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【成功の秘訣】「GAFA・Google創業者」ラリー・ペイジはどんな人物か?天に才能を与えられた半生を徹底解説

  • 「もしすべてのウェブサイトをダウンロードできて、そのリンク先を記録しておけたら、どうなるだろう?」
  • 「できないことなどない、と呑んでかかることで、決まりきった枠からはみ出よ」

これはGoogle創業者であるラリー・ペイジの言葉です。

Googleは今でこそ世界で最も優秀で、ユーザーに支持されている検索エンジンであり、「ググる」という言葉のもとにもなっています。

そんな世界最高のサービスを開発・提供しているGoogle社の共同創業者であり、元最高経営責任者のラリー・ペイジはどのような人物なのでしょうか?

本記事では、ラリー・ペイジの半生や成功した秘密などを解説していきます。

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ラリー・ペイジとはどのような人物か?

ラリー・ペイジは、本名は「ローレンス・エドワード・“ラリー”・ペイジ」といい、アメリカで1973年に生まれ、現在(2022年時点)48歳です。

2021年にアメリカの経済誌「フォーブス誌」が発表した2021年版の世界長者番付によると、ラリー・ペイジは8位にランクインしており、9位はGoogleの共同創業者のセルゲイ・ブリンがランクインしています。

「GAFA」と呼ばれる巨大IT企業4社のうち、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏は1位で、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏は5位にランクインしています。また、マーク・ザッカーバーグ氏と同様にラリー・ペイジもユダヤ系です。

テック系雑誌に囲まれて育つ

アメリカでミシガン州立大学の計算機科学・人工知能教授の父と、ミシガン州立大学のコンピュータプログラミングの教師をしている母の間に、ラリー・ペイジは生まれました。

イギリスのNHKのような存在である「BBC」のジャーナリストは、ラリー・ペイジの父親を「コンピュータサイエンスと人工知能のパイオニア」と評しており、非常に優れた人物として有名でした。

ラリー・ペイジは自身の幼少期について「科学、コンピュータ、技術などのテック系の雑誌やポピュラーサイエンスの雑誌であふれていた」と語っており、自身もそうした世界にどっぷりとハマっていくことになります。

実際、ラリー・ペイジは6歳の頃からコンピュータを触り始めているほどです。

モンテッソーリ教育で創造性を育む

ラリー・ペイジの両親は、息子をモンテッソーリ教育の学校に入れることを選びました。

モンテッソーリ教育とは、医師であり教育家のマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育方法です。この教育法の目的は「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てること」にあります。

近年、ビル・ゲイツ氏やイーロン・マスク氏、藤井聡太氏などが受けてきたとして急速に注目を集めている教育方法です。

実際、ラリー・ペイジも「ルールや慣例にとらわれず、自発的に行動し、世界で起きていることに関心を持つトレーニング」が自身の仕事に影響を与えていると認めています。

(参考:モンテッソーリ教育について丨日本モンテッソーリ教育総合研究所

読書に多大な時間を費やしてきた

ラリー・ペイジの多大なる才能はモンテッソーリ教育だけで培われたわけではありません。ペイジは2013年に「私は本や雑誌の読書に多大な時間を費やしてきた」と明かしています。

例えば12歳の時、ペイジは天才発明家のニコラ・テスラの伝記を読み、借金を抱えて無名のまま亡くなる最期に悲しみを覚えました。そして、そこから世界を変えるには優れた技術を開発するだけではなく、それを広めるためのビジネスセンスが必要になることを学んだのです。

また、作家のニコラス・カールソンによると「ペイジの自宅の雰囲気と、寛容な気質の彼の両親による教育が、ペイジの創造性と発明力を開花させた」と語っています。

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大学在籍中にラリー・ペイジの親友となったセルゲイ・ブリン

テック系雑誌に囲まれながら、モンテッソーリ教育や膨大な読書によって育ったラリー・ペイジはミシガン大学を卒業し、博士号を取るためにスタンフォード大学に入学しました。

イギリスのタイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)による2022年最新世界大学ランキングによると、ハーバード大学は第4位にランクインしており、世界でも屈指の名門校です。

ここでラリー・ペイジは後にGoogleを創業することになるセルゲイ・ブリンと出会いました。

ページランクの構想を練る

ラリー・ペイジはミシガン大学で計算機工学の学士号を取得後、スタンフォード大学で計算機科学を学んでいましたが、そこで計算機工学の博士課程に在籍中のセルゲイ・ブリンと出会い、2人は意気投合して親友となりました。

このときラリー・ペイジは冒頭でも紹介したように「もしすべてのウェブサイトをダウンロードできて、そのリンク先を記録しておけたら、どうなるだろう?」と考えるようになります。

これがGoogleの根幹となる「ページランク」の考えの基となり、後のGoogleの創業につながるのです。

ラリー・ペイジの発明「ページランク」とは?

「ページランク(PageRank)」とは、ウェブページの重要性を決めるためのアルゴリズムであり、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって1998年に発明された技術・概念です。

簡単に言うと「外部サイトからのリンクが多いウェブページほど重要なページである」という考え方です。

従来であればページ内にいくつキーワードが出てくるかで重要度を測っていましたが、この方法よりも的確に重要性を測ることができる方法がページランクでした。

例えば、このページが外部サイトから一つもリンクされていなければGoogleにとってはそこまで重要なページではありません。しかし、5本、10本と外部サイトからのリンクを受けると、Googleはそのリンクの数だけ「重要なページである」と判断します。

「良質なページからのリンクされるページは良質である」

ラリー・ペイジは「良質なウェブページから多くリンクされているウェブページは、必然的に良質なページである可能性が高くなる」と考えています。

したがって、Googleからの評価を高めようとして自作自演でリンクを飛ばしたとしても、そのウェブページが良質でなければリンク先のウェブページの評価は高まりません。

むしろ、悪質なウェブページから10本のリンクを受けるよりも、良質なウェブページから1本のリンクを受けるほうが評価が高まる可能性が高いでしょう。

こうしたページリンクの概念を攻略しようとする手法や技術を「検索エンジン最適化」や「SEO(search engine optimization)」と言って、現代のマーケティングには必要不可欠なものとして認識されています。

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ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによるGoogleの創業

このようにページランクというアルゴリズムをもとに、従来よりも優れた検索エンジンを開発したラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、1998年に2人でGoogleを創業しました。

Googleのミッション・ステートメントは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」とされ、非公式なスローガンには「Don’t be evil.(邪悪になるな)」があります。

ラリー・ペイジはGoogle LCCの持株会社として設立されたAlphabet Inc.の最高経営責任者でしたが、Alphabet Inc.の社長を務めていたセルゲイ・ブリンの退任と同時に退任しました。しかし、現在でも2人合わせて16%の株式を保有しています。

「Google」ではなく「googol(グーゴル)」だった?

今でこそ当たり前のようにGoogleと呼んでいますが、創業当時はGoogleではなく「googol」にする予定だったことをご存知でしょうか?

「googol」とは10の100乗という膨大な数を表しており、宇宙に存在する原子の数よりも大きな数になります。この「googol」という言葉は1920年に生まれたもので、実はアメリカの数学者エドワード・カスナーの9歳の甥ミルトン・シロッタによる造語なのです。

ラリー・ペイジはこの言葉を会社の名前にしようと考えましたが「googol」のスペルを書き間違えてしまい、現在の「Google」になりました。もし、社名が「googol」だったなら、「ググる」ではなく「グゴる」と言っていたかもしれません。

ラリー・ペイジが成功した秘密

このようにラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが2人で創業したGoogleですが、いまやGoogle、Amazon、Facebook(現Meta)、Appleの巨大IT企業4社を合わせて「GAFA」と呼ばれるまでに成長しています。

Googleは創業してたったの3年で従業員がすでに200人ほどに増えており、現在は私たちの生活に欠かせないインフラにまでなりました。

なぜ、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンはGoogleをここまで巨大な企業に成長させ、1232億ドル(およそ14兆円)超えの純資産を持つほどの成功者になれたのでしょうか?

