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理不尽な人とは?理不尽な上司の5つの特徴や対処法を解説!

あなたは理不尽な思いをしたことはありますか?

おそらく人間、生きていれば一度は理不尽な思いをしたことがあるのではないでしょうか。会社の上司、夫や妻、両親、友人など、周囲にいる人から、一度は理不尽な扱いを受けたことがあるのではないでしょうか。

最初に明言しておくと「理不尽に耐え続ける」ことは成長にほとんどつながりません。ある程度の理不尽に耐えることなら良いかもしれませんが、理不尽がはびこる環境に身を置き続けることは、ただ精神を疲弊させるだけです。

今回の記事では、この「理不尽」にスポットを当てて、理不尽な人の特徴やその対処法について解説します。

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そもそも理不尽とは

そもそも理不尽とは

理不尽はその字の通り「理に合わないこと」です。道理から外れた振る舞いや態度・やり方を指して言われることが多いです。類語としては「無茶苦茶」というような言葉があります。

例えば接客業では、まさに「理不尽な」クレームが日常茶飯事です。書店を例にとってみると、「このお店で買ったものだが、醤油をこぼしてしまったので新品に交換してほしい」というお願いが来たとします。こちらが欠陥のある商品を販売していたのならまだしも、客が自分で汚したものを店側がわざわざ交換するのは道理に合いません。こうした時に、「理不尽な客だ」という言葉を使います。

会社の上司の例も見てみましょう。例えば感情の起伏が激しい人間が上司の場合、部下のちょっとしたミスで烈火の如く怒り、怒鳴りつける場面があります。上司であれば本来はミスを確認し、どうしてミスをしたのかを明らかにし、再発防止に努めなければなりません。怒りに任せて怒鳴るだけの上司を、「理不尽な」上司と呼びます。

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理不尽には耐えるべきか?

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それではそんな理不尽に対してどうすれば良いのでしょうか?理不尽に耐えることは正しいのでしょうか。この章では「理不尽に耐え続けることの是非」について見ていきます。

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理不尽に耐えることは成長につながらない

冒頭でも少し触れた通り、理不尽に耐え続けることは成長につながりません。誤解のされないように加えておくと、「理不尽はすべて悪であり、理不尽なことがあればすべてを投げ出してもいい」というわけではありません。

人間生きていれば「理不尽」に出くわすことはしょっちゅうあります。「理不尽な思いをした」からと言っていちいちすべてを投げ出していては、状況はまったく改善されません。それどころか自分の人生を悪化させる恐れさえあります。

しかしながら「理不尽」を当たり前のものとし、その環境に身を置き続けることも悪手です。理不尽な人間は基本的に「周囲に甘えている」ため、理不尽が許される相手には理不尽なことをし続けます。そんな状況下で成長することはできません。

成長につながるためには、「自分が成長できる環境を模索する」ことが何よりも重要です。今の環境はただあなたが「選んだ環境」に過ぎず、新しい環境を選び直すこともできます。「理不尽に耐える」以外の成長の方法を模索しましょう。

心身の不調につながる場合は早めに対処しよう

理不尽に耐えることによって、心身に不調を来してしまう人もいます。その場合はとにかく無理せず、仕事をしばらく休んだり心療内科にかかってみたりと、早めに対処しておくことが重要です。人間は一度壊れてしまうと、元に戻るのが本当に大変です。

昨今、ブラック企業での「長時間労働」の果てに倒れてしまう人は非常に多いです。心や身体は、不調に陥った時、必ず何らかのサインを発します。「理不尽な環境」に身を置き続ける必要はまったくありません。思い切って「人間関係のリセット」を考えてみるのも手でしょう。

この記事では、このように、「理不尽に耐え続ける必要はない」という立場で解説していきます。

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理不尽な人の5つの特徴

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それでは次に理不尽な人の特徴について見ていきましょう。「理不尽な人」には一定のパターンがあり、以下に紹介する特徴を備えていることが多いです。

