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経営者が抱えがちな悩みとは?悩みとの向き合い方や解決法、組織に与える影響を解説

突然ですが、下記のような悩みを抱えてはいませんか?

  • 「経営者として悩みを相談できる相手がいない…」
  • 「お金や人に関する悩みが絶えない…」
  • 「悩みのせいで企業経営に身が入らない…」

経営者は自社の経営と財務や人材、従業員とさらにはその家族のことまで、多くの悩みのタネを抱えています。その悩みも深刻なものからライトなものまで多種多様であり、解決することが難しいものも多く存在します。

特に中小企業の経営者は、さまざまな問題が山積みとなっており、いつも頭を抱えていることでしょう。トップダウン構造にある会社ほど、どのような場面においても経営者が重要な判断を下さねければならないため、経営者にかかる負担も増してしまいます。

しかし、経営者の悩みが解決されないまま放置されると、経営に悪影響が及んでしまい、組織の崩壊へとつながる可能性があるため、放置しておくこともできません。

そこで本記事では、経営者が抱える悩みの実情や解決策、悩みとの向き合い方などを解説していきます。

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経営者が悩みを抱えやすい理由

経営者が悩みを抱えやすい理由は、悩みを相談できる相手がおらず、孤独に陥る可能性が高いことにあります。

経営者にとって「悩みを相談する」という行為は、相談した相手に自身の弱みを晒すのと同じ意味を持ちます。「経営者たるもの、強いリーダーシップを発揮しなければならない」と考えている経営者は少なくないため、悩みを相談できないのです。

『悩みを相談することで部下に心配される』という状況を避けたいがために、悩みや困ったことはすべて自分で解決しようとしてしまいます。

また、「経営者ならではの悩みは話したところで理解されない」と考えていることも理由の1つです。事業の成長や売上、資金調達、人員配置といった経営者の視点でしかわからない悩みについては「一般的な従業員には話しても意味がない」と考えてしまうのです。

経営者は全てに精通しているわけではない

さらに、経営者が悩みを抱えやすい理由としてもう一つ、「経営者は全てに精通しているわけではない」ということが挙げられます。

中小企業においては経営者の手腕や能力が、業績や企業規模に与える影響が大きいため、企業がどれだけうまくいくかは経営者にかかっていると言われています。しかし、経営に関してあらゆることに精通している経営者は多くはありません。

その一方で、販売営業や商品技術といった、特定の分野について精通している経営者は多く存在します。つまり、経営に関する偏った知識や考え方が、経営者の悩みのタネとなっているのです。

経営者の「人」に関する悩み

経営者が抱える悩みのほとんどは「人」と「お金」に関することです。

例えば「事業が軌道に乗らない」という悩みを抱える経営者の方は多いですが、その悩みを深堀りしてみると経営者が従業員を信用していないため、仕事を任せられていないといったことや、経営者の能力がボトルネックになっている、というケースが少なくありません。

それでは、まず「人」に関する悩みから見ていきましょう。

  • 優れた人材を確保できない
  • 優れた人材が育たない
  • 人手不足
  • モチベーションを上げられない
  • 人材の定着率が低い

それでは1つずつ解説していきます。

優れた人材を確保できない

近年、人手不足が深刻化するなかで、企業の人材獲得競争が激しくなっています。

求人広告を出しても人が集まらなかったり、自社が望む人材の獲得ができないことはよくあります。さらに、優れた人材の獲得ができないだけではなく、求人費用もかかるため悩みは尽きません。

どうしても希望の人材を獲得できない場合、雇うのではなくアウトソーシングを活用することも視野にいれてみましょう。

日本の法律では一度雇うと簡単に解雇できないため、人材を見極めることは非常に重要です。しかし、アウトソーシングの場合は契約の範囲で、必要に応じて自社が望む人材の確保ができるはずです。

優れた人材が育たない

続いての悩みは、優れた人材が育たないということです。「いつまで経っても指示待ち人間」や「従業員が業務に対して文句ばかり言う」といった企業は多く存在します。このように、優れた人材が育たない基本的な原因は「マネージャーの能力不足」にあります。

従業員が積極的に学び、成長を望むようになるきっかけはマネージャーが用意しなければなりません。能力のないマネージャーのもとでは能力のない従業員しか育たないのです。

したがって、従業員が育たないからといって、従業員のための研修や育成に注力しても根本的な問題の解決につながりません。ここで求められるのは、まずはマネージャーの教育と考えるべきです。

