NFTとは?NFT作品の販売・購入・出品まで分かりやすく解説

経営者

NFTがよくわからない…
本記事でわかりやすく解説します。

専門家

現在、巷を賑わせているNFT(非代替性トークン)。現段階ではNFTに関する書籍も少なく、聞いたことはあるが詳しい内容まで把握していない人も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではNFTの概要やNFT作品例、販売や購入方法まで包括的に分かりやすく解説していきます。

  • 今後NFTがビジネスになるのか知りたい経営者の方
  • NFTをもっと詳しく知りたいと思っているビジネスマン

上記の方におすすめの記事となってますので、ぜひご一読ください。

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NFTとは何か

NFTとは、「Non-Fungible Token:非代替性トークン」の略で、所有証明書や鑑定書が付いた代替不可能なデジタルデータです。

これまでインターネット上に存在するデジタルデータは、無限に複製できたため資産価値がほとんどありませんでした。

しかし、ブロックチェーンの登場により、デジタルデータの複製や改ざんが困難となり、歴とした資産価値として扱われるようになりました。そのデジタル資産の一つとしてNFTがあります。

ここで注意しなければならないのが、NFTは代替不可能なデジタルデータのことで、NFT自体に価値があるわけではありません。

いくら改ざん不可能な証明書を発行したところで、需要がないデジタルデータに価値はないということです。

専門家

NFTと仮想通貨の技術基盤はブロックチェーン

ブロックチェーンは、取引履歴が共有され、改ざん耐性をもった経時データが蓄積される非中央集権型のデータベースです。

この技術により、インターネット上のデジタル資産を代替不可能にし、唯一性を担保することができました。

この技術基盤の構築によって仮想通貨やNFTが成立し、発行や取引が可能となりました。

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NFTはなぜ注目されているのか

経営者

ツイートが3億6,000万円で落札されたのが有名な出来事だね。

Twitter創業者ジャック・ドーシーが2006年に世界初のツイートをした「just setting up my twttr」の投稿がNFTの技術によって約3億6000万円で取引され、瞬く間にNFTが注目され始めました。

また、デジタルアートの世界でも激震が走りました。

Beepleとして知られているMike winkelmannのデジタルアートが75億円で落札されたことをきっかけに、NFTアートが金を生む存在だと気づいた人がビジネスをはじめ、耳目を集めるようになりました。

NFTは、今では全業界のルールを変える力を持っているといわれるほど、勢力を拡大しています。

専門家

唯一性を持たせることができたデジタルアート

デジタルアートとは、「パソコンやタブレットなどの電子機器でつくられたアート作品」です。このデジタルアートは、イラストや絵だけでなく、動画、音楽、ゲームなどのジャンルでも作品展開されています。

これまでのデジタルアートは、複製可能でアナログの芸術作品と比較し、価値が低いものでした。

しかし、NFTの登場によってデジタルアートの複製ができなくなり、「唯一性」をもたせることで価値が生まれたのです。

このデジタルアートとNFTを紐付けたものが「NFTアート」です。

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NFT作品の例

NFTには様々な作品があります。今回はその主要なNFT作品4種類を解説します。

NFTアート

NFTアートとは、先ほども解説したとおりデジタルアートとNFTを紐付けたものです。アートの定義自体は曖昧ですが、月並みな表現をすると「作品に触れて心が動くもの」です。またNFTアートはクリプトアートとも呼ばれます。

NFTアートの例を挙げると、日本の現代美術家で、様々な作品を手掛ける村上隆氏の「お花」や、アーティストの草野絵美氏の長男Zombie Zoo Keeper氏の「おかしなクジラたち」などがあります。

NFTトレカ

NFTトレカは、唯一性のあるトレーディングカード型のトークンです。

一般的なトレカは実体をもった紙媒体のカードであり、プレミアカードであれば高い値段で取引されます。

紙媒体のトレカは一般的に静止画ですが、NFTトレカは動画や音声がデジタルカードとなってパッケージに封入されています。

NFTトレカで有名な「NBA Top Shot」は、封入の少ない人気選手のスーパープレーのNFTトレカが高値で取引されています。

スポーツNFTトレカには、他にも公式認定されたフランス代表のNFTカードをSorareが発行していたり、日本では埼玉西武ライオンズがNFTコンテンツを発行していたりします。

