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マネジメントに向いている人の特徴は?必要なスキルについても解説

マネジメントに向いている人とは

「マネジメントに向いているのは誰だろう」と、適任者の選定に苦労している経営者も多いのではないでしょうか。

マネジメント力とは何かを十分に理解していないと、担当者が決まらないまま、時間だけが過ぎてしまいます。

本記事では、マネジメントに向いている人・向いていない人の特徴、マネジメントに必要なスキルを解説します。

マネジメント適任者の選定基準を設定するうえで、参考にしてください。

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マネジメントの考え方と定義

そもそもマネジメントとは、目標に対してメンバーを管理することです。

より細かくすると、メンバーのスキルアップやチーム全体のモチベーション向上や、一人ひとりの業績を上げるなど多方面への配慮が求められます。

マネジメントと似た言葉に「リーダーシップ」が挙げられますが、リーダーシップは、組織が掲げたビジョンに対してチームメンバーを引っ張っていく力を指します。

このマネジメントに対する認識を誤ると、組織全体の方向性が変わってしまうため、双方の違いを明確に把握しておきましょう。

関連記事:マネジメントの仕事とは?主な種類や内容、効果を高める手法も解説

マネジメントに向いている人が持つ6つの特徴

マネージャーや管理職者を選定する際に、何を基準にしたらいいかわからない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、マネジメントに向いている人が持つとされる6つの特徴を紹介します。

当てはまる項目が多いほどマネジメント適正が高い人材といえるため、部下や社員の性格・普段の仕事ぶりと照らし合わせながらご確認ください。

  • 感情をコントロールできる
  • 全体の状況を把握できる
  • スケジュールを管理できる
  • 計画的に行動できる
  • 周りから信頼されている
  • 高い分析力を持っている

以下、ひとつずつ解説していきます。

関連記事:マネジメントに必要なものとは?素養?素質?

感情をコントロールできる

適切なマネジメントのためには、自分の感情をコントロールする必要があります。

常に冷静に物事を捉え、感情によって行動を左右されない自制心が重要です。

感情的な人は周囲からの信頼が得られにくく、コミュニケーションも取りづらいと思われてしまいます。

そのため、行動に対して自分の感情を反映させるのではなく、客観的に物事を判断できている人をマネージャーや管理職者として選定しましょう。

関連記事:「感情」と仕事を切り離し生産性増大| 0からわかる『感情の切り離し方』

全体の状況を把握できる

マネジメントでは、チームメンバーを管理する必要があります。

よって、「全体の状況を正しく把握できる」のもマネジメントに向いている人の特徴です。

また、適切なマネジメントのためには、相手の気持ちを理解しなければなりません。

チームメンバーの業務の進捗だけでなく、性格や仕事への取り組み方、スキルなどを把握し、相手に寄り添った対応ができている人は、メンバーからの信頼を得たうえで適切なマネジメントを行えます。

スケジュールを管理できる

マネジメントにおけるスケジュール管理では、タスクをどのような順序で完了させるのか、どのくらいの時間配分で行なうかが重要です。

実際の場面では、業務にかかる時間を逆算し、目標を達成するためのスケジューリングから取り掛かる場合が多いでしょう。

スケジュールを管理すると、メンバーへの的確な業務指示や連携が可能になり、チーム全体のモチベーションアップにもつながります。

そのため、スケジュール管理が得意な人はマネジメントの素質を持っていると言っても過言ではありません。

計画的に行動できる

マネジメントは、スケジュールに適したタスクを設定し、計画的に行動できる力も求められます。

マネジメントが得意な方は、自分の作業内容はもちろん、メンバーの誰が何を行っているのかを把握し、残った作業の配分を振り分ける能力に優れています。

こういった能力に優れている人材の把握には、プロジェクト会議やチーム内のミーティングで、計画的に行動している人は誰か、ヒアリングしたりアンケートをとったりするのも一つの方法です。

周りから信頼されている

マネジメントをしっかりとできている人は、周囲の人とのコミュニケーションが十分に取れており、信頼関係を築けているのが特徴です。

なぜなら、マネジメント能力の高さと、周りからの信頼はイコールになっており、自然と会話が生まれ業務中のストレス軽減もできている場合が多いからです。

また、周りから信頼されている人は、プロジェクトだけでなく、休憩のちょっとした時間に声をかけてみたり、プライベートな相談に乗ったりしています。

そのため、周りのメンバーから信頼されている人は誰か、一度確認してみると候補者が見つかるでしょう。

関連記事:部下と信頼関係を築く傾聴の姿勢とは?

