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バリキャリとは?特徴や職業、メリット・デメリットを紹介

バリキャリとは

「バリバリ働いてキャリアを積む」女性のことを、「バリキャリ」と呼びます。

政府が女性管理職比率を高めようとしている動きもあり、バリキャリの実態について気になっている人もいるでしょう。

この記事ではバリキャリの意味や特徴、メリットやデメリット、バリキャリになる方法を紹介します。

女性の人材流出を防ぎたい企業にとっても、重要な情報であるため、ぜひ最後までお読みください。

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バリキャリとはバリバリ働くキャリアウーマンのこと

バリキャリとはバリバリ働くキャリアウーマンの略で、積極的にキャリアを積み、昇進・昇給していく女性を指します。

大きなプロジェクトに関わったり、リーダーとして後輩や部下を率いて業務に取り組むといった、社内でも中心となるようなメンバーといえるでしょう。

働き方としては、急な残業や取引先との打ち合わせで仕事の時間が長くなったりと多忙であるという面もあります。

年収〇〇円以上といった明確な区分けがあるわけではなく、その特徴や定義は語られるコミュニティや、メディアによっても異なります。

バリキャリに対して、ワークライフバランスや自分の心を大切にし、プライベートの時間を確保している働き方を「ゆるキャリ」と呼びます。

このゆるキャリは結婚・出産というイベントやリタイアの年齢が移行していることに伴い、あえて負担を抑えて長く働くことにシフトした働き方です。

バリキャリは女性に使われる言葉ですが、男性でいうと「ハイスペック男子」「エリート男性」に当たります。

バリキャリの特徴3選

ここからはバリキャリの特徴を3つ紹介します。

仕事が好きで収入が高い

バリキャリは仕事に対して高い責任感やプライドを持ち、楽しみながら仕事をしているケースが多くみられます。

休日出勤や残業といったオーバーワーク傾向になっても「やりがいがあるから」と苦しさを見せない人も多くみられます。

仕事を通して自己実現するのに喜びを感じているため、それに伴い会社から認められて昇進や昇給する結果、年収も平均値より高くなります。

合理性を重視する

バリキャリは業務において成果に重きをおくぶん、無駄や効率が悪いことを嫌う傾向にあります。

そのため合理性を重視したい気持ちが強く、ときには人から「とっつきづらい」と勘違いさせてしまうケースもあるでしょう。

仕事でのあらゆる経験から、無駄を省いた選択をスピーディにおこなう力が培われ、合理性を重視するのはバリキャリの特徴です。

見た目に手を抜かない

仕事が忙しいと、時間的にも体力的にも、自分の時間が取れないという人がほとんどでしょう。

しかし、バリキャリは基本的に仕事だけでなく、自分自身を律する意識が強い傾向にあります。また、日々あらゆる取引先に営業したり、社内の管理職と話したりする機会が多いでしょう。

そのため、他者から見た自分が魅力的に見えるように、自分磨きを欠かしません。

例えば残業後にプライベートジムで体を鍛えたり、ネイルサロンへ定期的に通い、細かなところまでぬかりなく整えています。

高給の傾向もあるため、アクセサリーや腕時計もワンランク上の物を身につけているケースも多いでしょう。

仕事が忙しいからといって、見た目に気をぬくことを決して許さないプライドがあるのが、バリキャリ女子の特徴です。

バリキャリ女子の職業一覧

ここからは、バリキャリ女子が多くみられる職業を紹介します。

一般的に男女ともに高給になる以下のような職業が挙げられます。

  • 医者……全般だが産婦人科や脳神経外科が、より高給な傾向がある
  • 弁護士……法律事務所勤務、独立開業などの選択肢がある
  • IT技術職……SE、プログラマー、ITデザイナーなどが当てはまる
  • 公認会計士……公認会計士アシスタント、公認会計士とも年収が高い傾向がある
  • 資産運用/投資銀行業務……法人の資産運用サポートや株式発行のアドバイスなどをおこなう
  • コンサルタント……戦略系コンサルタント、財務コンサルタントなどがある

高度な資格や専門知識が必要な職業では年収が上がりやすく、求められるレベルも高いことから、労働時間が長くなる傾向にあります。

バリキャリのメリット・デメリット

ここからは、バリキャリになるメリットとデメリットを紹介します。

バリキャリのメリット

バリキャリとして働けているのは、仕事ができる証拠です。

仕事ができると高収入になり、その結果、十分なお金を資産運用にまわせるため、将来のお金の心配が軽減されます。

仕事の経験が評価され、異業種での転職がしやすかったり、取引先から好条件で引き抜きの声がかかったりするケースもあるでしょう。

これらはずっと働き続ける上で役立つのはもちろん、妊娠・出産などでキャリアを中断せざるを得ない時期が来たとしても、その後の仕事への復帰の際に大きな武器となるでしょう。