また、SKE48やももいろクローバーZなどのアイドルのNFTトレカも販売されています。

専門家

NFTミュージック

NFTミュージックはNFTアートの一種ですが、基本的に楽曲にNFTの技術を使ったものです。

近年ではストリーミングミュージックによって、月々定額で音楽が聴き放題のサービスが一般化されました。

このサービスはユーザー側にはメリットが大きい反面、アーティスト達にとっては金銭的に報われないことが課題となっていました。

しかし、NFTによってデジタル楽曲を所有する時代が到来し、楽曲に希少価値が付加され、アーティストの金銭的課題が解決される可能性があります。

専門家

NFTの取引所(マーケットプレース)

NFTは2020年から急速に市場が拡大し、新たな売買市場として注目を集めています。

現在は国内外にNFTマーケットプレイスが誕生し、様々なNFTが取引されています。今回は、その中でも主要マーケットプレイス3つを紹介します。

Coincheck NFT(β版)

Coincheck NFT(β版)は国内初となる暗号資産交換業者が運営し、NFTと暗号資産でゲームアセットやトレカの交換の売買取引ができるマーケットプレイスです。

Coincheck NFT(β版)の特徴は、国内資本でNFTマーケットを運営しているため、日本語での取引が可能な点です。

参考:Coincheck|Coincheck NFT(β版)

OpenSea

OpenSeaは、世界最大のNFTマーケットプレイスです。2021年8月時点での流通総額は約3650億円で、アクティブユーザー数は22万人にのぼります。

出品数も多く、有名作品などが数多く出品されているのが特徴です。また、NFTを簡単に出品できる点や、一部日本語対応、シンプルな操作性など、扱いやすさに定評があります。

参考:OpenSea

Rarible

Raribleで取扱いが行われているNFTは、デジタルアートやゲームアセット、デジタルミュージックなどNFT主要マーケットプレイスの中ではOpenSeaに次いで出品数が多いです。

また、仮想通貨ドメインを取り入れているのが特徴となります。仮想通貨ドメインを利用すると、取引が簡便になり高いセキュリティ保てます。

参考:Rarible

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NFTマーケット取引で購入しておきたい暗号資産【イーサリアム(ETH)】

現在、NFT取引のほとんどがイーサリアム(ETH)という仮想通貨で取引されます。

そのため、NFTの取引を行う際の最初の手続きとして、マーケットプレイスにてイーサリアム(ETH)を日本円で購入する必要があります。

イーサリアム(ETH)の概要

現在、世界で流通している仮想通貨の種類は約7500種あります。

その中でも、ビットコイン(BTC)に次いで2番目の取引量を誇るのがイーサリアム(ETH)です。

BTCは決済用として開発された仮想通貨ですが、ETHはスマートコントラストを導入した自動契約が可能となる仮想通貨です。

※スマートコントラストとは、当事者間で契約書の締結などを自動化できるシステムで、事務コストが削減できます。自動販売機に硬貨を入れ、ボタンを押したときに売買契約が成立するシステムと想像するとわかりやすいでしょう。

イーサリアム(ETH)の取引所

それでは、NFTを取引する際のETHを購入する取引所について紹介します。チェックすべきポイントは以下のとおりです。

  • 各種手数料
  • ETH以外の仮想通貨の種類
  • 最低注文額

上記のポイントを押さえつつ、イーサリアムの購入取引所を紹介します。

(※情報は全て2021年11月時点のものです。)

▼Coincheck

取引所Coincheck
取扱銘柄17種
出金手数料407円
入金手数料コンビニ入金:770円〜1018円

クイック入金:770円〜1018円

銀行振込:無料(振込手数料は自費)

※50万円以上の場合

入金金額×0.11%+495円

送金手数料ETH:変動手数料制
最低取引金額取引所:500円以上かつ0.005ETH以上

販売署:500円

公式URLCoincheck

 

▼DMM Bitcoin

取引所DMM Bitcoin
取扱銘柄12種
出金手数料無料
入金手数料クイック入金:無料

銀行振込:無料(振込手数料は自費)

送金手数料無料
最低取引金額販売所:0.01ETH
公式URLDMM Bitcoin

 

▼GMOコイン

取引所GMOコイン
取扱銘柄14種
出金手数料無料
入金手数料銀行振込:無料(振込手数料は自費)

