テーマ:組織マネジメント
理論(コンセプト)名称:組織化の社会心理学
提唱者:カール・E. ワイク 社会組織心理学 ミシガン大学
時期:1969年原著「The social psychology of organizing」刊行
理論の紹介:
「組織化の社会心理学」とは、カール・E. ワイクが同名の著書で説いた「組織は自らが順応しなければならない”事実”とみなす現実を創造する」というアイディアをベースに展開する組織論。
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組織化の社会心理学について
「組織化の社会心理学」では、組織を組織化と見なす。組織化とは、一過的で永遠に完結しないものである。個々人が自分の期待するところを心から念じ予言を自己成就させるとき、彼等は、自らのアイデンティティおよび他者のアイデンティティを想造する。
組織が適応的であり、かつ現在の適応を維持したければ次の2つのパターンのいずれかを実現しなければならない。1つめのパターンは、「組織は、淘汰過程において古い解釈を用いるが、常に新しい想造を生み出す」。2つめのパターンは、「組織は、伝統の制約の下でいつもどおりの想造をするがこれらの標準化されたアウトプットを意味づけるのに常に解釈を施す」。いずれのパターンにおいても、柔軟性と安定性が同時に実現される。
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関連書籍リンク:
組織化の社会心理学(カール・E. ワイク著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4830942533
関連外部記事リンク:
http://www.gbrc.jp/journal/amr/free/dlranklog.cgi?dl=AMR8-5-2.pdf