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【人事向け】内定式とは?開催時のポイントや注意点、ユニークな事例を解説

内定式とは

内定式を開催する企業は多く、内定式は内定者が初めて参加する大掛かりな行事となります。

しかし、多くの企業はなぜ内定式を開催するのでしょうか?

人事担当者なら正しく把握しておかなければ、効果的な内定式ができない可能性もあります。

本記事では、内定式の概要や一般的な流れ、開催するメリットや効果的な内定式にするためのポイントなどを解説していきます。

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内定式とその目的とは

内定式とは、企業が内々定を出した学生に対して正式な内定通知を行うための式典のことです。

内定式に出席した段階で、企業から内定取り消しをされることはほぼありません。

また、内定式に出席することで「この会社に就職した」という実感を得る学生も多いでしょう。

では、内定式にはどのような目的があるのでしょうか? ここでは、企業が内定式を行う目的を解説していきます。

企業の一員であるという自覚を持たせる

内定式の主な目的は、内定者の意思確認と入社への意識を高めることにあります。

これから企業の一員として仕事をしてもらうためにも、本人に企業の一員としての意識を強く持ってもらうのです。

内定式に出席する社長や役員などの言葉を聞くことで、学生はモチベーションを高め、企業の一員として仕事をする心の準備を整えるのです。

内定者の不安払拭や内定辞退を避ける

内定を受諾した学生は「本当にこれでよかったのだろうか?」といった不安を感じることが多いです。

このような状態を内定者ブルーといいますが、この状態を企業が放置しておくと内定辞退につながりかねません。

したがって企業は社会人になること、入社先の企業で働くことへの不安を感じる内定者に対して、フォローをするためにも内定式を行います。

関連記事:新入社員のモチベーション低下の理由!8割を襲う「リアリティ・ショック」とその対処方法

一般的な内定式の流れとは

あくまでも一例ですが、一般的な内定式の流れは下記のようになっています。

  1. 社長の挨拶:企業によって会長や役員なども激励を行う
  2. 内定辞令書授与:社長から内定辞令書を受け取る
  3. スケジュール確認:今後の流れを内定式の際に伝える
  4. 書類などの手続き:内定承諾書などの手続きを行う
  5. 懇親会:既存社員を集めて内定者とコミュニケーションの場を設ける
  6. グループワーク:内定者と従業員との親睦を深める

内定式にかかる時間はほとんどの場合、1時間から2時間以内で終わるケースが多いです。

長すぎても緊張している内定者の集中力がもたないため、コンパクトにまとめるのがベターでしょう。

関連記事:新卒採用とは?中途採用との違いやメリット・デメリットを解説

内定式を行うメリットや効果とは

ここでは内定式を行うメリットを見ていきましょう。

内定者の企業に対する理解が深まる

内定者はあらかじめ企業研究をしているとはいえ、実際に社長や役員の言葉やビジョンを聞くことで、企業への理解がさらに深まります。

特に新卒者であれば社会経験がなく企業に所属したことがないため、自社の社風や価値観を受け入れてもらいやすいです。

したがって、内定式では自社が伝えたいメッセージや考え方を強くわかりやすく発信することが重要となるでしょう。

内定者のモチベーションが上がる

2つ目の内定式のメリットは、内定者のモチベーションが上がることです。

内定者は内定を受諾してから内定式に出るまでの間、不安や悩みを感じているケースが少なくありません。

そこで内定式に出席してもらうことで、動機となる仲間と出会い、絆を深められます。

内定式後の懇親会ではさらに内定者同士の関係を深め、入社に対する意欲を高めることが期待できます。

内定式を開催する時期とその理由とは

一般的に内定式は10月1日に開催されます。

では、なぜ10月に行うのでしょうか?

その理由は、経団連が定める「正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降とする」というルールがあるためです。

この決まりに則って各企業は10月1日に行っています。

学生の囲い込み

内定式を早期に開催する目的は、夏に内定を出した学生のモチベーションが下がらないようにすることや、内定者ブルーに陥らないようにするということにもあります。

8月や9月に入ると多くの学生は就職活動を終えますが、落ち着いた途端に「本当に大丈夫なのだろうか」という不安を感じる学生も少なくありません。

そこで、内定式を開催して「あなたは確実に入社できますよ」というメッセージを伝えることで、不安を払拭するためのフォローを行うのです。

また一般的に、内定式に出席してから「やっぱり辞めます」とは言いづらいため、学生に入社を決意させるための内定式でもあります。

関連記事:新卒社員を戦力に変えるマネジメントの肝

各企業が行っているユニークな内定式の事例

ここでは実際に行われているユニークな内定式の事例を紹介していきます。

合宿スタイルの内定式

採用マーケティング事業を展開するインビジョン株式会社では、規模が小さい企業だからこそ可能なユニークな内定式を実施しています。

6人の内定者とともに既存社員が廃校に泊まったり、凧揚げをテーマにした内定式など、団結力が高まるような工夫をしています。

ユニークなオンライン内定式

新型コロナウイルスの影響で内定式をオンライン開催する企業もありますが、オンラインだからこそできるユニークな内定式もあります。

それが、内定者全員で1つのプロジェクトを完成させる内定式です。

ウェブサービスを提供するディップ株式会社では、およそ100人の内定者が一人ひとり撮影した映像を編集して完成させたVTRを内定式で流しました。

このプロジェクトのために内定者は内定者同士で何度も話し合い、団結力を高めたようです。

関連記事:内定ブルーとは?内定者・企業側の対処方法や陥る原因を解説

まとめ:組織の一員であることを自覚させることが大切

内定式は、内定者に自社の社員であることを自覚させ、今後自社で働くことを決意させる場です。

しかし、内定式を実施し、いざ社員が自社で働き始めると離職してしまう…

そんなお悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。

とくに昨今はテレワークが普及し、同じ会社の一員として働いているという意識が遠のき、会社を辞めてしまう事例もあるようです。

しかし、会社から離れてしまう真の理由は「自社にいるメリット」がないからかもしれません。

それでは、自社にいるメリットを感じてもらうためには、どうすればいいのでしょうか?

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