テーマ:組織マネジメント
理論(コンセプト)名称:モチベーション3.0
提唱者:ダニエル・ピンク 作家・文筆家(元アル・ゴア副大統領のスピーチライター)
時期:2009年に原書「Drive: The Surprising Truth About What Motivates Us」刊行
理論の紹介:
報酬で報いるのではなく、興味や好奇心・やりがいや達成感・自己の成長・キャリア意識、あるいは地域への貢献意識などを中心にした動機づけ方法。
コンピュータの基本ソフト(OS)と同様に、社会には人を動かすためのOSがあるという考え、生存目的の「モチベーション1.0」、アメトムチ(賞罰)の「モチベーション2.0」、自分の内面から湧き出るやる気の「モチベーション3.0」の3段階のOSに分類した考え方を示している。
人を動かすためにアメとムチのマネジメント手法(モチベーション2.0)を用いても、効果が一時的あるいは逆効果になることもあることがいくつかの実証実験で報告されているにもかかわらず、ビジネスの世界では成果主義によって、アメとムチのマネジメント手法が使用されており、科学の知識とビジネスの現場にギャップがあると主張。
自律性、自発性を継続して引き出すには内発的動機づけとして「モチベーション3.0」が必要になる。組織では、非金銭的報酬を重視し、仕事の意義の理解や目標達成の意欲を高める動機づけと支援が必要と述べている。
[adrotate group=”15″]
関連書籍リンク:
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか(ダニエル・ピンク著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4062144492/