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【何がすごい?】イーロン・マスクとはどんな人?性格や経歴を解説!

  • 「2035年までに人類を火星に移住可能にする」
  • 「場所によっては自分の車を運転するのが違法になる日が来るだろう」
  • 「人類を救うために、インターネット、エネルギー、宇宙産業で大きな企業をつくる」

上記の言葉は、今回紹介するイーロン・マスクの言葉です。

イーロン・マスクを一言で表すなら「クレイジー」となるでしょう。

上記の言葉を見るだけでもマスク氏がいかにクレイジーであるかがわかるのではないでしょうか。彼はふざけて「火星に移住する」や「人類を救う」などという言葉を使っているわけではありません。

本気だからこそマスク氏はクレイジーなのです。

本記事ではイーロン・マスクの半生や、いかにクレイジーな人間であるかなどを解説していきます。

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イーロン・マスクとはどのような人物か?

イーロン・マスクは現在(2021年時点)50歳で、本名は「イーロン・リーヴ・マスク」といいます。

1971年に生まれた実業家でありエンジニア、そして投資家です。意外かもしれませんが、実はマスク氏が生まれたのはアメリカではなく南アフリカ共和国なのです。

宇宙開発企業である「スペースX」と、電気自動車企業の「テスラ」、そして「PayPal」の前身である「X.com」の創設者として有名ですよね。

また、2016年12月には、アメリカの経済誌「フォーブス誌」の世界で最も影響力のある人物ランキングで21位に選出されています。

さらに2019年には同誌の「アメリカで最も革新的なリーダー」ランキングでは、「Amazon.com」の創設者であるジェフ・ベゾス氏と並んで第1位の評価を受けています。

前人未到の個人資産3,000億ドル突破

お金持ちや億万長者としてイメージするのはビル・ゲイツ氏かもしれません。現在では、イーロン・マスクもビリオネアとしても有名ですが、その規模は桁外れです。

数ヶ月前のビル・ゲイツ氏の個人資産は1,240億ドル(およそ14兆3,000億円)で、イーロン・マスクの個人資産額は17兆2,143億円でした。しかし、長者番付の常連となっている企業トップは株式で資産を保有しているため、株価変動によって大きく変動しています。

その結果、マスク氏の保有資産は数ヶ月で倍増しており、その額は3,152億ドル(およそ36兆4,000億円)にも増加しました。個人資産で3,000億ドル超えはこれまで誰も成し遂げたことがなかったため、前人未到の領域と言えるでしょう。

トヨタ自動車の時価総額を上回る個人資産を持つ男

「個人資産額3,000億ドル」と言われても、数字が大きすぎて実感が湧きませんよね。ここでは、この数字の大きさを感じるために別の数字を見てみることにしましょう。

イーロン・マスクの凄さを最もわかりやすく言うならば、「トヨタ自動車の時価総額を上回る個人資産を持つ男」となります。トヨタ自動車といえば日本のみならず世界を代表する自動車メーカーであり、時価総額は34兆円を超えています。

しかし、イーロン・マスクの個人資産は先程も見たように36兆円以上なので、たった一人でトヨタ自動車を上回っているのです。

また3,000億ドルといえば、シンガポールやアラブ首長国連邦、フィンランドといった世界上位25%の国々における国家予算に匹敵する規模です。

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イーロン・マスクの半生

イーロン・マスクは南アフリカ人の技術者の父と、カナダ生まれのモデル・栄養士の母親のもとに南アフリカで生まれました。

10歳のときにはコンピュータを購入してプログラミングを独学しており、12歳では最初の商業ソフトウェアであるBlasterを販売しています。

マスク氏は自身の幼少期について「子供の頃は自分が何をやりたいかなんてよく分かっていませんでした。少し大きくなると『何かを発明するって、ちょっとかっこいいな』と思うようになりました」と語っています。

「実存の危機」に陥る

イーロン・マスクは、若い頃に「実存の危機に陥っていた」と明かしています。

どういうことかというと「自分の存在にどんな意味があるのか? 自分が存在することの意味は?」といったことを自問し続けていたのです。

その結果、マスク氏は「もし、世界中にある知識を結集して、進化させて、人間の意識の規模と領域を広げることができれば、もっと陣地が開けるのではないだろうか。そうすれば人間は自らの存在意義についても、正しい問いかけができるようになるはずだ」という結論に至りました。

