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目標を数値化するメリットとは?方法やデメリットを解説

目標を数値化するメリット

目標を数値化することにはいくつものメリットがあるため、多くの企業で行われています。

しかし、メリットがある一方でデメリットもあるので、どちらも正しく把握しておかなければなりません。

また、目標を数値化する際は適切に運用しなければ、組織目標やビジョンの達成にはつながらないでしょう。

そこで本記事では目標の数値化について、

  • 概要
  • メリット・デメリット
  • 方法やポイント
  • 数値化が困難な場合の数値

などを解説していきます。

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目標の数値化とは

目標の数値化とは、達成する目標について数値目標を設定することです。

例えば、下記のような場合は目標が曖昧で、達成できたかどうかが判断できないため、適切な目標とは言えません。

  • 業績を上げる
  • 売り上げを伸ばそう

したがって、このような目標は下記のように数値化することが望ましいです。

  • 1年以内に業績を◯%上げる
  • 売り上げの前年比◯%増を目指す

このように数値化することで、目標達成に向けて取り組んだ結果、「目標を達成できたか・できなかったか」を明確に判断することができます。

さらに、達成までの計画を立てやすいことや、達成を目指す過程で現時点の達成度合いがわかりやすいことなど、さまざまなメリットが期待できるのです。

関連記事:『数値化の鬼』で著者の私が伝えたかったこと【ベストセラーの生みの親・安藤広大が語る本当の意味】

目標を数値化するメリットとは

ここでは、目標を数値化するメリットを見ていきましょう。

とるべき行動が具体的で明確になる

1つ目のメリットは、とるべき行動が具体的で明確になることです。

例えば、目標が「売上を伸ばす」というように漠然としていたら、具体的になにを行えばいいのかがわからず動けなくなったり、闇雲に行動してしまったりしてしまいます。

しかし、売上だけではなく売上につながる「新規顧客獲得数」や「受注継続率」といった数字にできるものを設定することで、現在の課題が明らかになります。

そして、そこから明確に数値化した目標を設定することで、何に注力するべきかが明確になるのです。

軌道修正がしやすい

2つ目のメリットは、軌道修正がしやすいことです。

目標が数値として明確になっていれば、現時点でどの程度目標に近づいているのかが把握しやすくなります。

これにより、目標達成のために計画の見直しが必要かどうかがわかりやすく、迅速かつ柔軟に軌道修正ができます。

関連記事:プライドが邪魔をして軌道修正できない人はリーダー失格である

結果や過程に対する明確な評価が可能

3つ目のメリットは、結果や過程に対する明確な評価ができることです。

目標が数値化されていない場合、目標の達成・未達成の評価ができないため、公正で客観的な評価ができなくなってしまいます。

しかし、目標を数値化することで成績が良かった従業員と悪かった従業員が明確になり、客観的な評価が実現できるため、従業員が納得しやすいというメリットもあります。

モチベーションの維持・向上につながる

4つ目のメリットは、モチベーションの維持・向上につながることです。

現時点の達成率がわかることで、「あとどれくらい何を行えば達成できるか」が把握しやすいため、意欲を保ち続けやすくなります。

一方で、目標が曖昧でどこに向かうべきか・何をするべきかがわからなければ、やる気を引き出すことはできません。

指示が明確になる

5つ目のメリットは、指示が明確になることです。

例えば、部下が上司から指示を受ける際に「例の件だけど、なるべく早くお願い」と言われたとします。

しかし、この指示内容では部下は、「例の件? 何のことだろう。なるべく早くってことは、今週中でいいのかな」と曖昧なまま理解してしまう可能性があります。

一方で目標が数値として明確になっていれば「◯月◯日までに◯件の電話をかけよう」というように、明確で具体的な指示を出すことが可能です。

関連記事:【ストレス】指示があいまいな上司はチームを崩壊させる|具体例を交えて解説!

目標を数値化するデメリットとは

目標を数値化することには数々のメリットがあるため、「目標はとにかく数値化するべきだ」と考えてしまうケースがあります。

しかし、下記のようなデメリットがあるため「数値化する際は慎重に検討するべきだ」と考える人も少なくありません。

過剰な数値至上主義

1つ目のデメリットは、職場に過剰な数値至上主義が広まってしまうことです。

これにより、

  • 数値でしか従業員を評価しない
  • 数値目標を達成するためなら手段を問わない
  • 数字のためなら他の従業員に迷惑をかけても構わない

といった事態に陥る可能性があります。

このような傾向が強くなると、従業員や取引先から信頼を失う危険性が高くなってしまうでしょう。

数値化していない指標や要素への無関心

2つ目のデメリットは、数値化していない指標や要素に対して関心がなくなってしまうことです。

人は数値目標として掲げられたものに対しては熱心に取り組みますが、その一方でそれ以外のことをあまり考えなくなってしまう傾向があります。

例えば、

  • テレアポ1日◯件
  • 1ヶ月◯冊の読書

という数値目標を掲げた場合、テレアポと読書に対しては熱心に取り組みます。

しかし、それ以外の「メンバーの手伝い」や「会議の内容」などの、目標以外の業務について関心を寄せなくなってしまう可能性が高いのです。

識学的視点:目標を数値化する上での注意点

目標を数値化するうえで忘れてはいけないのは、期限です。

例えば「100mを走り切りましょう」という目標は、数値化された目標ですが、いつまでに走り切ればいいのか、という要素が抜け落ちています。

本来、人が成長するうえで目標とのギャップを感じ、そのギャップを埋めるために行動するといったステップが必要です。

上記のような目標は、ギャップを見直す時間がなくなってしまうため、成長の機会を奪ってしまう目標となります。

まとめ:数字から逃げるな

数値は、平等な指標です。

近年では、パワハラ、モラハラといった問題が発生することがありますが、数字はただ事実を指し示すだけですので、こうした問題に発展するリスクが限りなく小さくなります。

また、目標を達成できなかった本人も、何をすれば不足を埋めることができるのかを明確にできるため、自身で納得しやすくなります。

部下の成長を思うからこその数値化。

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