人材不足で悩む塾業界の会社は少なくありません。
まずは、業界に何が求められているか知ることから始めてみましょう。
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昨今、出生数が減少している一方、大学進学率の上昇により大卒者は大きく減ってはいません。
ただ、今後一気に大卒者の数が減るタイミングが来るはずです。
労働者の年齢層が上がり続ける日本企業において、若い人材を採用するニーズは高まっていくため、採用はますます難しくなっていくと考えられます。
人材不足を解消するために映像授業で補う塾も珍しくありません。
では、人に求められる仕事や能力は何でしょうか。
もちろん、最低限の学力は必要です。しかし、学力だけで採用しても機能しません。
「教える」ことより「導く」人が必要となっていきます。
導くとは、知識を学ばせできるようにすることです。
知識を教えるのは教員側ですが、その教えを学ぶかどうかは生徒側に選択権があります。
学校教育が教える機関だとすると、本来、できるようにするのは子どもたちの責任ですが、その責任を親が学校や塾に求めるようになっています。
学校や塾のせいにする保護者の考えはもちろんずれていますが、何とかしなければなりません。
そこで、ポイントになってくるのはマネジメント力。
主導権を握っている子供たちをやる気にさせ、勉強ができるようにしないといけないのです。
塾業界では、現場での指導に時間を割きがちですが、目的を明確にして、どのような塾にするのかを考えて採用戦略を考える必要があります。
もし、採用について考える時間が取れない、現場が忙しいというのであれば、現場を任せる人を用意してください。
また入社する方のメリットを自社の強みから作り出すことが重要です。