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リーダーシップ研修で取り入れたい7つのグループワーク | 研修の目的や必要性についても解説

組織の生産性や業績を向上させるためには、チームメンバーを牽引するリーダーの存在が必要です。優秀なリーダーの育成を目的として、リーダーシップ研修を取り入れる企業も増えてきました。

本記事では、リーダーシップ研修の目的や必要性、研修にグループワークを取り入れるメリットなどについて解説します。おすすめのグループワークについても紹介するので、研修を開催する際はぜひ参考にしてください。

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リーダーシップ研修とは?

リーダーシップ研修とは、仕事を進める上でリーダーシップが求められる社員に対して、スキルや知識を習得させるための研修です。リーダーシップ研修の中には、若手社員を対象にしたものから、中堅社員や管理職を対象にしたものまで、さまざまなタイプがあります。

若手社員を対象とする場合は、個人の主体性や能力を引き出すためのプログラムを実施するのが一般的です。個人ワークやグループワークを通じて、セルフリーダーシップの習得を目指すケースが多いでしょう。

中堅社員や管理職を対象とする場合は、チームマネジメント能力や部下を育成する能力の習得を目指します。グループワークを通してコミュニケーションの方法を学んだり、チームを率いる上で必要となる視点を獲得したりする研修が多いでしょう。

リーダーシップ研修の目的

リーダーシップ研修の目的としては、自身の役割を認識する、理想像を明確にする、リーダーとしての仕事の進め方を理解する、という3つの項目が主に挙げられます。それぞれの目的について詳しくみていきましょう。

自身の役割を認識する

自身の役割をしっかりと認識してもらうことは、リーダーシップ研修の大きな目的です。急にリーダーのポジションを与えられても、何をしたらよいか分からなかったり、チームメンバーとどう接したらよいか迷ったりする人は多いでしょう。

組織によっても異なりますが、リーダーの主な役割はチームの目標を設定する、チームメンバーを指導する、意思決定を行うなどです。リーダーは、数値目標や出すべき成果を設定し、チームメンバーを引っ張っていかなければなりません。

目標に向かってどのような道を進んでいくのか、問題が発生したときにはどのような対応をするのか、さまざまな決定を行うのもリーダーの重要な役割です。

このようなリーダーとしての役割は、ポジションを与えられたからといってすぐに理解できるものではありません。リーダーシップ研修を通して考え方や取るべき行動を理解することで、リーダーとしての自覚が高まり、チームを牽引していけるようになるでしょう。

リーダーとしての理想像を明確にする

自分の理想像を明確にするのも、リーダーシップ研修の目的の一つです。目指すべきリーダー像を思い描くことで目標ができ、具体的にどのようなスキルや知識を習得すればよいのかが明確になるでしょう。

リーダーシップといっても、リーダーにはさまざまなタイプがあります。

例えば、チームメンバーが働きやすい環境を構築してメンバーの自主的な行動を促していくサーバントリーダーシップや、自分自身の考えに沿って指導力を発揮していくオーセンティックリーダーシップ、大きな変革を推し進める変革型リーダーシップなどが挙げられます。

リーダーシップ研修を実施すれば、自分の理想像やリーダーとして足りない部分が明確になるため、リーダーに求められるスキルを効率よく習得していけるでしょう。

リーダーとしての仕事の進め方を理解する

リーダーになると、チームメンバーとは異なる仕事をしなければなりません。自分自身のタスクをこなすだけでなく、チームメンバーへの指示出しや状況把握、プロジェクトの進捗状況の管理なども必要です。

より俯瞰的な視点で、幅広い物事を確認・判断することが求められるでしょう。

リーダーシップ研修では、上記のようなリーダーとしての仕事の進め方を学べます。チームメンバー全員の仕事を効率よく管理する方法や、チームのモチベーションや生産性を向上させるコツなどを学ぶことも可能です。

リーダーシップ研修を実施しておけば、リーダーを任せた際にスムーズに能力を発揮してもらいやすいでしょう。

コミュニケーション力を向上させる

コミュニケーション力を向上させることも、リーダーシップ研修の目的の一つです。リーダーになると、チームメンバーや別のリーダーとコミュニケーションを取る機会が増えます。

リーダーの振る舞いは、組織の団結力やチームメンバーのモチベーションに大きな影響を与えるものです。

リーダーと言うと、チームメンバーへ指示を出すイメージが強いかもしれませんが、相手の話をよく聞くことも重要なコミュニケーションです。相手が抱えている課題や悩みを把握しておかなければ、適切な指示や提案ができません。