スタンフォード大学の大学院を2日で退学

イーロン・マスクは、ペンシルベニア大学で物理学と経済学を専攻しています。

人間の意識の規模と領域を広げるために、地球と経済がどのような仕組みで動いているかを学ぶことがその目的でした。

その後、高エネルギー物理学を学ぶためにスタンフォード大学の大学院に進学しましたが、2日在籍しただけで退学してしまいました。その理由は、ちょうどその頃にインターネットが急速に普及し始めており、インターネットの世界に飛び込むことを決意したためです。

ちなみに、イギリスのタイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)による、2022年最新世界大学ランキングによると、マスク氏が入学したペンシルベニア大学は13位にランクインしており、スタンフォード大学は第4位にランクインしているため、どちらも世界屈指の名門校といえます。

PayPalの創業

大学院を退学したイーロン・マスクはインターネットビジネスの世界に飛び込みますが、そこで成功させたのが「PayPal」です。マスク氏はPayPalを「全ての金融サービスをまとめて提供する場」にしようと考えていました。

また、バラバラに提供されている金融サービスをシームレスに統合することで、ユーザーにとって便利なサイトになると確信していたのです。そしてPayPal社は2002年にeBayに買収され、マスク氏は1億8,000万ドル(およそ200億円)を手にしました。

テスラの創業

イーロン・マスクはPayPalの次にどんな事業を立ち上げるべきかを考えるために、「人類の未来に最も大きく影響しそうな問題は何だろうか」と自問しました。

そこで最初に思いついたことが、エネルギー問題を解決するためのビジネスでした。現在、地球が抱える最も大きな問題は、持続可能なエネルギーをどのようにして確保するかにあります。

マスク氏は、このエネルギー問題を今世紀中に解決しなければ、人類は困難な状況に立たされると確信しました。そして、このアイデアから生まれたのが「テスラモーターズ」です。

スペースXの創業

そしてもう一つ、マスク氏は「人類が地球外に居住地を確保するのに貢献するビジネス」に挑戦しようと考えました。彼は、将来的に人類が複数の惑星で生活するようになるには、今、自分たちは何をするべきかを考えたといいます。

その結果、生まれたのがマスク氏のもう一つの代表的な企業である「スペースX」です。

イーロン・マスクの象徴的なエピソード

ここまで見てきたように、イーロン・マスクはPayPal、テスラ、スペースXなどの世界的な企業を立て続けに設立し続けてきました。

ここからはマスク氏の人物像がわかる象徴的なエピソードを紹介していきます。

  • ロシアでICBM(大陸間弾道ミサイル)を買おうとする
  • 知識がない状態からロケットを開発する

それでは1つずつ解説していきます。

ロシアでICBM(大陸間弾道ミサイル)を買おうとする

イーロン・マスクのクレイジーさを象徴するエピソードの一つに、ロシアでICBM(大陸間弾道ミサイル)を買おうとしたものがあります。結果的には買うことはできませんでしたが、マスク氏は本気でICBMを購入しようとしていました。

ミサイル購入の背景には、スペースXの宇宙ビジネスがありました。

スペースXで宇宙ビジネスをするには、自分の力だけではロケット開発はできないと感じていたようで、「さすがの私もそこまでクレイジーではない」と語っています。

そこで彼は、ロシアでICBMの中古再生品を買えないか検討したのです。

それが当時、マスク氏が買えるなかでは最も値段の安いロケットだったと語っていますが、ロシア側が提示した金額がミサイル一機2,000万ドル(およそ21億円)という法外な価格だったため、ミサイルの購入は断念しています。

知識がない状態からロケットを開発する

ICBMが買えなかったイーロン・マスクは、自分でロケットをつくるのは無理だと考えていました。そもそもマスク氏はモノを製造したことがなく、物を製造するメーカーの経営もしたことがありません。

しかし、それでもマスク氏は諦めず、知識が全くない状態からロケットを開発することを決意します。

もちろん、最初のうちは失敗続きで、3回打ち上げて3回とも失敗しており、3回目に失敗した際には「もうこれ以上、ロケットを製造するのは無理ではないかと思った」と語っています。

