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人材育成に必要なマネジメントの方法とは|必須スキルも徹底解説

人材育成におけるマネジメント

近年、少子高齢化による労働人口減少や、転職による社員定着率の低下が問題となっています。

そのため、既存社員の人材育成に力を入れようと考えている企業も多いのではないでしょうか。

しかし、人材育成を効果的に進めるためには、育成する側が適切なマネジメントを行う必要があり、闇雲に行っても成果にはつながりません。

本記事では、人材育成に必要なマネジメントの方法と必須スキルについて詳しく解説します。

自社に貢献できる人材を効果的に育成できずに悩んでいる企業担当者は、ぜひ参考にしてみてください。

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人材育成におけるマネジメントの具体的な方法とは

人材育成を効果的に進めるためには、複数の方法を試し、自社に合ったものを採用するのが成功への近道です。

以下では、人材育成におけるマネジメントの方法を6つ解説します。

  • OJT研修の実施
  • Off-JT研修の実施
  • メンター制度の導入
  • 目標管理制度(MBO)の導入
  • 職業能力評価シートの活用
  • e-ラーニングの実施

関連記事:人材育成におけるマネジメントとは?【成功のためのポイントも解説】

OJT研修の実施

OJT(On the Job Training)研修とは、実務を通じて現場で必要なスキルやノウハウを教育する方法です。

たとえば、実際に指導者=先輩社員の顧客との商談に新人を立ち会わせ、営業やセールストークを行います。

主に新入社員や未経験の従業員への育成に使われる手法です。

座学の研修とは異なり、実際の業務のなかで直接上司や先輩から指導を受けるため、成長スピードが早くなります。

また、指導者側も実務をこなしながら教育するため、自身のスキル向上や成果へつながるといった相乗効果が得られるでしょう。

 Off-JT研修の実施

Off-JT(Off the Job Training)研修とは、外部講師や専門家の研修を通じて教育する方法です。

新入社員や管理職に向けた全体研修では、基礎スキル向上の目的で実施される場合が多いでしょう。

また、マーケティングやマネジメントなど、各分野に精通した専門家に依頼する際は、社内にはないノウハウの習得が期待できます。

メンター制度の導入

メンター制度とは、1人の社員に対して1人の上司を指導役として配置する育成手法です。

メンターは業務上のアドバイスだけでなく、心理的な支援をしながら対象の社員を育成していきます。

全体研修と異なり、一対一のコミュニケーションが生まれるため、育成対象者からの相談を受けやすいと言えるでしょう。

また、メンター側も対象者の手本になろうとする意識が生まれるため、職務に対しての責任感が強くなるというメリットもあります。

目標管理制度(MBO)の導入

目標管理制度とは、グループまたは個人で職務における目標を設定し、達成度合いによって能力やスキルを評価する制度です。

たとえば「能力開発目標」や「業績目標」など、具体的でわかりやすい目標を設定しましょう。

MBOを導入すれば、評価指標が可視化され評価基準も明確になるため、目標達成に向けて従業員一人ひとりが主体的に取り組むようになるでしょう。

ただし、目標が高すぎるとモチベーション維持が困難になるため注意が必要です。

職業能力評価シートの活用

職業能力評価シートとは、職種や能力別に定められている「職業能力評価基準」を簡略化し、評価しやすくするためのシートです。

育成対象者の能力を可視化でき、個々の評価に応じた育成計画を立てやすくなります。

自己評価と上司評価の項目があり、両者間の認識の違いが明確になるため、お互いの意見を交わしながら成長を促すきっかけとしても有効です。

eラーニングの実施

eラーニングとは、オンライン上で教育を行う方法です。

具体的には、eラーニングシステムやアプリ上にアップロードした動画やテキストなどの教材を使用して、各社員に受講してもらいます。

メリットは、時間や場所を問わず、主体的に学習できる点です。

オフライン研修を開催するためには時間・場所・講師の確保が必要ですが、eラーニングではオンラインで時間・場所を問わず受講できます。

また、進捗ログや学習データを集計できるため、管理と評価が非常に簡単です。

社員の主体性も養えるため、OJTやMBOなどと合わせて実施すると高い効果を得られるでしょう。

人材育成における必須マネジメントスキルとは

人材育成を効果的に進めるためには、指導者側のマネジメントスキルも高める必要があります。

以下では、人材育成で必要なマネジメントスキルを3つ紹介します。

  • 現状把握スキル
  • コミュニケーションスキル
  • 目標管理スキル

現状把握スキル

現状把握スキルとは、自社の課題点と育成対象者のスキル習得状況や目標達成状況を瞬時に把握するスキルです。

企業として現状からより成長するためには、どのように人材育成を進めるべきか、課題や改善点などの現状を把握し、見通しを立てられるマネジメントスキルは必要不可欠と言えます。