リーダーになると部下への接し方に悩むケースも多いため、リーダーシップ研修を実施して、コミュニケーションについて学ぶ機会を提供するとよいでしょう。

リーダーシップ研修の必要性

近年、リーダーシップ研修を実施する企業が増えてきました。急速な社会の変化に対応するために、多くの企業がリーダーシップを発揮できる人材の育成を進めています。

また労働人口の減少や成果主義への移行も、リーダーシップ研修が求められている理由です。ここでは、リーダーシップ研修の必要性について詳しく解説します。

社会の変化の速さ

社会の変化スピードが速くなってきていることは、リーダーシップ研修の必要性が高まっている理由の一つでもあります。

インターネットの普及や国際化の進展など、企業を取り巻く環境は常に変化しています。働き方改革の推進なども、企業が取り組むべき課題と言えるでしょう。

社会の変化に対応しつつ、新たな課題の解決に取り組むためには、リーダーシップを発揮できる人材の育成が欠かせません。チームメンバーを牽引し、組織の団結力を高められるリーダーがいれば、企業としてこの先も事業を推進しやすくなります。

このような背景から、リーダーシップ研修を実施することで、俯瞰的な視点で戦略を立案できる人材や、チームメンバーへ適切な指示を出して生産性を高められる人材の育成を目指す企業が増えてきました。

労働人口の減少

少子高齢化や労働人口の減少も、リーダーシップ研修の必要性が高まっている理由の一つです。社会全体として人材が不足しており、人手不足に悩んでいる企業も多いでしょう。

少ない人材で成果を出し、企業として成長していくためには、優秀なリーダーを育て、組織力を高める必要があります。

リーダーシップを発揮できる人材を育成しておけば、少ない人数でも効率よくタスクを処理し、成果を出せる組織へと成長できるでしょう。チームメンバーにも主体性を発揮してもらうため、リーダー候補だけではなく、全社員向けの研修を実施する企業もあります。

成果主義への変化

これまでの人事制度においては、年齢や勤続年数が上の社員ほど給料が高くなったり、管理的な役職に就いたりする年功序列が一般的でした。年功序列には、人事評価をしやすい、ノウハウを持つ人材の離職を防止できる、といったメリットがあります。

しかし年齢や勤続年数が上ではない社員がどれだけ成果を出しても評価が上がらず、モチベーションが低下しやすいというデメリットもあるのです。

年功序列に疑問を感じる社員も増えてきたことから、成果主義を導入する企業が増えてきています。成果主義においては、長く勤めているだけでは評価は上がりません。

評価を上げるためには、スキルを高め、結果を出すことが必要です。企業側には、リーダーやチームメンバーとしての能力を引き出すため、研修の開催が求められています。

リーダーシップ研修でグループワークを取り入れるメリット

リーダーシップ研修の中では、さまざまな内容の講義や実習が行われますが、グループワークを実施するケースも多いでしょう。

グループワークには、実践的なリーダーシップを学べる、リーダーに必要な能力を習得できる、自分の癖や振る舞いを把握できるなどのメリットがあります。ここからはそれぞれのメリットについて詳しく確認していきましょう。

実践的なリーダーシップを学べる

実践的なリーダーシップが身につくことは、研修でグループワークを取り入れる大きなメリットです。講義形式の場合、知識の習得はできますがどうしても受動的になりがちで、自分で考える力や実践的なスキルはなかなか身につきません。

個人ワークを実施するケースもありますが、リーダーに求められるコミュニケーション能力が育たない場合もあるでしょう。研修にグループワークを取り入れることで、他のメンバーとの議論や共同作業を通して実践的なリーダーシップを習得できます。

リーダーシップに必要な能力を向上させられる

グループワークを実施すれば、リーダーシップに必要なさまざまな能力を向上させられます。

チームメンバーと良好な関係を構築するためのコミュニケーション能力はもちろん、問題解決のための思考力や、話し合いを円滑に進めるためのファシリテーション能力などを習得することも可能です。

グループワークの内容によって習得できるスキルは異なるため、目的に応じて適切な研修を実施しましょう。

自分の癖や振る舞いが分かりやすい

自分自身の癖や振る舞いを把握できることも、グループワークを取り入れるメリットの一つです。

グループワークの中では、単に共同作業をするだけではなく、お互いにフィードバックをしたり振り返りを行ったりします。他のメンバーから指摘されることで、自分の癖や振る舞いの改善点を客観的に把握できるケースも多いでしょう。

