チームワークを高めて組織の生産性を向上させる、チームビルディング。有効な方法としておすすめしたいのが、ゲームなどのアクティビティです。
この記事では、会社の中で取り組める、チームビルディングに役立つ室内アクティビティを13選紹介します。
目次
【手ぶらで簡単】チームビルティングに効果的な室内アクティビティ5選
まずは、特別な道具や準備が不要で簡単にできる、室内アクティビティを5つ紹介します。
チームビルディングをすぐにでも始めたい人は、ぜひ取り入れてみてください。
関連記事:チームビルディングにアイスブレイクが有効な理由とは?すぐに使えるゲーム10個を紹介!
1.ジェスチャーゲーム
おすすめの人数 | 3~8人 |
所要時間 | 10~30分 |
得られる効果 | 親近感が増す、相互理解が深まる |
ジェスチャーゲームは、チームメンバーの1人が出されたお題をジェスチャーで表現し、他のメンバーが回答者になってお題を当てるゲームです。
1回あたり3~5分程度の制限時間を設け、全員にジェスチャーをする役が周るまで続けましょう。
言葉を使わずに相手にお題を伝えなければならないので、表現力や相手を理解する力が試されます。
また、ジェスチャーには個性が出るので相手の性格や特性を知るきっかけにもなります。
2.グッドオアニュース
おすすめの人数 | 4人~ |
所要時間 | 10分~ |
得られる効果 | アイスブレイク、相互理解が深まる |
グッドオアニュースは、過去24時間以内、もしくは1週間以内にあった良いニュースをひとりずつ順番に発表していくアクティビティです。
持ち時間はひとり1分程度が目安。発表が終わるごとに、他のメンバーが拍手をするのがルールです。
研修の序盤に行うとアイスブレイク的に取り入れることができます。
メンバー同士の相互理解が深まる他、競争要素がないため場の空気を温かい雰囲気にできるのがメリットです。
3.十人十色ゲーム
おすすめの人数 | 1チーム4~10人 |
所要時間 | 30分~ |
得られる効果 | 連帯感が生まれる、相互理解が深まる |
十人十色ゲームは、複数のチームに分かれ、そのチーム内で選ばれた1人のメンバーが出す質問の答えを、残りのメンバーが予想して答えるというもの。
選ばれたメンバーの答えと残りのメンバーの答えが同じであれば、1点獲得できます。
メンバー全員に質問を行い、総合得点が多いチームが勝利です。
質問の内容は「猫派か犬派か」「朝食はパン派かご飯派か」など、自由に決めて構いません。
相手の趣向を考えることでメンバー同士の理解が深まり、連帯感が生まれます。
さらに多様性を再確認することで、お互いを受け入れ合うことにもつながるでしょう。
4.NASAゲーム
おすすめの人数 | 1チーム4~6人 |
所要時間 | 1~2時間 |
得られる効果 | チームワークの育成 |
NASAゲームは「宇宙船の故障で月に不時着した宇宙飛行士」という設定で行われます。
チームメンバーは、母船に戻るまでに手元に残っている15個の持ち物の優先順位を話し合いで決めなければなりません。
名前の通りNASAが考案したゲームで、模範解答が示されています。
模範解答と比較して、最も近かったチームが勝利です。
このゲームのポイントは、優先順位を条件や要素を加味して論理的に考える必要がある点と、チーム全体としての結論を出さなければならない点にあります。
話し合いによって結論を導くため、協調性やチームワークが育成されます。
5.野球のポジション当てゲーム
おすすめの人数 | 1チーム4~6人 |
所要時間 | 1時間程度 |
得られる効果 | コミュニケーションの活性化、的確な伝達能力の育成 |
野球のポジション当てゲームは、1チーム4〜6名に分けられたメンバーが配布された情報カードをもとに誰がどのポジションなのかを導き出すゲームです。
情報カードはメンバー全員に3~4枚ずつ配布されます。
