みジャンプを代表する大ヒット作品へと駆け上がっていきました。

また1993年にはTVアニメがスタートし、大黒摩季やZARDなど有名歌手の主題歌と共に人気は不動のものになります。

そして約30年ぶりとなる2022年、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公開が発表されました。

迎えた公開初日から驚きの動員数を叩き出した結果、国内観客動員数は1,000万人以上、興行収入は147億を超えて(7/9時点)歴代ベスト15位にランクインしています。

『スラムダンク』人気を再燃させた4つのマーケティング戦略

なぜ2022年に公開されたシリーズ最新作映画『THE FIRST SLAM DUNK』は大きな話題になったのでしょうか。

ここからは『スラムダンク』が約30年ぶりの映画化を成功させる鍵になった、4つのマーケティング戦略を順に解説します。

  • 関心を引くプロモーション術
  • うまく活用されたSNSの拡散力
  • 近年のトレンドとマッチした作風
  • 往年からのファンも人気を後押し

関心を引くプロモーション術

『スラムダンク』の新作映画プロモーションは、これまでのセオリーから考えられない異例な方法がとられました。

本作の新作映画が公開されると発表されてから、予告編映像や作品のあらすじ、声優陣などのほとんどが伏せられていました。

つまりメディアも事前に作品を紹介する情報が手に入らず、公開前には批判的な記事も度々みられています。

しかし、秘密主義ともとれるプロモーション術のおかげで『THE FIRST SLAM DUNK』はさまざまな考察が飛び交い、見事に観客が公開を待ちわびる状況を作り上げました。

じらしやサプライズを巧みに使って、メディアやファンを一種の飢餓状態にさせることで、作品のプロモーションに成功した事例です。

うまく活用されたSNSの拡散力

『スラムダンク』のTVアニメ版オープニングでは、鎌倉市にある江の島電鉄のある踏切が登場します。

海を背景に電車が通過する景色が美しく、当時からファンの間でひそかに聖地として親しまれていました。

しかし、若者を中心に幅広い層がSNSを当たり前のように使う今『THE FIRST SLAM DUNK』公開を受け、話題の場所を一目見ようと聖地に人々が殺到しています。

なかでも中国・韓国など、海外観光客が踏切を訪れてSNSで拡散するケースが多く、映画と併せて大きな話題の場所になりました。

近年のトレンドとマッチした作風

『スラムダンク』に登場するキャラクターたちは個性的なヘアスタイルにポップなファッションなど、連載当時から少年漫画の中でもトレンドを押さえた作品といわれていました。

そして平成から令和へと移り変わり、2023年には平成レトロが若者を中心にブームになっています。

令和の若者の流行・カルチャーにうまく乗ったタイミングでの公開であったことも、映画の成功につながったといえるでしょう。

『スラムダンク』は平成に一世を風靡した作品であり、当時を知らない世代が興味を示さずにはいられないのかもしれません。

往年からのファンも人気を後押し

漫画・TVアニメの頃の『スラムダンク』を知る40~50代のファンも、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の人気を後押ししたと考えられます。

作品自体が原作ファンの期待を裏切らないクオリティに仕上がっていたことで、満足したファンたちがこぞってSNSで高評価を拡散するパターンです。

古くからのファンの意見は比較的信頼度の高く、これまで興味を示さなかった層に影響を与えました。

また、親世代のファンが自分の子に勧めて一緒に見に行くケースも多く見られました。

関連記事:【顧客を離さない】「ファンベースマーケティング」とは?「パレートの法則」との関係も徹底解説!

『スラムダンク』名言から学ぶ経営者の心構え

『スラムダンク』には、胸が熱くなる数多くの名言が登場するのは有名です。

ここからはビジネスシーンになぞらえて、経営者の心構えに関わる3つの名言を順に紹介します。

  • 名言1「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
  • 名言2「お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ」
  • 名言3「リバウンドを制する者は試合を制す」

名言1「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

『スラムダンク』の名言といえば、まず押さえておきたいのが「あきらめたらそこで試合終了ですよ」です。

原作を読んだことのない方でも聞き覚えがあるのではないでしょうか。

湘北高校のバスケットボール部顧問・安西先生が、とある試合中に発した言葉です。

スポーツの世界だけでなく何事も、未来が見える人はいません。

バスケットボールは試合終了のブザーが鳴るまで、勝ち負けが決まらないからこそ、多くの人を魅了しています。

つまり途中で諦めてしまうほどもったいないことはなく、自分で未来を勝手に見限って諦めてはいけません。

経営においても、希望を持って挑戦できるチームを作るために、忘れてはいけない言葉です。

関連記事:【スラムダンク】安西先生が教えてくれる、優秀な指導者たりえる要素

名言2「お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ」

『スラムダンク』で数々の名言を生み出した安西先生が、将来有望といわれていた若手選手に対して言い放ったのが「お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ」です。

たとえどれだけ優れた選手がいたとしても、バスケットボールはチームで戦う競技です。

個人が実力におごりワンマンショーになってしまっては、全体の戦力低下やチームの崩壊を招きます。

経営者の立場であっても、メンバーへの感謝を忘れずに謙虚な気持ちを持ち続けることで、会社全体の士気を上げられるでしょう。

名言3「リバウンドを制する者は試合を制す」

「リバウンドを制する者は試合を制す」は、湘北高校のバスケットボール部キャプテンの赤木が主人公に放った言葉です。

そもそもバスケットボールでいう”リバウンド”とは、シュートが外れたボールを対戦相手よりも早く奪う動作をいいます。

物事を深く考えすぎたり、あれもこれもと手を出したりしたところで、結局全てが中途半端になる可能性はきわめて高いといえるでしょう。

なにか1つのことに集中して極めた方が、結果的に成功につながる、という教訓を与えてくれる『スラムダンク』を代表する名言です。

関連記事:【スラムダンク】湘北キャプテン・赤木剛憲が超優秀なリーダーである理由をリーダーシップ論から解説

まとめ|『スラムダンク』は経営術・組織戦略が学べる

『スラムダンク』はバスケットボールに打ち込む高校生の物語でありながら、大人の心にも刺さるシーンが数多くあります。

特に目標に向かって打ち込むキャラクターたちの姿は、ビジネスシーンにおいても参考にしたいものばかりです。

スポーツもビジネスも、「努力」と「感謝」がなにより大切なことに違いはありません。

『スラムダンク』が実践したマーケティングや名言の中から自社の状況にマッチしたものを1つ実践に移し、カンフル剤として活用してみてはいかがでしょうか。

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