余計な一言が多い

余計な一言が多い人は、同時に「理不尽な人間である」場合が多いです。余計な一言が多い人には2つのパターンがあり、

・無意識に余計な一言を言ってしまう
・意識的に余計な一言を言ってしまう

に大別されます。余計な一言は本来「言わなくていいこと」「言うべきでないこと」であって、それをわざわざ言ってしまう人は要注意です。

無意識に余計な一言を言ってしまう人は、人の気持ちを考えられない人が多く、「自分は理不尽なことをしているつもりはないが、他の人から見たら理不尽なことをしている人」に分類できます。

意識的に余計な一言を言ってしまう人は、単に嫌がらせでやっている場合が大半で、「自分は理不尽なことをしている」という自覚を持ちながら理不尽な振る舞いをしてきます。注意したいのは特にこのタイプでしょう。

機嫌が悪いと態度が変わる

機嫌が悪いと態度が変わる人も、「理不尽」な人である場合が多いです。「機嫌が悪いと態度が変わる」ということは、要するに「感情の起伏が激しく自分で制御をすることができない」人なのです。ちょっとしたことでイライラするような人には十分注意しましょう。

また「機嫌が悪いと態度が変わる」人は、得てしてモノやヒトに八つ当たりをしがちです。そしてここで注意したいのは「その人の標的にならないこと」です。皆さんの職場には、「すぐに怒る人」と「毎回その人に怒りをぶつけられる人」はいませんか?

特にその人が悪いことをしたわけでもないのに、「すぐに怒る人」は毎回その人に八つ当たりをします。これは「この人間になら何をしてもいい」と思われているからで、要するに「なめられている」わけです。「サンドバッグにしても良い人」という判定を受けないように、普段からしっかりと立ち回っておくことが重要です。

言うことがよく変わる

「言うことがよく変わる」人も、「理不尽」な人である場合が多いです。言うことがよく変わるというのは、要するに「自分の発言の一貫性」を気にしないということで、もっと突っ込んだ言い方をすれば「道理」を気にしない人です。

こうした人間は「感情をそのままぶつけてくる」タイプではないですが、言うことがころころと変わり、しばしば無理難題を押し付けてきます。怒鳴りつけられたり暴力を振るわれたりするよりはマシかもしれませんが、こうした「理不尽さ」に耐えていくのも至難のわざです。

発言に一貫性がない人、すぐに嘘をつくような人は、ゆっくりと付き合ってみないと「危険人物」に認定することが難しいタイプです。十分注意しましょう。

自分が悪くても、人のせいにする

何でもかんでも人のせいにする人間にも要注意です。これはそのまま「理不尽な発言」へと繋がります。上司のミスなのに、無理やり部下のせいにするという人間は多いです。こうした人間は極めて「他責的」で、自分で責任を取ろうとしない傾向にあります。

そんな人間がどうして偉い立場になっているのかは不明ですが、重要なポジションにいる人間でも、「何でもかんでも人のせい」というスタンスをとるケースは少なくありません。そもそも「人間的に優れているから昇進する」とも限らないのが会社です。

日常的にストレスを溜めている

「日常的にストレスを溜めている」人も、理不尽な要求や振る舞いをしてくることがあります。上4つに比べれば少し同情の余地もありますが、「理不尽」なことに変わりはないので注意が必要です。

「日常的にストレスを溜めている」人は、その人自身がどこかで理不尽な思いをしている場合も多いです。「自分がこんなに苦労したんだから、お前もそれくらい苦労しろ」と考えるタイプでもあります。つまり理不尽の連鎖が起こっているわけです。

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理不尽な人への5つの対処法

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ここまで理不尽な人の特徴を見てきました。それではそんな理不尽な人と出会ってしまった場合は一体どうすれば良いのでしょうか。この章では理不尽な人への5つの対処法を見ていきます。

気にしない

理想的なのが「気にしない」ということです。道端で出会った人に理不尽なことをされた場合は、一瞬不快にはなりますが、もう一生関わらないという選択肢を取ることができます。しかし職場の上司や取引先の人の場合、そう簡単に関係を経つことはできません。

そこで一番手っ取り早い方法は「気にしない」ことです。「気にしない」というマインドを持つために重要なことは、「自分が理不尽な目に遭っている」この状況を俯瞰的にとらえ、相手に憐みの感情を持ってあげることです。

