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【鬼滅の刃】「胡蝶しのぶ」とは?鬼殺隊のリーダーになれた理由をマネジメントの視点から徹底解説!

昨年大ヒットを記録した漫画『鬼滅の刃』。


ご覧になった方の中には、小柄ながら冷静な判断で鬼殺隊を勝利へと導く胡蝶しのぶに憧れた方も多いのではないでしょうか?胡蝶しのぶは、その小柄な体格ゆえ、刀で鬼の頸を撥ねることはできません。

それでも鬼殺隊のリーダー的役割である「柱」になれたのは、胡蝶しのぶならではの役割があったからです。

本記事では、胡蝶しのぶがなぜ鬼殺隊のリーダーになれたのかを紐解きます。

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鬼滅の刃とは?

※本記事はネタバレを含みます。

『週刊少年ジャンプ』で連載された、吾峠呼世晴先生の『鬼滅の刃』は日本で大ヒットを記録した作品です。

主人公「炭治郎」は田舎の一軒家に住む6人兄弟の長男。慎ましくも幸せな生活を送っていました。

物語は一家が鬼に襲撃されるところから幕を開けます。炭を売りに街へ出ていた炭治郎は「今日は鬼が出るから泊まっていきなさい」と知り合いに声をかけられ、その晩は自宅に帰ることを取りやめました。

翌朝、戻ってみると家族はほとんど鬼に殺されていて、唯一生き残っていた妹の禰豆子も鬼に変えられてしまっていました。

そんな妹を人間に戻すための手がかりを探しに、炭治郎は鬼の頭領「鬼舞辻無惨」を探す旅に出るのです。

そして鬼を殺すための集団である「鬼殺隊」に入隊した後、炭治郎は那田蜘蛛山で鬼と戦うことになります。

やっとの思いで鬼を討伐した炭治郎の前に、空を舞う蝶のようにふわりと現れたのが「胡蝶しのぶ」でした。

鬼滅の刃はなぜ日本でヒットしたのか?

『鬼滅の刃』がヒットした理由は、コロナ禍による巣篭もり需要の高まり、「憂さ晴らし」とも言えるような「スカッと」する話の展開などでしょう。

そして勧善懲悪ではなく、実は鬼にも悲しい過去がある。こうした、わかりやすくも双方の気持ちがわかるといった構図が、『鬼滅の刃』の世界へ人々が引き込まれる理由と言えるでしょう。

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鬼滅の刃が日本社会に与えたもの

『鬼滅の刃』が日本社会に与えたものは「有限のものへの熱狂」でした。他の人気漫画とは違って、『鬼滅の刃』は「終焉」へと進む作品です。伏線を回収し、物語が短く完結するからこそ、読了後のカタルシス、その気持ちを周囲に伝えたいという思いは膨れ上がります。

そして「終わりがある」という漫画は、どことなくコロナ禍の終焉を願う人々の気持ちと共鳴したのかもしれません。

鬼殺隊で最もマネジメントに長けていたのは胡蝶しのぶ

『鬼滅の刃』では、鬼殺隊と呼ばれる鬼を殺すための部隊が編成されています。そして、鬼殺隊で最も強い剣士を集めたリーダー格が「柱」と呼ばれる存在です。

「柱」に求められるのは、プレイヤーとしての能力と、マネジメント能力です。

その中でも、特にマネジメント能力が高く、優秀なプレイヤーでもあった胡蝶しのぶ。その華奢な体つきと、可愛い姿からは想像もつかない「毒」という攻撃で鬼を圧倒します。

ここからは、胡蝶しのぶについて深く掘り下げていきたいと思います。

胡蝶しのぶとは?【ネタバレあり】

誕生日2月24日
年齢18歳
身長151cm
体重37kg
出身地東京府 北豊島郡 滝野川村
声優早見沙織

鬼殺隊の剣士たちは、独自の呼吸法により能力を高め鬼と戦っていますが、胡蝶しのぶが使用する呼吸法は「蟲の呼吸」と呼ばれる呼吸法です。

アニメでは声優の早見沙織さんが演じる胡蝶しのぶは、いつも笑顔でニコニコしていますが、若干サイコパスな側面が見え隠れする特徴があります。

登場シーンでは「人や鬼もみんな仲良くすればいいのに」という会話があったことから鬼に対しても寛容なのかと思いきや、鬼に対しては「拷問をします」などの発言があり、その真意をなかなか掴むことができません。