そこでここでは、ラリー・ペイジが成功した秘密を見ていきましょう。

  • 不可能なことを「健全な範囲で」不可能だと思わないこと
  • スケールが大きすぎる夢を持つ
  • 惨めな思いをしても正しいと感じたことをする
  • 「楽ではないけれどワクワクすること」に挑戦すること

それでは1つずつ解説していきます。

不可能なことを「健全な範囲で」不可能だと思わないこと

ラリー・ペイジは「リーダーシェイプ」というリーダー養成プログラムのなかで、夢を実現する方法を教えてもらったと語っています。そこでペイジは、「不可能なことを『健全な範囲で』不可能だと思わないこと」を教わりました。

そして、「常識的にはありえないとされるアイデアを、追求してもいいのだ」ということを学んだのです。特にこの教えは日本においてもっと広まるべきではないでしょうか。

なぜなら日本には「出る杭は打たれる」という風潮があるように、突拍子もないアイデアや前例のない出来事に対して否定的な姿勢を持っている人や企業が少なくありません。

しかし、そのような姿勢のままではGoogleやAmazonといった世界を席巻する企業は生まれないでしょう。

スケールが大きすぎる夢を持つ

ラリー・ペイジは「あまりにもスケールが大きすぎる夢のほうが実現しやすいと思います」と語っています。これを聞いて普通ならば「大きい夢のほうが叶えるのが難しいのでは?」と直感的に感じますよね。

しかし、自身の周りにいる人を思い出してください。あまりに壮大な夢を実現するために本気で行動している人なんて、めったにいませんよね。

だからこそ、「大きすぎる夢を本気で実現させる人たちの世界は、私たちが想像しているよりも激しくない」とラリー・ペイジは語ります。

なぜなら、あまりにも壮大でスケールが大きすぎるため、同じようなことをする人がいないからです。

ラリー・ペイジの壮大過ぎる夢

このように語るラリー・ペイジ自身の壮大な夢を実現するために誕生したのがGoogleです。そして、Googleのミッションは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がどこからでもアクセスできて、利用できるようにすること」です。

ラリー・ペイジは、「常に大きなことに挑戦したいと思うのが一流の人間である」として、Googleが進めている仕事を「これ以上、ワクワクする仕事はない」と評価しています。

惨めな思いをしても正しいと感じたことをする

ラリー・ペイジは下記のような独特な言い回しを使っています。

「もし、あなたが暴風雨のなか、地面を這いつくばっているミミズのような気分になったら、それは良いことが起きる兆候です。正しい道を歩んでいるということです。」

これはどういうことでしょうか?

ラリー・ペイジはGoogleを創業した当初、3枚のクレジットカードを限度額いっぱいに使用して、親のお金でハードディスクを購入していましたが、この思い切った行動があってこそ現在のGoogleがあるのです。

このとき、ラリー・ペイジはお金がなくて親のクレジットカードを使い込むほど惨めでしたが、そのおかげで現在の成功があるのです。

「楽ではないけれどワクワクすること」に挑戦すること

ラリー・ペイジは、「世界を変えるために何をするべきか?」という問いに対して「楽ではないけれどワクワクすることに常に挑戦すること」と答えています。

大学在籍中のラリー・ペイジには取り組みたいプロジェクトが3つもありました。しかし、指導教授に「ウェブについて研究してみたらどうかね?」と助言されて、ペイジはそこからウェブの研究に没頭したのです。

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まとめ

ここまで、ラリー・ペイジの半生や人物像、成功の秘密についてみてきました。

ラリー・ペイジは2019年にAlphabet Inc.を退任してからは表舞台に出る機会が減りましたが、現在でも空を走る自動車を開発しているベンチャー企業に投資していたり、イノベーションに対する意欲は消えていません。

ラリー・ペイジの今後の動向は注目を集め続けるでしょう。

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