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【ガンダムSEED】ロングヒットを支えるビジネス戦略を解説

ガンダムseedのビジネス戦略

『機動戦士ガンダム SEED』は歴代のガンダムシリーズの中でも特段人気が高く、本作から一気にファン層が広がったといっても過言ではありません。

また2024年にはシリーズの新作映画が公開されるとあって、今再び脚光を浴びています。

作品がヒットした裏には、これまでの理屈を無視した大胆な戦略が関係していることをご存じでしょうか。

本記事では『機動戦士ガンダム SEED』にまつわる一風変わった経営戦略について解説します。

最後にはビジネスマインドを格上げする作中の名言も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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『機動戦士ガンダム SEED』とは

『機動戦士ガンダム SEED』とは、2002年10月にTBS系列でスタートしたテレビアニメです。

翌年9月までに全50話が放送されました。

また直接的な続編として『機動戦士ガンダム SEED DESTINY(2004年)』があります。

長い歴史のガンダムシリーズの中でも、『機動戦士ガンダム SEED』は特段人気がある作品として知られています。

2018年にNHKが実施した「全ガンダム大投票40th」では、40作品中第3位に選ばれたことからも、その支持率の高さがうかがえます。

さらに以下の2点について深堀りしてお伝えします。

  • 『ガンダム SEED』のあらすじ
  • 2024年に映画『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』公開決定

『ガンダム SEED』のあらすじ

『機動戦士ガンダム SEED』は、遺伝子操作によって生まれた人間「コーディネイター」と通常の人間「ナチュラル」の対立を物語の主軸として描かれています。

紀元(C.E.)71年、戦争が混迷の度合いを深めていた時代、中立のコロニーヘリオポリスで暮らすコーディネーターで主人公のキラ・ヤマトは戦争の中、やむをえずガンダムを操縦し戦うことになります。

そこでかつての親友アスラン・ザラと再会を果たしたキラが、やがて戦争の渦中へと巻き込まれていく物語です。

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2024年に映画『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』公開決定

『機動戦士ガンダム SEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に次ぐ新作映画の公開が発表され、大きな話題を呼んでいます。

2024年1月26日に公開が予定される映画のタイトルは『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』で、コズミック・イラの戦いの後を舞台にした、完全新作の物語とのことです。

また新作映画公開にあわせて、アニメシリーズのスペシャルエディション(HDリマスター)が劇場公開されると発表され、ファンからは歓喜の声が上がっています。

人気低迷を救った『ガンダム SEED』と「ブルー・オーシャン戦略」

『機動戦士Vガンダム』(93〜94年)以降の10年間、ガンダムシリーズは人気が低迷していました。

しかし、制作のバンダイナムコは『機動戦士ガンダム SEED』で新たに「ブルー・オーシャン戦略」をとり、見事人気をV字回復させたのです。

「ブルー・オーシャン戦略」とは、かつてない新たな事業を展開し、競合と差別化を図った新市場を創造することです。

ここからは、シリーズの低迷期を救った『機動戦士ガンダム SEED』の経営戦略の内容を解説します。

  • 作風を大胆チェンジして新規ファン獲得へ
  • 異例の番組放送後にネット配信で視聴率向上

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作風を大胆チェンジして新規ファン獲得へ

『機動戦士ガンダム SEED』がとったブルー・オーシャン戦略の1つに、作風の転換があります。

もともと男性の支持がメインであったこれまでとは異なる市場へ乗り出すべく、ターゲットを女性に絞り込みました。

具体的な要素として、キャラクターの造形変更や恋愛要素の入れ込み、戦闘よりも人間ドラマに重点をおいたストーリーなどが挙げられます。

大胆に顧客層をシフトチェンジした結果、女性を中心に新たなファン層の獲得に成功しました。

異例の番組放送後にネット配信で視聴率向上

ブルー・オーシャン戦略として、テレビ番組をインターネット配信したこともシリーズ人気の低迷期を救ったと考えられます。

動画配信サイトのバンダイチャンネルでは『機動戦士ガンダム SEED』のテレビ放送翌日から無料配信をスタートさせています。

当時では異例のサービス展開に、テレビ局からは視聴率の低下を恐れた反対の声もあったといいます。

しかし、配信動画は1日に約4万件のアクセスを獲得する人気コンテンツとなり、テレビ放送の視聴率アップにもつながる結果になりました。

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『ガンダム SEED』から発展させた2つのビジネス戦略

かつてない手法で人気を再燃させた『機動戦士ガンダム SEED』ですが、ガンダムシリーズの斬新な戦略は今作にとどまらず、その後に製作された作品にも反映されています。