即時入金:無料

送金手数料無料
最低取引金額取引所:0.01ETH

販売所:0.001ETH

公式URLGMOコイン

 

▼bitFlyer

取引所bitFlyer
取扱銘柄13種
出金手数料三井住友銀行の場合

220円〜440円

三井住友銀行以外

550円〜770円

入金手数料コンビニ入金:330円

クイック入金:330円

銀行振込:330円

※住信SBIの場合は無料

送金手数料0.005ETH
最低取引金額取引所:0.00000001ETH

販売所:スプレッド

公式URLbitFlyer

NFTの購入方法

NFTを購入するための一連の流れについて解説します。

暗号資産取引所のアカウント作成

まずは暗号資産取引所でアカウントを作成します。

今回は例としてCoincheckでアカウントを作成します。また、ウォレットの作成はMetaMask、NFTの購入する際のマーケットプレイスはOpenSeaを利用します。

Coincheckの公式HPから会員登録をします。

参照:コインチェック公式https://coincheck.com/ja/

▲ログインページ

メールアドレスとパスワードを設定し、登録を押すと会員専用ページに行きます。

参照:コインチェック公式https://coincheck.com/ja/

▲会員専用ページ

この会員専用ページで電話番号を登録し、Coincheckアプリから本人情報の入力と本人確認書類を提出します。本人確認書類は以下のうちから一点を提出します。

  • 運転免許証(表裏)
  • パスポート
  • 運転経歴証明書
  • 住民基本台帳カード
  • 個人番号カード

本人確認が終了した後、Coincheckが使えるようになります。

暗号資産取引所からウォレットに入金する

続いて、MetaMaskなどでウォレットを作成します。

NFTマーケットプレイスにはこのウォレットが必要です。

一般的に広く使用されるのがMetaMaskで、Chromeウェブストアから拡張機能をダンロードできます。

参照:メタマスク(https://chrome.google.com/webstore/detail/metamask/nkbihfbeogaeaoehlefnkodbefgpgknn?hl=ja)

▲MetaMask

NFTマーケットプレイスで購入する

Coincheckの会員専用ページから、日本円を入金しウォレットに送金します。

入金方法は、取引所によって異なりますが、概ね「銀行振込」「コンビニ入金」「クイック入金」から選び、ETHを購入します。

▲MetaMaskでの宛先表示

ETHを購入したら、先ほど登録したウォレットに送金します。

Coincheckでの送金の際に宛先を求められますが、ここでの宛先はMetaMaskで登録されているものです。

表示方法は、MetaMaskのトップページに表示されるアカウント名にカーソルを持っていくと表示されます。

その後、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスにログインし購入します。

参照:OpenSea(https://opensea.io/)

▲OpenSeaログインページ

Openseaでログインした場合、下のような画面が表示されます。

参照:OpenSea(https://opensea.io/)

▲OpenSeaログイン画面

OpenSeaでの管理画面では、気に入ったNFTを探し購入するだけでなく、NFTの出品も可能です。

NFTの課題

現在急速に普及しているNFTにはいくつかの課題があります。その中でも、特に問題視されているのが、NFTの金融規制や法的整備が未成熟であることです。

国内の法律では、デジタル物の所有権が法定されていません。そのため、唯一性を担保できるNFTであっても作品の画像自体はコピー可能であり、そのコピーに対する罰則は現行の法律では難しいとされています。

NFTの今後の展望

2021年に急成長を遂げたNFTは今後どのような進化を辿るのでしょうか。

現在、最も有力視されているのがデジタルアーティストの誕生です。

NFTはデジタルを所有できることが最たる特徴で、今後も多くのデジタルアートが誕生してくると予想されます。

そんな中、NFTの制作は高度なプログラム知識がなくても簡単に作成し出品することができます。近年ではYouTuberが躍進したように、新たな職業としてデジタルアーティストが生まれてきても不思議ではありません。

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まとめ NFTについて

NFTは今後さらに普及し、新たなビジネスが生まれる予兆がします。現段階では法整備などの課題が残されていますが、いずれ改善しETHで決済する未来が来るかもしれません。

新しいものが広まる中で、デジタルテクノロジーを活用するのは大変コストがかかりますが、今そういった新しいものを理解することで、今後のビジネススケールへと繋がる可能性がありそうでしょう。

 

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