他の人にカードを見せられないルールなので、口頭で自分の持つ情報をチームメンバーに伝える必要があります。
断片的な情報を組み合わせて正解を見つける野球のポジション当てゲームでは、的確な伝達能力やコミュニケーション能力が求められます。
【身近にあるもの使う】チームビルティングに効果的な室内アクティビティ5選
続いては、身近にあるアイテムを使って行う室内アクティビティを紹介します。
日常的に会社の中にあるものや簡単に手に入るものが多いため、チームビルディングの取り組みを手軽に始められるのが魅力です。
関連記事:チームビルディングの具体例を15こ紹介!【簡単にできるゲームも】
1.ストロータワー
おすすめの人数 | 1チーム4~6人 |
所要時間 | 30分~1時間 |
得られる効果 | 連帯感が生まれる、チームワークの育成 |
ストロータワーは、制限時間内にストローでどれだけ高いタワーを立てられるかをチームで競うゲーム。
使う道具は、ストロー12本とハサミ、セロハンテープと身近なものだけです。
作戦会議を行ったり、タワーを組み上げたりする過程で連帯感が生まれ、チームワークの育成が期待できます。
終了後に振り返りを行えば、気づきを得られるでしょう。
2.ヘリウムリング
おすすめの人数 | 1チーム6~10人 |
所要時間 | 15分程度 |
得られる効果 | 連帯感が生まれる、チームワークの育成 |
ヘリウムリングはフラフープを使ったアクティビティです。
フラフープをチームメンバー全員で囲んで円になり、利き手の人差し指の第一関節に乗せます。
そのままフラフープから誰も指を離さずに地面につけることができたらクリアです。
ルールはシンプルですが、チームが息を合わせて取り組まなければ成功できないため、チームワークが求められます。
また、失敗を繰り返しながら試行錯誤することでPDCAの重要度にも気づけるはずです。
3.流れ星ゲーム
おすすめの人数 | 4人~ |
所要時間 | 30分程度 |
得られる効果 | 表現力の向上 |
流れ星ゲームは、メンバー全員に1分間で流れ星の絵を描いてもらい、書き終わったらみんなで見せあうというもの。
絵を見せあうと、同じ指示を聞いたのにもかかわらず異なる絵に仕上がっていることがほとんどです。
このゲームを通じて、同じ結果を出してもらうにはどのような指示が必要なのかを考えるようになり、適切な表現方法を身につけるきっかけになるでしょう。
4.マシュマロチャレンジ
おすすめの人数 | 1チーム4人~ |
所要時間 | 30分程度 |
得られる効果 | チームワークの育成 |
マシュマロチャレンジは、最も高いマシュマロタワーを作ったチームが勝利となるチーム対抗アクティビティです。
マスキングテープやひも、乾燥パスタなどを準備して、自立可能なできるだけ高いタワーを作り、頂上にマシュマロを置きます。
制限時間内に一番高いタワーを作ったチームが優勝です。
PDCAサイクルを回しながらチーム内で役割分担することが大切なので、チームワークの向上に効果を発揮してくれます。
5.ピンポン玉リレー
おすすめの人数 | 1チーム4~6人 |
所要時間 | 30分程度 |
得られる効果 | コミュニケーションの活性化、チームワークの育成 |
ピンポン玉リレーは、スプーンや箸を使ってピンポン玉を運ぶシンプルなゲームです。
参加者も応援する人もみんなで盛り上がれるので、コミュニケーションの活性化につながります。
次のメンバーにバトンタッチする時の配慮や応援を通してチームワークが育成され、効果的なチームビルディングに役立ちます。
【じっくり取り組む】チームビルティングに効果的な室内アクティビティ3選
まとまった時間を取れるなら、じっくり取り組める室内アクティビティがおすすめです。
時間をかける分、チームビルディングの成果は大きいのではないでしょうか。
関連記事:【10選】チームビルディングにおすすめのワークショップを紹介!