それでも彼は諦めず、失敗するごとに改善し続けて2008年には4回目の挑戦で、初めて打ち上げに成功したのです。

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イーロン・マスク流、成功の秘訣

イーロン・マスクは数々の企業をつくりあげ、成功に導いています。

そこでここでは、マスク流の成功の秘訣を紹介していきます。

  • 周囲の人からフィードバックをもらう
  • 「人類の未来に最も貢献できる事業」を考える
  • 最初にやるべきことは「試作品をつくること」
  • 優れたクリエイティブ感覚を持つ

それでは1つずつ解説していきます。

周囲の人からフィードバックをもらう

「カリスマ経営者」というようなイーロン・マスクのイメージからすると、これは意外かもしれませんが、彼は「周りの人からフィードバックをもらうというのは、とても大切なことです」と語っています。

さらにマスク氏は「もし、人からのアドバイスに耳を傾けていなかったら、おそらくPayPalは失敗していたでしょう」と語っているほど、フィードバックの重要性を説いているのです。

「人類の未来に最も貢献できる事業」を考える

イーロン・マスクはPayPalが軌道に乗ったあとに、テスラモーターズとスペースXを設立していますが、このとき彼は「人類の未来に最も貢献できる事業はなんだろう?」と考えていました。

一般的には人が会社を立ち上げる際には「最もお金が儲かりそうな事業はなんだろう?」と考えますよね。マスク氏はこうした「利益を基準にビジネスを選ぶこと」も間違いではないとしたうえで、お金を第一には考えなかったと語っています。

こうした考え方はAppleの創業者であるスティーブ・ジョブズにも通じるものがあり、ジョブズ氏もまた「お金のためにやっているわけではない」と語っていました。

最初にやるべきことは「試作品をつくること」

イーロン・マスクは「起業する際には、未完成な状態だとしても、必ず現物の試作品を用意しましょう」と語っています。

マスク氏がこのように考える背景には、テスラモーターズでの経験がありました。マスク氏はテスラモーターズによって「スピードが出て、かっこいい電気自動車」を打ち出し「こんな電気自動車もあるんだ」と示したかったと語っています。

しかし、今でこそ電気自動車は徐々に普及しつつありますが、当時の電気自動車に対するイメージは「ゴルフカートみたいなものでしょ。

遅いしダサいし、短距離しか走れない」といったものでした。マスク氏はこうしたイメージを覆したいと考えていたのです。

プレゼンテーションやパワーポイントよりも試作品

そこで、普通であれば理論や計算を用いて事業がどれほどうまくいくかを示します。しかし、「早くてカッコいい電気自動車メーカー」というようなそれまでにない事業であれば、普通の人はイメージできず「想像もできないから投資判断ができない」となってしまうでしょう。

しかし、そこで現物を用意できればそのような事態には陥りません。プレゼンテーション資料ではどんな綺麗事でも語ることができ、パワーポイント上であればどんな計画でも実現可能です。

しかし、デモンストレーションできる試作品があれば、これに勝るものはありません。したがって、マスク氏は「投資家を説得するためには紙の資料なんかよりも、現物の試作品の方が何倍もの効果がある」と語っているのです。

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優れたクリエイティブ感覚を持つ

「中川政七商店」や「くまモン」を手掛けたクリエイティブディレクターの水野学氏は、優れた企業の条件の一つとして、「トップのクリエイティブ感覚が優れていること」を挙げています。

そして、トップのクリエイティブ感覚が優れている企業の代表例としてイーロン・マスクのテスラモーターズや、ダイソン、Appleなどを挙げており、こうした企業は商品だけでなくさまざまなアウトプットに美意識が行き届いていると語っています。

まとめ

ここまで、イーロン・マスクの半生や、象徴的なエピソード、成功の秘訣を見てきました。

マスク氏は突飛な行動や発言によってクレイジーなイメージがありますが、その行動原理は明確であり、非常に論理的・合理的、そして創造的な人物であることがわかります

マスク氏から学べるところがいくつもありますが、最も簡単に真似できる点は「諦めないところ」ではないでしょうか。

ゼロから始めたロケット開発に3度も失敗しても、なお諦めずに挑戦し続けて成功を収める姿には世界に衝撃を与えました。

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