人手不足

日本は少子高齢化が進むにつれて生産年齢人口も減り続け、企業は慢性的な人手不足に陥っています。そのような企業においては、一人当たりのこなさなければならない仕事の量が多くなるため、必然的に残業も増えてしまうという状況です。

残業代というコストを減らすためにも、また働き方改革による長時間労働の是正のためにも、残業を減らすことは日本企業の課題となっています。しかし、人手が足りずどうしても残業が必要になる企業も多いです。

残業を減らせば残業代を減らせませすが、その代わり売上が減少する可能性もあるため、経営者が抱えやすい悩みといえるでしょう。

モチベーションを上げられない

上記で「優れた人材の確保ができない」や「優れた人材が育たない」といった悩みがありましたが、優れた人材を抱えていたとしても悩みのタネは尽きません。

なぜなら、知識や技術がある優秀な従業員でも、モチベーションが低ければそのパフォーマンスを最大限に発揮することができないからです。

むしろ能力があるからこそもっとやりがいのある仕事を求めたり、自身の成長につながる仕事でなければモチベーションが上がらないという従業員は多いでしょう。

したがって、能力のある人材に対してはどのような仕事を求めているのかを把握して、適切に業務を割り振る必要があります。

モチベーションが低い従業員が1人でもいると、周囲に悪影響を与えるため、可能な限り迅速に対応することが重要です。

人材の定着率が低い

「入社しても3年も経たずにいなくなる」、「育成に投資しても成長すると転職する」といったように、人材の定着率が低いという悩みを抱える経営者も多くいます。

この場合は「給料が少ない」や「職場の環境が悪い」、「業務を割り振るバランスが悪い」といった、自社において人材が定着しない理由を分析して、改善することが重要です。

また、結婚や出産といったライフイベントをきっかけに退職するケースが多いことも悩みのタネになりがちです。このような退職を減らすためにも、社内に保育スペースを設けたり、会社で子育て支援をするのが効果的です。

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経営者の「お金」に関する悩み

それでは続いて、経営者が抱える「お金」に関する悩みを見ていきましょう。

  • 売り上げを増やしたい
  • コストを減らしたい
  • 資金繰り、資金調達の悩み

それでは1つずつ解説していきます。

売り上げを増やしたい

「売り上げが伸びない」や「売り上げを増やしたい」といった悩みは経営者にとって、最も大きな課題であり悩みではないでしょうか。

売り上げを伸ばしたい場合、まずやるべきことは問題や課題がある部分を特定することです。ビジネスモデルそのものが問題なのか、マーケティングのやり方が悪いのか、営業にもっと力を入れるべきなのか、一つひとつ検証していきましょう。

また、「売り上げを増やしたい」と考えるのはわかりますが、一度その考えを捨ててみることも重要です。というのも、企業経営において大切なのは「売り上げを増やすこと」ではなく、「利益を増やすこと」だからです。

コストを減らしたい

利益拡大を目指す施策の1つとして挙げられるのがコストカットですが、この点で悩んでいる経営者も多いでしょう。経営環境に関する調査によると、経営環境が悪い原因として「売上縮小」が41%でしたが、その次に多かったものが「利益が縮小した」で22%でした。

利益拡大を目指すには売上を伸ばすことも求められますが、コストカットも重要な要素です。

経営資源が限られている中小企業にとってはコスト削減は欠かせません。コストカットを行うことで事業の収益性を高められるため、市場における優位性と競争力を強化できます。

(参考:中小企業調査「大同生命サーベイ」月次レポート丨大同生命保険株式会社

資金繰り、資金調達の悩み

経営者が抱える悩みのなかには資金調達に関する悩みもあります。事業を展開していくうえでは何かと資金が必要になるうえに、日常的な事業活動にも欠かせません。また、人材育成や設備投資など会社にはさまざまな資金が必要です。

会社の収益が多ければ自社の資金で賄えますが、経営資源に乏しい中小企業が資金調達をする手段は限られています。また、金融機関から融資を受けられなくなると、事業拡大が難しくなることや機会損失の可能性が高くなります。

このような状況において、中小企業が資金繰りの悩みを解決するためには、現金の回収に注力して会社の利益を拡大することが重要です。現金収支を優先するキャッシュフロー経営を意識するようにしましょう。