仕事の幅やお金があることで人生の選択肢が広がり、生きやすさや自己肯定感が上がることにつながるのが、バリキャリ女性のメリットです。

バリキャリのデメリット

仕事はできる人のもとに集まってしまうものです。

そのため、バリキャリ女子は労働時間がどうしても長くなってしまいます。

その結果、プライベートの時間が確保できなくなったり、休息時間が短くなったりするため、体調や心のバランスを崩しやすくなるといったデメリットは避けられません。

時間が取れないことで、恋愛や友人関係において、どうしても疎遠になりやすくもなってしまうでしょう。

仕事で自己実現できる一方、その他の時間が削減されてしまうのが、主なデメリットです。

また、バリキャリとして働くフィールドには、男性のほうが多く、どうしても男社会である傾向にあります。

身体的な差がある女性にとっては働きにくい、理解されないと感じるシーンも多々あるかもしれません。

バリキャリになるための3つの方法

ここからはバリキャリになるための方法を3つ紹介します。

1.スキルを高める

バリキャリになるには、現在の職場で昇進する、もしくは専門的な職業に就くといった方法があります。

そのため、コミュニケーション能力やマネジメントスキルを高める、もしくはプログラミングや士業などの専門的な知識を身につける、といった行動が不可欠です。

スキルを高めて社内に、もしくは転職活動で他の企業にアピールして認められることで、バリキャリとなり、今後もさらにスキルを磨き続けるための環境が整っていくでしょう。

関連記事:マネジメントスキルとは?能力を高めるためのポイントを徹底解説

2.高給な業界や職種に身を置く

医師や弁護士、公認会計士といった男女ともに高給となる職種があり、そちらに身を置くのもひとつの方法です。

これらの職種は専門職であるため、人材の価値が高くなっており、高給が期待できます。

ただし、例えば2022年における公認会計士試験の合格率は7.7%と、誰でもなれるわけではありません。

そのため、相当の努力が必要であると覚悟しておきましょう。

3.女性が活躍しやすい職業に就く

女性ならではの業界や、女性の営業が特に信頼を得やすい業界は、収入が多くなる女性の比率も必然的に高まります。

そのため、化粧品業界や保険業界といった、女性が活躍しやすい職業に就くといった方法もバリキャリになるための手段です。

その他、以下のように女性活躍に関する認定を得ている企業を選ぶのもよいでしょう。

  • えるぼし認定……「女性活躍推進法」に基づく行動計画の策定・届出をおこなった企業のうち、女性の活躍に関する取組の実施状況が優良な企業に与えられる
  • くるみん認定……「次世代育成支援対策推進法」に基づく行動計画を策定し、その行動計画に定めた目標の達成など一定の基準を満たした企業に与えられる

参考:女性活躍推進法特集ページ(えるぼし認定・プラチナえるぼし認定)|厚生労働省

上位職女性を育成している企業であるため、ポジション次第では高給になるでしょう。

バリキャリ、ゆるキャリと分ける概念は古くなっている

働き方が多様化する現在では、実はバリキャリ、ゆるキャリといった言葉が古いと思われるケースがあります。

この背景には2017年に政府が策定した「働き方改革実行計画」において、「労働者の健康確保に留意しつつ、原則副業・兼業を認める方向で普及促進を図る」と打ち出されたことにあります。

2017年に「”復業”採用」を始めたサイボウズや、本業に影響のない範囲での副業を認めたソフトバンクなど、有名企業が副業を解禁しました。

これにより、バリキャリとゆるキャリを同時に叶えることも可能になりました。

例えば会社員としてフルタイムで働き、昇進を重ねる一方、副業でハンドメイド商品の販売や配信など趣味に近い活動をして、収益を得ることも可能です。

働き手を「バリキャリ」「ゆるキャリ」のいずれかに二分するのではなく、両側面を持つ人材が増えていると認識できると、企業は人材流出を防ぐために適切な対応をとれるでしょう。

幅広いキャリアの選択肢を用意して人材流出をふせごう

2023年6月に男女共同参画推進本部により公表された、「女性版骨太の方針」では、2030年までに女性役員比率30%以上という目標が掲げられました。

これにより仕事をバリバリこなし、昇進や昇給を重ねるバリキャリは女性社員のロールモデルとなり、ダイバーシティ推進や優秀な人材の獲得につながるでしょう。

一方でキャリアの選択肢が広がり、バリキャリという概念自体も考え直す必要が出てきました。

キャリアの選択肢が不足しているがゆえに人材が流出しないよう、幅広いキャリアを選択できるように制度を検討し、整えておきましょう。

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