胡蝶しのぶには、姉である「胡蝶カナエ」を鬼に殺された過去があります。

そして胡蝶しのぶがいつもニコニコと笑っているのは、失った姉に言われた「姉さんはしのぶの笑った顔が好きだな」という言葉に由来しています。

どこか憂いの面影を落とす胡蝶しのぶのサイコパスぶりは、そうした暗い過去から来ているわけです。

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鬼殺隊における胡蝶しのぶの役割

鬼殺隊と聞くと、胡蝶しのぶ以外にも「煉󠄁獄杏寿郎」「富岡義勇」などの柱を想像する方もいらっしゃるでしょう。

例えば、煉󠄁獄杏寿郎であれば自身の掲げる正義やビジョンを信じて突き進む性格の持ち主であり、富岡義勇であれば、洗練された技を繰り出すキャラクターです。

その中で胡蝶しのぶが演じた役割は、「刃」というよりも「守り」の役割でした。

  • 隊の規律が破られそうになれば、規律を正す方向に持っていく
  • 傷ついた人がいれば蝶屋敷(胡蝶しのぶの屋敷)で治療をする
  • 上弦の弐「童磨」を殺すための毒を鬼である「珠代」と開発する

もちろん胡蝶しのぶ自身も優秀なプレイヤーでしたが、そのまま突き進んでしまう他の柱をフォローするようにリスク管理をし、裏では教育、治療など組織を支える要となっています。

炭治郎が、煉󠄁獄杏寿郎、富岡義勇の元ではなく、胡蝶しのぶの元で修行したのには、こうした意味合いが隠されていたのかもしれません。

胡蝶しのぶの刀、戦い方

胡蝶しのぶは体格に恵まれなかったため、他の柱とは違う戦い方をします。藤の花から抽出した「鬼を殺す毒」を刀に忍ばせ戦うのですが、それゆえ、刀が他の柱たちが使うものとは違う特殊な形状をしています。

ここからは、胡蝶しのぶの刀と戦い方を解説します。

刀が少し特殊

胡蝶しのぶの呼吸法「蟲の呼吸」は、水の呼吸から派生した花の呼吸のさらに派生版。胡蝶しのぶが扱う刀の頭身には特殊な返りがついており、力がなくても最大限刀を扱える「突き」に特化した形状をとっています。

蟲の呼吸による素早い動きで敵を翻弄し、刀の毒でとどめを刺すのが胡蝶しのぶの戦闘スタイルです。

毒を持って敵を制するのが得意

胡蝶しのぶは、驚くべきことに毎回刀に仕込まれる毒の量を調整して鬼を殲滅します。これは、胡蝶忍が薬学に精髄していたからこそ為せたわざと言えるでしょう。

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【胡蝶しのぶのマネジメント術】鬼滅隊のリーダーになれたわけ

柱はチームのリーダー、組織においては取締役にも該当する役職です。組織において人をマネジメントする立場にいた胡蝶しのぶは、いちプレーヤーとして優秀だっただけではなく、部下のマネジメントにも長けていました。

ここからは、胡蝶しのぶの優れたマネジメントについて解説します。

【胡蝶しのぶのマネジメント術①】人によってモチベーションの上げ方を使い分ける

胡蝶しのぶのマネジメント適性は人によってモチベーションの上げ方を使い分けるところにあります。

モチベーションマネジメントには、内発的動機付けと外発的動機付けがありますが、胡蝶しのぶが重視していたのは内発的動機付けでした。

内発的動機付けとは、従業員の内側(興味・関心)から現れるやりがい、達成感のことです。胡蝶しのぶは、那田蜘蛛山での戦いで傷ついた炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助(※)を治療した後、彼らをそれぞれに適した動機付けで修行へと導きます。

炭治郎に対しては「見守っていますよ」という安心感を、負けず嫌いな伊之助に対しては「まぁ…できて当然ですけれども仕方ないですできないならしょうがない、しょうがない」という煽り口調で、女性が大好きな善逸に対しては「一番応援していますよ」という言葉で動機付けをしたわけです。

部下の特徴を理解し、それぞれに適した方法で修行(仕事)に打ち込ませる能力がマネジメント層には必要です。

※我妻善逸、嘴平伊之助は胡蝶しのぶの同僚

【胡蝶しのぶのマネジメント術②】部下を信じる

マネジメントにおいて最大の効果を生むのは「部下を信じること」だと言われます。そして、胡蝶しのぶはそれができた柱でした。

胡蝶しのぶは敵の幹部「童磨」を倒しましたが、その方法は自身が毒となり童磨の動きを鈍らせる方法でした。

鬼の弱点である藤の花を自身の体内に取り込んでいたことで、童磨の回復能力を鈍らせたのです。そして童磨へとどめを指したのは、姉のカナエと引き取った胡蝶しのぶの後継者「栗花落カナヲ」でした。