リーダーシップ研修で取り入れたい7つのグループワーク

グループワークには多くの種類があり、目的や得られるスキルはそれぞれ異なります。ここではリーダーシップ研修で取り入れたい、7つのグループワークを見ていきましょう。

1. ポストイット・バリュー

ポストイット・バリューとは、チームメンバー全員の価値観を把握しながら、全体の目標設定を目指す研修です。

まずは参加者それぞれが、個人の価値観や目標をポストイットに3つ書き出します。次に参加者を3〜5人程度のグループに分け、個人の価値観を発表しながら、グループ全体としての目標を3つ設定してもらいましょう。

最後に各グループの目標を発表してもらい、参加者全員の目標を設定します。ポストイット・バリューを実施することで、コミュニケーションを通して目標や価値観を共有する方法を学べるでしょう。

2. 背中合わせお絵描きゲーム

背中合わせお絵描きゲームとは、相手に分かりやすく伝える方法を学ぶためのグループワークです。まずは参加者を2人ずつのグループに分け、相手に見えないように絵を描いてもらいます。

次に背中合わせに座り、自分の描いた絵の内容を口頭で伝え、相手はその説明を聞いて絵を描きます。最後にお互いの絵を比較して、間違っている部分や説明が分かりにくかったかなどをフィードバックしましょう。

コミュニケーション能力を鍛えられるだけでなく、指示や伝達が相手にどのように伝わっているか振り返る機会にもなります。

3. ベストチーム

ベストチームは、リーダーが取るべき行動を学べるカードゲーム型のグループワークです。カードには褒める文化・細かな指示などと書かれており、同じカードを必要枚数集めると効果が発揮され、業績ポイントと関係性ポイントを獲得できます。

例えば、褒める文化を2枚集めると、業績ポイント1と関係性ポイント2を獲得可能です。このようにカードを集めていき高得点を目指すのですが、マイナスになるカードもあるため注意しなければなりません。

ゲームを通して、どのようなリーダーの行動が業績アップや関係性構築につながるのかを学んでもらいましょう。

4. コンセンサスゲーム

コンセンサスゲームとは、合意形成のプロセスを学ぶためのグループワークです。

NASAゲーム・砂漠からの脱出など、さまざまなタイプのゲームがありますが、基本的には4〜6名程度のグループに分かれ、与えられた課題について話し合いながら最終的な答えを導き出すことを目指します。

コンセンサスゲームの大きな目的は、交渉スキルやファシリテーション能力の習得です。ゲームを通して、異なる意見を持つメンバーがいる中で、どのようにコンセンサスを形成していくかを学べるでしょう。

5. プレゼントゲーム

プレゼントゲームは、参加者の創造性を刺激したり、拒否されることを学んだりするグループワークです。まずは、参加者に2人組をつくってもらいましょう。

次に、相手に対してプレゼントを贈り合ってもらいます。宇宙・社長になれる権利など、非現実的なプレゼントでも問題ないので、創造力を発揮してもらいましょう。

受け取る側は、プレゼントを拒否することも可能です。お互いにプレゼントを贈り合うことで、創造力を鍛えつつ、適切な拒否の方法や拒否されたときの受け止め方を学べます。

6. バッドアイデア・ブレインストーミング

バッドアイデア・ブレインストーミングは、非現実的なアイデアや悪い考え方について話し合う、ユニークなグループワークです。

一般的なブレインストーミングは、課題を解決するための現実的なアイデアを出し合うものですが、バッドアイデア・ブレインストーミングは逆のプロセスで進んでいきます。

しかし非現実的なアイデアを具体的に突き詰めていくことで、現実的な解決策が生まれるケースもあるでしょう。斬新な手法ではありますが、解決が難しいと思われる問題にぶつかったときなどに役立ちます。

7. フラフープ通しゲーム

フラフープ通しゲームは、フラフープを使ったシンプルなグループワークです。まずは参加者全員で手をつなぎ、大きな輪を作ってもらいます。

次に、一番端の参加者の腕にフラフープを通し、手を離さずにフラフープを移動してもらいます。順番にフラフープに身体を通していき、全員が通り抜ければゴールです。

身体を動かしながらコミュニケーションが取れるため、研修をスタートする前のアイスブレイクとして活用するのもよいでしょう。

リーダーシップ研修を実施して主体的に動ける人材を育成しよう

本記事では、リーダーシップ研修の目的や必要性、グループワークを取り入れるメリットなどについて解説しました。

研修の中でグループワークを実施すれば、実践的なリーダーシップを学べる、フィードバックを通して自分の言動の癖や改善点を把握できる、といった効果を期待できます。

さまざまなグループワークがあるため、リーダーシップ研修の目的に合ったものを取り入れていきましょう。

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