「この人はこんなにイライラしていて可哀想な人だ」「この人は何でもかんでも人のせいにしていて可哀想な人だ」「この人は発言に一貫性がなくて可哀想な人だ」と思うことによって、相手と自分の間に精神的な壁を作ることができます。

「気にしない」ことができないというのは、結局相手の存在に執着してしまっているということです。相手の存在を心の中で軽んじることによって、段々と自分にとって無関心の存在にすることができます。

冷静に反論する

「反論する」というのも、多少のリスクはありますが、対処法としてはなしではありません。「上司に対して反論をするのは少し難しい」と感じる人も多いかもしれませんが、部下に反論をされると意外と面食らってしまうものです。

接客業などの理不尽なクレームにおいては、平謝りせず、毅然と対応し続けることが効果的だったりすることもあります。結局クレーマーは、店員相手、要するに「弱い立場に置かれている人間」に対して気が大きくなっているだけなのです。

もちろん大事なことは「冷静に」反論することであって、こちらも感情的になってしまっては、相手と同じレベルに落ちるどころか状況が悪化する危険性があります。相手の「理不尽さ」をしっかりと言語化し、「やめてほしい」旨を簡潔に伝えるのが重要です。

しかし、反論するという手段は、相手をかなり選ぶ対処法です。気づかずに理不尽をしてしまうような人に対しては有効に働く場面があるかもしれませんが、わざと理不尽から振る舞いをしているような人にとっては無効です。

上司や同僚に相談する

これまで紹介した2つの方法はどちらかと言えば「強い人」におすすめの対処法ですが、すべての人が反論できたり、理不尽を気にせず生きていけるわけではありません。むしろ強く言えない人の方が多数派でしょう。そうした人におすすめなのが「相談」です。

理不尽な扱いに心を傷つけて、ずっとそれを一人で背負ってしまっては精神的に悪影響が出ます。「もう限界だ」ということになる前に、必ず同僚や上司に相談するようにしましょう。話すだけでも気持ちが幾分かやわらぐはずです。いわゆる「解放」のメソッドで、たまった鬱憤を少しだけ晴らすことができます。

もし理不尽な存在が上司だった場合は、できれば上司よりも偉い人に相談しましょう。上司よりも下の立場の人間に相談しても、相談相手にはなってくれるかもしれませんが、根本的な解決は期待できません。

そして上司と比較的仲の良い人に相談することは絶対に避けましょう。解決を図ることができないどころか、簡単に上司の耳に入ってしまいます。上司よりも遠い存在、なおかつ一定の地位を築いている人に相談をするのがベストです。

距離を取る

仕事の人間関係であれば若干難しいかもしれませんが、「距離を取る」というのも比較的有効な手段です。他の部署の人など、離れられるような存在であれば、下手に躊躇することなくすぐに距離を取ってしまいましょう。

しかし「距離を取る」と「無視をする」というのは微妙に違うので注意するようにしましょう。後者が明らかに人を蔑ろにするのに対して、前者は表面上友好を装いつつ、「深いところまでは突っ込まない」ということです。

明らかに無視をしてしまうと、相手もそのことに気がつき、理不尽なことや嫌がらせがエスカレートしてしまう危険性もあります。「無視をする」ではなく「距離を取る」ということをしっかり忘れないようにしましょう。

部署異動や転職をする

どうしようもない時の最終手段が「部署の異動」や「転職」です。これは「気にしない」や「距離を取る」という対処法の極地で、つまり環境を丸ごと変えてしまおうという試みになります。

部署が変われば理不尽な上司と関わることもありません。毎日のストレスから解放される可能性があります。それから転職をしたり、一旦仕事を辞めてしまうというのも、一応の解決策にはなるでしょう。

もちろん部署を異動してもまた同じ部署に配属になる可能性はありますし、転職をしても良い人に巡り合えない可能性もあります。そのリスクを考えながら、「他の選択肢にした方がいいのか、それとも辞めたほうがいいのか」を考えましょう。

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知らないうちに理不尽な人にならないために気をつけたいこと