ここからは『機動戦士ガンダム SEED』から発展した『機動戦士ガンダム UC(ユニコーン)』でとられた2つのビジネス戦略を解説します。

  • テレビ放送をあえてせずに従来の壁を壊したウィンドウ戦略
  • 映画上映での体験を重視したマーケティング戦略

テレビ放送をあえてせずに従来の壁を壊したウィンドウ戦略

そもそもウィンドウ戦略とは、コンテンツの期間や順番をずらして複数の媒体に登場させることをいいます。

『機動戦士ガンダム SEED』の成功後、『機動戦士ガンダム UC(ユニコーン)』はウィンドウ戦略によって、OVA(セルビデオ向けアニメーション作品)を先に発表し、その後テレビシリーズアニメとして地上波で放送しています。

これまで当たり前であったテレビアニメからパッケージや映画化に発展する流れを断ち切り、見事世間の関心を引くことに成功しました。

映画上映での体験を重視したマーケティング戦略

かつて映像パッケージは、内容を知らなくとも期待値さえあれば売れていました。

しかし、時代の変化によって顧客の心理も変わっていき、現代では内容を知り納得した上で購入するファンが増えています。

『機動戦士ガンダム SEED』から発展した戦略として『機動戦士ガンダム UC(ユニコーン)』がとったのは、劇場版とパッケージ販売の同時進行です。

結果、劇場という特異な空間で作品を体験した顧客が、納得した形でパッケージを購入するというケースが目立ちました。

あらゆる情報が簡単に得られる現代では、期待をあおるよりも出し惜しみなく商品を押し出す戦略の方が適しているのかもしれません。

ビジネスで活かせる『ガンダム SEED』3つの名言を紹介

『機動戦士ガンダム SEED』に登場するキャラクターたちは、見る者の心を奮い立たせるセリフを数多く残しています。

最後にビジネスマインドの参考になる作中の名言3つを紹介します。

  • 名言1「力だけが僕の全てじゃない」キラ
  • 名言2「君はできるだけの力を持っているだろう?なら、できることをやれよ」ムウ
  • 名言3「一人でグルグル考えてたって同じってことさ」カガリ

名言1「力だけが僕の全てじゃない」キラ

「力だけがぼくの全てじゃない」は『機動戦士ガンダム SEED』の主人公キラ・ヤマトが最終回で発した名言です。

常人とは異なる特殊な力を持っていた彼は、能力だけではなくありのままの自分を見てほしいと願っていました。

ビジネスにおいて他者よりも秀でた才能があったとき、人はおごりを抱きやすいもの。

しかしキラのように決して自分を過大評価しない心の持ち方は、ビジネスの場面でも覚えておきたいところです。

名言2「君はできるだけの力を持っているだろう?なら、できることをやれよ」ムウ

『機動戦士ガンダム SEED』で登場するムウ・ラ・フラガが主人公を一喝する場面の名言が「君はできるだけの力を持っているだろう?なら、できることをやれよ」です。

「できることをやれ」という言葉は一見厳しく感じる反面、それだけムウも本気であるということの証明ともいえます。

もしも経営者や上司の立場なら、まずは自分が目の前のことに本気になる人であるべきです。

そういう上司のもとでこそ、部下もやる気を高く維持して、持っている力を最大限に発揮してくれるでしょう。

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名言3「一人でグルグル考えてたって同じってことさ」カガリ

「一人でグルグル考えてたって同じってことさ」は『機動戦士ガンダム SEED』のヒロインでもあるカガリ・ユラ・アスハが発した名言です。

男勝りで面倒見のよい彼女は、気落ちするアスランにはっきりと物申しました。

誰かが困っているときには支えること、それが組織・チームの強みです。

ビジネスにおいて壁にぶつかったときも、決して一人で抱え込まず、周囲を頼り解決策を見出していくことが大切です。

まとめ|『ガンダム SEED』のヒットで見えた新しい領域に挑む重要性

シリーズの人気低迷を逆転させた『機動戦士ガンダム SEED』にはじまる戦略の数々は、見事時代にマッチしてシリーズ全体の売り上げにつながりました。

新たな領域に踏み込んだり、これまでのセオリーを覆したりする戦略には、心配や反対の声が付き物です。

しかし挑戦が大切だということを、ガンダムシリーズのヒットが物語っています。

もしも自社の経営で壁にぶつかったときは、思い切って新たな領域に舵を切るのも1つの打開策かもしれません。

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