1.人狼ゲーム
おすすめの人数 | 7~10人 |
所要時間 | 2~3時間 |
得られる効果 | 連帯感が生まれる、コミュニケーションの活性化 |
人狼ゲームは、会話を通じて進行するコミュニケーションゲームです。
ルールは複雑ですが、アプリなどを活用すると取り組みやすいでしょう。
メンバーは最初に人狼チームと村人チームに分かれます。人狼は昼間、村人に成りすましています。
村人チームは会話をもとに人狼を探し処刑をし、人狼は自分の正体を隠しながら村人チームを襲撃するのが基本の流れ。
人狼がすべて退治されれば村人チームの勝利、村人と人狼が同数になれば人狼チームの勝利です。
会話のみで進行するため、コミュニケーションの活性化につながります。
また、仲間同士の協力も不可欠であるため、チームの連帯感も育成されるでしょう。
2.レゴシリアスプレイ
おすすめの人数 | 4~6人 |
所要時間 | 1~2時間 |
得られる効果 | コミュニケーションの活性化、相互理解が深まる |
レゴ社が開発したレゴシリアスプレイは、与えられたテーマに沿ってレゴブロックを使って作品を作り、イメージを共有するアクティビティです。
個人で作った作品をチームメンバーに共有すれば、その人の趣向がわかり相互理解が深まります。
さらにチーム全員で一つの作品を作れば、メンバーのチームワーク向上やコミュニケーションの活性化にもつながります。
3.脱出ゲーム
おすすめの人数 | 5~7人 |
所要時間 | 1時間程度 |
得られる効果 | コミュニケーションの活性化、連帯感が生まれる |
脱出ゲームは、部屋の中に閉じ込められたチームメンバーが室内にあるヒントから謎を解きながら脱出を目指すゲームです。
チームメンバー全員の知識や発想をもとに謎を解くため、メンバー間に連帯感が生まれます。
また、自然と個人の役割が生まれてくるのも特徴。
コミュニケーションも自然と活発になるため、仕事の上でも円滑な関係性が築けるでしょう。
チームビルディングに効果的なアクティビティを選ぶ方法
チームビルディングに役立つアクティビティは数多くあり、どれを選択して良いか迷ってしまうかもしれません。
効果的にチームビルディングを行いたいなら、自社にふさわしいアクティビティの選び方を知っておく必要があります。
4つの視点からアクティビティを選ぶ方法を解説します。
効果測定が可能なアクティビティを選ぶ
チームビルディングにアクティビティを取り入れる場合、実施の前後を比較してメンバーにどれくらいの変化をもたらしたのかを測定することが大切です。
そのため、効果測定が可能なアクティビティを取り入れることがポイントです。
例えば、挙手や発言などの回数を数値化できるアクティビティや、知識取得が期待できるアクティビティを選ぶとわかりやすいでしょう。
気づきや学びがあるアクティビティを選ぶ
アクティビティを通じて実務に活きる学びや気づをが得られれば、今後のビジネスで学んだ内容を喚起しやすくなります。
チームビルディングのアクティビティはゲーム的な感覚が強く、勝ち負けがつくものも少なくありません。
そのため感情記憶が伴います。感情記憶が伴うと学んだ内容や知識は強く脳内記憶に残り、学習効率は上がると言われています。
チームワークの重要性やPDCAの手法など、得られるものがあるアクティビティ選びが重要です。
楽しく熱中して取り組めるアクティビティを選ぶ
チームビルディングアクティビティは、学びの場であると同時にコミュニケーションの機会でもあります。
アクティビティが楽しめて熱中できるものであれば、メンバー間でのコミュニケーションがより活発になり、自然と交流が生まれるでしょう。
室内アクティビティでチームビルディングに取り組んで組織力を高めよう
チームビルディングを楽しく効果的に行うなら、簡単にできる室内アクティビティを取り入れるのがおすすめです。
短時間で特別な道具がなくとも実践可能なアクティビティも多く、社内でも気軽に取り組めます。
室内アクティビティを通じてチームワークの向上やコミュニケーションの活性化を図り、生産性の高い組織を目指しましょう。