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ここまでは理不尽な人への対処法を見ていきましたが、この記事を読んでいるあなたも知らないうちに「理不尽な人」になっている可能性があります。そこで最後に、理不尽な人にならないために意識すべきことを確認していきましょう。

相手の立場になって考える

相手の立場になって考えるのは「理不尽な人にならないための基本」です。理不尽にならないためというより、人生のどの場面においても重要になってくる営みですね。

理不尽な振る舞いをしてしまう人は、「これをしたら相手はどう思うだろう」という想像力が欠如しているケースが非常に多いです。なので、まずは、自分の行動ひとつひとつを精査し、「これをしたら相手はどう思うか」を常に想像しましょう。

感情的な発言をしない

感情的になってしまうことは誰にでもあります。一流のスポーツ選手でさえ、時には激昂してしまうほどですから、感情を完璧に抑えるということには無理があるでしょう。ただなるべく感情的な発言は控えるべきです。

人間は他人のネガティブな感情の発露を嫌います。例えば職場で怒鳴り声がしようものなら、一気にオフィスの空気が悪くなってしまいます。「泣く」場合も同様で、人前で泣きながら何かを訴えるような人を、他の人は冷たい目で見ています。

これは「相手の立場になって考える」ということに通じる話ですが、自分が感情的な発言をしてみんながどう感じるか、を常に想像しておくことが重要です。不用意に感情を撒き散らすことは、あなたに何のメリットももたらしません。

機嫌に左右されない

「感情的な発言をしない」とほとんど同じような話ですが、「機嫌に左右されない」というのも重要です。人間、どうしても機嫌の悪い一日があります。それはそれで良いのですが、実際に態度に出してしまうのはなるべく避けたいところです。

それから自分の一日をしっかりと振り返って「機嫌に左右された行動はなかったか」「機嫌に左右された言動はなかったか」を考えましょう。態度や言動に出てしまったのは仕方がないので、徐々に修正していくことを心がければ大丈夫です。

ストレスを溜めない

ストレスをなるべく溜めないことも重要です。ストレスが溜まってしまうと、自分のことに余裕がなくなってしまい、「他人の気持ちを推し量る余裕」も同時に失ってしまうからです。

日常を生きているとどうしてもストレスが溜まってしまいます。それを無闇に他人にぶつけたりはせず、どこかで発散できれば理想です。具体的にはレジャーの楽しみを見出してみたり、運動をしたり、何か夢中になれるものに没頭してみたりして、鬱屈した気持ちを「解放」していきましょう。

特にストレスを人にぶつけてしまうと、その人もまたストレスを溜めてしまい、また他の人にぶつけてしまうかもしれません。こうしてストレスの連鎖が起こり、理不尽の渦が発生してしまうのです。ストレスが溜まることはその人の責任ではないかもしれませんが、それを他の人にぶつけることは絶対にやめましょう。

自身の言動を定期的に振り返る

「自身の言動を定期的に振り返る」という「修正」的なメソッドも有効です。人間、そこまでよくできてはいません。どうしても感情的になってしまうし、それが言動にあらわれてしまう場合もあるでしょう。そこで重要になってくるのが「修正力」です。

毎日お風呂に入っている時でも良いですし、週末でも良いです。自分の言動を定期的に振り返りましょう。もちろん人間の記憶は薄れやすいものなので、毎日振り返ることが理想です。

そして理不尽な言動をぶつけてしまった相手には、なるべく後日に謝罪の意を示し、自分の非をしっかりと認めましょう。ここのアフターケアができるかどうかが、信頼関係を築いていけるかの分水嶺になります。

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まとめ 理不尽な人から身を守るために適切な対処を

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「理不尽」は世の中に溢れかえっています。生きていれば必ず「理不尽」にぶち当たり、対処を迫られるという場面がかならず出てくると思います。

そこでどう対処できるかによって、人生の充実度はまったく変わってくるでしょう。

また理不尽への対処と同時に、「自分が理不尽な人にならないための努力」も重要です。定期的に自分の行動や言動を振り返り、何か綻びがあればしっかりと修正していきましょう。

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