適切な目標設定とその先にある目標の達成は、企業において、チームにおいて、そして個人において重要な業務の1つです。
しかし、企業活動における目標や、目標達成の重要性を正しく把握していない経営層・管理層の方も少なくありません。
そこで本記事では、
- 目標を達成する方法
- 企業における目標達成の重要性
- 適切な目標設定の重要性
- 目標達成できる従業員に共通すること
などを解説していきます。
目次
企業において「目標」とはどのようなものか?
企業が活動する上では、かならず達成を目指している目標があります。
そして、その企業に属する従業員やチームにも、その目標とリンクした「目標」が存在します。
つまり企業活動においては、組織が掲げるこれらの目標に対して、全従業員が足並みを揃えて取り組むことが必須となります。
また、企業規模が大きくなるほど、企業における目標の重要性は高まります。
【企業】目標を達成する重要性
企業にとって目標を達成することの重要性とはどのようなものなのでしょうか?
ここでは、その重要性を見ていきましょう。
ビジョンの実現につながる
一般的に企業は、ビジョンを掲げています。
「現在行っている企業活動の先にどのような未来を実現したいのか?」「自社は将来的にどのようにあるべきなのか?」といった問いに答えるものがビジョンです。
つまり、実現したい未来や将来的な自社のあるべき姿などを掲げて、そのビジョンを実現するために設定するもの、これが企業活動における目標となります。
企業の存続につながる
しかし、それ以前に企業は売上や利益を上げて存続し続けなければなりません。
上場企業の場合は、株主や取引先、従業員など関わる利害関係者が膨大になります。
だからこそ、ビジョンだけではなく企業の存続のためにも、適切な目標設定とその達成が欠かせません。
関連記事:目標を達成する組織に必要なチームビルディングやマネジメントとは?
【個人】適切な目標設定の重要性
企業が掲げるビジョンを実現するための目標や、売上・利益を上げるための目標を達成するには、これらの目標にリンクした個人目標を適切に設定することが重要です。
ここでは、適切な目標設定が重要な理由を見ていきましょう。
効率的な目標達成が可能になる
1つ目の理由として「効率的に成果を上げることができること」が挙げられます。
例えば、メンバーや部下はリーダーや管理者が設定した目標を達成するために動きます。
しかしその目標設定が適切ではない場合、企業として掲げた目標に対しては間違った方向に進んでしまうことになります。
ここで適切な目標を設定できていれば、リソースの無駄遣いを避けて効率的に成果を上げられるようになるでしょう。
意欲を引き出すことができる
2つ目の理由は「意欲を引き出すことができる」ことです。
例えば、上司やリーダーが設定した目標があまりにも高い場合、部下やメンバーは目標達成のモチベーションをなくしてしまいます。低すぎる目標でも同様です。
しかし適切な目標設定ができれば、従業員に適度な緊張感を持たせることができ、意欲を引き出せるでしょう。
企業としての目標達成に寄与することができるのはもちろん、従業員自身の成長にもつながるでしょう。
関連記事:目標を数値化するメリットとは?方法やデメリットを解説
目標を達成する従業員の共通点とは
企業としては従業員が目標を達成することで、業績向上やビジョンの実現につなげたいはずです。
そこで、ここでは目標を達成する従業員に共通する特徴を見ていきましょう。
上昇志向が強い
上昇志向とは、より上を目指す姿勢や意識のことです。
例えば、「売上を伸ばしたい」「出世したい」といった高い目標を持つことなどが該当します。
このように上昇志向が強い人は、常に目的意識や目標を持って動いているため、自分がとる行動について、
- 「これは何のために行うのか?」
- 「これは目標達成に貢献するだろうか?」
といったように考えています。
これにより行動が目標からズレることが少なく、目標を達成しやすくなるのです。
適応力がある
適応力とは、環境の変化に対して適切に対応することができる能力です。
例えば計画の遂行途中で状況が変わり、計画の修正を余儀なくされた場合でも、一度立てた計画に執着せず冷静かつ迅速に計画を修正できます。
一方で完璧主義に陥ると、計画通りに進まなくなった際にモチベーションを失い、目標の達成を諦めてしまうことがあります。
創意工夫ができる
目標を達成する人は、常に創意工夫をしています。
初めに立てた計画通りに進んでいたとしても、その計画が完璧であることは稀です。
だからこそ、うまくいっていようと失敗しそうでも、常に「より良い方法はないか?」と考えて試行錯誤することが重要です。
こうしてさまざまな方法や工夫を試すことができる人は、当初設定した目標よりも高い目標を達成できる可能性が高くなります。
実行力がある
完璧な計画を立てることに集中したり、準備が整うのを待ってから着手したりする人は、目標を達成できない可能性があります。
なぜならビジネスにおいては基本的に、「完璧な計画」などなく、準備が整うこともないためです。
したがって、計画を立ててある程度の道筋がついたら、まずは動いてみる実行力が重要です。
このような思い切りがある人は、目標を達成する可能性が高いでしょう。
まとめ
従業員の目標達成に必要なものは、評価制度と目標設定との連動です。
社員の生産性が上がれば、会社の売り上げは必然的に大きくなります。
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