テーマ:組織マネジメント
理論(コンセプト)名称:シンクロニシティ
提唱者:ジョセフ・ジャウォースキー ジェネロン・コンサルティング会長
時期:1996年に原書「Synchronicity: The Inner Path of Leadership」刊行
理論の紹介:
シンクロニシティとは、「二つ以上の出来事が、因果で説明ができなくても、意味深い形で偶然、同時に起こること」を指す一般名詞だが、ジョセフ・ジャウォースキーが、リーダーシップについて書いた著書のタイトルでもある。
ジャウォースキーは、偶然にしか見えない「シンクロニシティ」が、どうすれば組織やチームの中で「集団的に」起こるのか、どのようなリーダーシップがあれば「予測される奇蹟」が起こるのかを考えた。ロバート・K・グリーンリーフが提唱する「サーバント・リーダーシップ」を土台にし、さらに進化した形として、「シンクロニシティを呼び起こすリーダーシップ」を位置づけている。
中心にある考えは、人は「つながり合う宇宙」の一部であるというということ。全体を捉えるという意味ではシステム思考に近いが、よりそれを深めた考え方だといえる。
リーダーシップとは、特定の人が生まれ持った資質でもなく、立場でもなく、未来のつくり方を学ぶことによって、宇宙の一部である自らを通して世界を出現させるものだとしている。それを実現するために、リーダーがどうあるべきか、生きるべきかを説いた。
ジャウォースキーは、「宇宙」を司る4つの原理にたどり着いたとし、著書『シンクロニシティ』の増補改訂版でそれを記している。
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関連書籍リンク:
シンクロニシティ[増補改訂版] ― 未来をつくるリーダーシップ(ジョセフ・ジャウォースキー著)
http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2146
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B019NZJFYE/
源泉 ― 知を創造するリーダーシップ(ジョセフ・ジャウォースキー著)
http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2145
https://www.amazon.co.jp/dp/4862761453/