高い分析力を持っている

高い分析力を持っている人は、スムーズに業務を遂行するための判断能力に優れています。

たとえば、タスクに応じたメンバーの振り分けや、スケジュール管理など、自分だけではなく周りのメンバーにとっても業務が進めやすいアイデアを提案してくれます。

また、論理的に分析した指示はメンバーも納得しやすく、結果としてプロジェクトの成果に貢献してくれるでしょう。

マネジメントに向いていない人が持つ3つの特徴

ここでは、マネジメントに向いていない人が持つ3つの特徴について解説します。

もし、向いていない人の特徴に管理職が当てはまる場合は、マネージャーとして適切に業務に当たれているか検討が必要です。

  • 業務管理が苦手
  • 感情的になる
  • コミュニケーションが苦手

業務管理が苦手

マネジメントは、部下やチーム全体の目標達成率の管理、意思決定や経営資源の有効活用、リスク管理など実に多岐に渡ります。

メンバーの進捗管理やサポートも対応範囲に含まれるため、自分の業務でキャパシティがいっぱいになっている人は、マネジメントに不向きです。

また、目標達成のために人を動かしたり、客観的に物事を見れなかったりする人も、業務遂行が滞る可能性が高いでしょう。

他部署との調整や取引先との交渉が苦手な人は、判断力に欠ける場合も多く、チームの方向性を決定する際や軌道修正が必要な際に、迅速に反応できない傾向にあります。

感情的になる

マネジメントを行なう立場で感情的になると、メンバーの混乱を招きます。

次第に「話をしてもムダ」「信頼できない」など、チームにとって重要なまとまりがなくなってしまいます。

マネジメントに向かない人
マネージャーには冷静な判断と、ポジティブな姿勢が期待されます。

感情的な姿を見せてしまう方はメンバーからの信頼を得られず、マネージャーには不向きでしょう。

コミュニケーションが苦手

人を動かす立場であるマネージャーは、高いコミュニケーション能力が求められます。

実際の業務においてメンバーの仕事の進捗管理や目標設定、メンバーの成長を促す役割も担わなければなりません。

そのため、チームメンバーとの密なコミュニケーションができないとプロジェクトを進めづらくなります。

コミュニケーションはプロジェクトの管理がしやすくなるだけでなく、信頼関係にも必要な項目です。

マネジメントにおいてコミュニケーションは非常に重要なため、苦手な人は向いていません。

関連記事:あなたの会社の「ナレッジマネジメント」がうまくいかない理由

マネジメントに必要な8つのスキル

ここでは、マネジメントに必要なスキルを8つ解説しています。

マネージャーや管理職者を選ぶ際の参考にしましょう。

  • 問題解決スキル
  • コーチングスキル
  • 目標設定スキル
  • アセスメントスキル
  • 人材育成スキル
  • アカウンタビリティスキル
  • テクニカルスキル
  • ファシリテーションスキル

関連記事:チームワーク力を向上する4つの能力とは?チームワーク力を高めるステップや具体策を紹介

問題解決スキル

問題解決スキルは、自分自身が問題と向き合うためのスキルです。

業務における課題を解決するために自分で考え、策を導き出します。

問題解決スキルを高めるためには、周囲からのアドバイスや意見を素直に受け入れる力も必要です。

メンバー間の交流を増やし、それぞれの課題について話し合う場を設けるのも良いでしょう。

関連記事:問題解決のための9つのテクニック|チームで行えるブレインストーミングの方法も併せて解説

コーチングスキル

コーチングスキルは、部下に対して指導するスキルです。

これまで経験していない業務であっても、相手が分かりやすいように内容を噛み砕いて説明する必要があります。

相手に応じて適切な説明やフォローができれば、メンバー全体のレベルも引き上げられます。

目標設定スキル

目標設定スキルは、短期目標・中期目標・長期目標を定めるスキルです。

目標設定はマネジメントにおいて非常に重要な項目ですが、適切な目標が設定できなければモチベーションの低下に繋がります。

無理難題な目標を設定するのではなく、現実的に「月間の売上目標の数値を〇〇にする」「新規顧客に〇〇件の件のアクションを起こす」など、メンバーの成長につながる具体的な目標を設定するのが重要です。

アセスメントスキル

アセスメントスキルは、メンバーの育成を行なう際に必要なスキルです。

アセスメントスキルを有していると、適した業務をチームメンバーに振り分けられるため、全体のモチベーションがアップしやすくなります。

メンバーの能力や性格、声をかけるポイントの把握や細かい配慮もアセスメントスキルの1つです。

まずは出社時や退勤時の挨拶から始めるようにしましょう。

人材育成スキル

人材育成スキルは、メンバーの能力を伸ばすスキルです。

人材育成では相手の本質をとらえ、今後どのような課題が必要となるのか、成長させるためには何を学んでもらえばいいのかを決めます。

人材育成スキルでは、相手を深く理解する必要があります。

日頃からコミュニケーションや相談に乗ることで相手の本質が見えてくるでしょう。

アカウンタビリティスキル

アカウンタビリティスキルは、指示やアドバイスの場面において必要なスキルです。

いくら自分が理解している業務であっても、相手が理解できない説明では意味がありません。

相手のレベルに合わせた言葉選びや、指示を行うのが重要です。

テクニカルスキル

テクニカルスキルは、担当する業務に欠かせないスキルです。

たとえば営業の売り込み力、エンジニアのプログラミング知識などが挙げられます。

テクニカルスキルがあれば、周囲からの信頼も得やすく、マネジメントの内容にも説得力が増します。

ファシリテーションスキル

ファシリテーションスキルは、会議・交渉・折衝を円滑に進めるスキルです。

飛び交う意見を瞬時に理解し、有意義な意見交換ができるようにフォローします。

メンバーの理解度を高められれば意見のブレを防止できるだけでなく、交渉においてもお互い納得のいく結果を導けるでしょう。

ファシリテーションスキルは、議論の時間を短縮するためにも必要なスキルだと言えます。

まとめ

マネージャーや管理職者を選定する際は、解説した6つの特徴のうち、より多く持っている人材は誰なのかを基準にしましょう。

特に「感情をコントロールできる」「全体の状況を把握できる」「スケジュールを管理できる」の3点を兼ね備えている方は適任と言えます。

もし、持ち合わせている人材がいない場合は、マネジメントに必要な8つのスキルを向上させるための研修やセミナーなど、教育の場を設けるのも有効です。

まずは、自社の社員と積極的にコミュニケーションを取り、マネジメントに向いている特徴を持っている人がいないか、見定めるところから初めてみてはいかがでしょうか。

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