テーマ:キャリア
理論(コンセプト)名称:キャリア・アンカー
提唱者:エドガー・ヘンリー・シャイン マサチューセッツ工科大学スローン校経済学部 名誉教授
時期:1978年 原著「Career Dynamics: Matching Individual and Organizational Needs (Addison-Wesley Series on Organization Development)」刊行
理論の紹介:
キャリア・アンカーとは、キャリアを選択する際の基軸となる決して犠牲にすることのできない、かつ譲ることができない重要な価値観および欲求・動機・能力のこと。それらを船の錨(アンカー)に例えて「キャリア・アンカー」と称されている。
キャリアを遠洋漁業に例えるならば、漁船がどのような寄港地(勤務先や職種)にたどり着こうとも、錨をおろすことで自分の船を安心して停泊することができる。つまり、キャリアにおいて、異動や転職して様々な会社を経験して環境が変わろうとの、自分自身の中で不動のものが存在する。
どのようなキャリアを構築しようとも錨は自分の中に存在し、また、一度形成されると変化しにくい。自分らしさを保つためのバックボーンであり、生涯にわたって自身の意思決定に影響を与え続けると述べている。
シャインは1.管理能力2.技術的・機能能力3.安全性4.創造性5.自律と独立6.奉仕・社会貢献7.純粋な挑戦8.ワーク・ライフバランスの8項目をキャリア・アンカーとしてカテゴライズしている。
[adrotate group=”15″]
関連書籍リンク:
キャリア・ダイナミクス―キャリアとは、生涯を通しての人間の生き方・表現である。(エドガー・H. シャイン著)
http://www.hakutou.co.jp/book/b112832.html
https://www.amazon.co.jp/dp/456122162X
キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しよう(エドガー・H・シャイン著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4561233857/