19巻で胡蝶しのぶがカナヲへと言ったセリフ「私が必ず鬼を弱らせるから、カナヲが頸を切ってとどめを刺してね」は部下である「カナヲ」を真に信頼していなければ出てこない言葉です。

【胡蝶しのぶのマネジメント術③】規律を守る

初めて胡蝶しのぶが禰豆子に会ったその日、「元人間であり炭治郎の妹だ」という事実を耳にしても、冷酷なまでに胡蝶しのぶは鬼である禰豆子を殺そうとします。

それを止めようとした富岡義勇に対しては以下のセリフを口にしています。

「鬼を斬りに行くための私の攻撃は正当ですから違反にはならないと思いますけど、冨岡さんのこれは隊律違反です。鬼札の妨害ですからね。どういうつもりなんですか?」

一見冷徹にも見える判断ですが、胡蝶しのぶの規律を守るという姿勢は、マネジメント職においては重要です。マネジメント職の仕事は例外に対処することではありますが、簡単に例外を認めていては組織運営が成り立たなくなります。

守るべき規律を守り、上の指示に従い組織全体の利益になることを考える。

胡蝶しのぶがマネジメント職に向いていることがよくわかる発言です。

胡蝶しのぶの名言:諦めない大切さ

私たちは日々の仕事や勉学の中で結果に追われています。そのため、時には「諦めてしまいたい」と思うこともありますよね。

そんなとき、決して 諦めようとしない漫画のキャラクターのセリフに心を打たれることがあるのではないでしょうか。

胡蝶しのぶもまた、コンプレックスや弱い心に打ち勝ち、私たちに勇気を与えてくれます。

その美学が現れたのは、上弦の弐との戦いで瀕死になった胡蝶しのぶが思い出した、姉のカナエからかけられた以下の発言でした。

「できるできないじゃない。やらなきゃいけないことがある」

限界が訪れた時にもうひと踏ん張りして挑戦をする思い。私たちの実生活にも通ずるところがあるのではないでしょうか。

胡蝶しのぶから学ぶリーダーの条件とは?

最後に胡蝶しのぶから学べるリーダーの条件についてまとめておきましょう。胡蝶しのぶが鬼殺隊のリーダーとして活躍したエッセンスを抜き出すことで、私たちも彼女から学び、日々の生活へと活かすことができるでしょう。

先頭に立ち、時には部下に任せることができる

胡蝶しのぶから学ぶことができるのは、先頭に立ち部下の手本になることです。

胡蝶しのぶはリーダーでありながらプレイヤーでもありました。リーダーが率先してチームの最前線に立ち、その背中を部下に預けることはリーダーとして必要な要素です。

そして、部下が成長すれば自身は一線を引いて部下に権限を与える。そうした姿勢は組織のリーダーに欠かすことができない条件のひとつです。

どんな状況でも部下のモチベーションを高める

部下が思うように動いてくれない。そうした状況は企業経営のなかで起こりうることです。その原因を部下だけに押し付けるのか、それとも自身にも問題があると考えるのかでは大きく意味合いが異なります。

部下が動かないなら動くように仕向ける。そうした技量もリーダーには必要となる能力でしょう。

参考:人を動かす | デールカーネギー

最後まで部下を信じ続ける

そして、リーダーは最後まで部下を「信じ続ける」ことが大切です。

ただし、手放しに全てを信じていいわけではありません。部下には裁量権を与え、その失敗はリーダーがカバーをするというリスクヘッジは必要です。

信じることで部下は成長します。リーダーが全てを行ってしまっているという方は組織のあり方を見直してみるのもよいかもしれません。

まとめ | 胡蝶しのぶが鬼殺隊に入れたのはリーダーシップがあったから

胡蝶しのぶは、敵の幹部「上弦の弐」との戦いでその命を燃やし、物語から退場します。

ひたむきに自らの葛藤と戦い、結果を出した胡蝶しのぶの姿勢は、単にフィクションと割り切るのではなく、今を生きる私たちにも学びを与えてくれるのではないでしょうか。

胡蝶しのぶが鬼殺隊に入れたのは、守備と攻めを兼ね揃えた優秀なプレイングマネージャーだったから。

組織のリーダーである胡蝶しのぶが皆に慕われていたのは、部下を適切にマネジメントし、時には任せるリーダーであったからこそでしょう。

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