効果的に人材育成を進めるには、プロジェクトの進捗状況や社員の成長度を把握し、臨機応変に対応しなければなりません。

具体的には、スキルシートを使用して可視化する方法などが有効です。

現状把握スキルは人材育成の基盤であり、有無によって人材育成の成功を左右するといっても過言ではありません。

コミュニケーションスキル

人材育成におけるコミュニケーションスキルとは、指導者が育成対象者の行動心理や思考に配慮しながら、スムーズに意思疎通できる能力です。

もし指導者側のコミュニケーションスキルが低ければ、対象者からの信頼が得られず、目標達成へのモチベーションが低下してしまうでしょう。

個々の性格や心理状況を読み取り、一人ひとりに合わせられるコミュニケーションスキルは、人材育成マネジメントに必須だといえます。

関連記事:コミュニケーションを円滑にする方法を徹底解説!

目標管理スキル

目標管理スキルとは、育成対象者の目標達成をサポートするためのスキルです。

具体的には、個々の性格や能力に合わせた目標設定を促し、目的に合わせて進捗状況やスケジュールの調整をします。

最終目標と現状に大きな差がある場合は、細かい目標を立てながら、実現に向けた進捗管理をしなければなりません。

たとえば、商談成約数10件を目指している社員が1件も獲得できていない場合、まずは商談数自体の目標を見直してハードルを下げ、モチベーションを保てる状態にします。

人材育成計画のなかではさまざまなイレギュラーもあるため、その都度育成対象者に対する適切なフォローが重要です。

人材育成におけるマネジメントの効果

人材育成におけるマネジメントには、スキル習得以外にもモチベーション管理や組織の成長を促すなどの効果が期待できます。

以下では、主に得られる3つの効果を解説します。

  • 社員のモチベーション向上
  • 社員のスキル向上・管理職の育成
  • 組織全体の成長

関連記事:部下育成に関する五つの基本的考え方

社員のモチベーション向上

人材育成のための教育や研修をそのまま行なうだけでは、社員のモチベーションは向上しません。

人材育成のマネジメント計画では、個々の目標や企業に対する貢献の仕方を明確にしていき、社員の自主性を育成するのが重要です。

達成した結果、正当な評価を受けられれば社員のモチベーション向上につながります。

モチベーション向上のヒント

たとえば、ノルマ達成のための必須スキルはeラーニングの受講で習得できます。

さらに、指導者が独自に行っている仕事術をそっと伝えるだけで、教えてもらった側のモチベーションは高まります。

些細なことではありますが効果が期待できるため、試してみると良いでしょう。

社員のスキル向上・管理職の育成

人材育成マネジメントでは、個々に合わせた実現可能な目標設定や適切な進捗管理が行われます。

たとえば、最初から専門スキルがある社員には高めにハードルを設定し、未経験者には資格習得やテスト合格などの低いハードルを設定します。

一人ひとりに合ったマネジメントにより、指導者側も具体的な行動指針を立てて、より着実に目標を達成できるため、結果として効率的な人材育成が可能です。

また、綿密に練られた育成計画を活用すれば、指導側のスキルも向上し、次世代の管理職育成にも寄与します。

組織全体の成長

人材育成マネジメントは、最初から能力の高い特定の社員を育成するだけではなく、スキルを持たない社員の底上げも可能となります。

組織に所属する社員全体の潜在能力を引き出せるため、個々の得意な領域を伸ばすのに効果的です。

社員一人ひとりのスキルが向上すれば、自ずと組織全体の質が底上げされ、企業の成長にもつながります。

まとめ

人材育成におけるマネジメントの方法は、「OJT研修」「Off-JT研修」「MBOの導入」「メンター制度」「eラーニング」などが挙げられます。

実際に計画を実行する際は、職業能力評価シートを活用して、育成対象者と指導者同士で意見を交わしながら進めると良いでしょう。

また、自社の経営戦略に合った人材育成計画を立てるには、指導者側の「現状把握スキル」「コミュニケーションスキル」「目標管理スキル」などのマネジメントスキルが必須です。

個々の能力や性格に合わせながら、進捗管理ができるスキルを持った社員を指導者として据えれば、企業内のスキル向上が図れるでしょう。

 

人材育成マネジメントを実施すれば、社員のモチベーション向上や管理職の育成、組織全体の成長につながります。育成担当者の方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

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