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経営者が悩み苦しむと組織にも悪影響が及ぶ

上記で見てきたように、経営者は相談することにためらいを感じるため悩みを抱えやすく、さらにその悩みも多種多様であり、一見すると解決が難しいものばかりです。

しかし、こうして経営者が悩みを抱えたまま苦しむことは、会社組織全体に対しても悪影響を与えます。なぜなら、悩みを抱え、経営者のメンタルや体の調子が狂うと思考能力や意思決定力も下がり、適切な判断ができなくなってしまうからです。

このような状態になると、従業員は悩む経営者の姿や不安定になった事業活動・組織の様子を見聞きすることで、不安や心配を抱え、組織全体のパフォーマンスが大きく低下してしまいます。

不調を避けるためには

では、悩みを抱えた経営者が不調を避けるためには、どのようにすればよいのでしょうか?

まず、優先するべきことは、体の健康です。人は悩みを抱えると眠れなくなったり、焦燥感を感じてしまいます。

また、悩みを解決するために眠らずに考えたり仕事をする人もいるでしょう。しかし、人間は睡眠不足に陥ると脳機能が著しく低下するため、そのような状態で仕事をしたり解決策を考えても良い結果にはなりません。

したがって、悩みを抱えているからこそ、睡眠時間をきっちりと確保する必要があります。悩みの解決以前に、基本となる自分自身の健康を守り抜くことこそが大切なのです。

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経営者が悩みを抱えるのは当たり前

経営者にとって辛いことは、経営者としての立場特有の悩みを相談したり、共有する相手がいないことです。従業員や幹部とともに悩みを共有し、一緒に解決を目指すことができれば理想的ですが、実際にはそのような存在がいないケースが多いのではないでしょうか。

また、そのような存在がいたとしても、経営者として「悩みを打ち明けるわけにはいかない」「弱みを見せるわけにはいかない」といった考えから、一人で抱え込んでしまうということもあるでしょう。

つまり、経営者が悩みを抱えるのは当たり前といっても過言ではありません。どのような企業においても「人」と「お金」に関する悩みや課題、問題を避けて通ることはできないでしょう。まずはその前提を知っておきましょう。

悩みを話すだけでも楽になる

「経営者は孤独」とよく耳にしますが、これは本当のことです。小さな企業を経営している場合はこの傾向は特に顕著で、周囲に相談する人がいないということもよくあります。

モチベーションが低く、給料泥棒と呼びたくなるような従業員や、経営者の指示に背く従業員、せっかく育成したのに退職する従業員…経営者はこういった人に関する悩みを1人で抱えて、解決しなくてはなりません。

目を背けたくなることもありますが、これができなければ企業経営は立ち行かないのです。

しかし、それでもどうしても耐えられない、1人では抱えきれないという場合は経営者として、同じ視点に立てる知り合いの経営者に話すことをおすすめします。

同じ経営者として自身と似たような悩みを抱えていたり、思いもよらぬ解決策で難局を乗り切っていることもあります。

そして何より、自身の悩みを聞いてもらうことで心が軽くなり、企業経営に身が入るようになるでしょう。

会社の将来が見えない方は専門家に相談を

とはいえ、知り合いに経営者がいなかったり、いたとしても自社とは境遇や業態が違いすぎてて参考にならないといったケースも少なくありません。

また、少子高齢化が進み、労働生産性や国際競争力でも世界に劣る日本において、ただでさえ不安材料ばかりの状態であるため、自社の将来が見えないという方もいるかと思います。

こうした悩みを抱えている場合は、一度プロや専門家に相談してみるのも1つの手段です。

まとめ

ここまで、経営者が抱えがちな悩みとその向き合い方について解説しました。

経営者は、企業としての売上や利益拡大といったことから従業員に関してなど、多くの悩みを抱えていますが、大きく分ければ「ヒト」「カネ」といった2種類に分けることができます。

悩みを別の視点から見てみること、周囲の人に相談してみること、さらには専門家に相談してみることなどで、解決策が見つかることもあるので、一人で抱え込まず、「経営者に悩みはつきものだ」と大らかに捉えたうえで、策を探してみましょう。

そしてなによりも、まずは心身の健康を守ることが、自社の経営にとって重要であると理解しておきましょう。

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