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Redmineとは?特徴・メリット・デメリットを解説!

近年、少子高齢化の影響で労働力の低下が問題となっています。その対処法として、生産性向上の重要度がより高まっており、DXを導入する企業が増えています。特にマネジメント業務はDXと相性が良く、世界中でプロジェクト管理ツールが誕生してきています。

そんな中、オープンソースのプロジェクト管理ツールとして有名なのが「Redmine」です。

本記事では、Redmineについて徹底解説していきます。マネージャーの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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Redmineとは?

RedmineはWebベースのオープンソースのプロジェクト管理ツールです。日本人によって作られたRuby on Railsというプログラミング言語で開発されています。初版が2006年に公開され、2023年3月には最新版も公開されているので、根強い人気があることが伺えます。

また、現在はRedmineの拡張機能も用意されています。以下の通りです。

  • My Redmine
  • Lychee Redmine
  • RedmineUP
  • Easy Redmine
  • RedminePM
  • Planio

これらは基本的に有償ですが、通常のRedmineに比べるとかなり使いやすくなっているのが特徴です。

Redmineの特徴5選

Redmineの特徴は以下の5つです。

  • チケット機能
  • オープンソース
  • オンプレミス型ツール
  • 社内Wiki
  • 開発言語がRuby on Rails

それぞれ詳しく解説していきます。

特徴①:チケット機能

Redmineの最大の特徴は、チケット機能です。一般的なプロジェクト管理ツールでは、プロジェクトの中でタスクを設定するのが一般的です。しかしRedmineでは、タスクの代わりに「チケット」という単語を用います。

では、なぜチケットと呼ぶのか。それは「チケットを発行する」という言葉の通り「マネージャーが部下にチケットを発行する」という意味合いが強くなっているためです。このことから、Redmineがマネージャーのプロジェクト管理のために存在しているツールであることがわかります。

チケット機能では、担当者・期日・ステータス・進捗状況を入力でき、関連するチケットや上層・下層のチケットをリンクさせることもできます。この部分は一般的な「タスク」と変わりがありません。

特徴②:オープンソース

Redmainはオープンソース型のプロジェクト管理ソフトウェアです。

オープンソースとは、そのソフトウェアを構成しているソースコードを一般に公開することを指します。そのため、Redmineに著作権が発生することはなく、基本的には無料でRedmineを利用できます。

なぜオープンソースで提供するのかと言うと、多くの人が利用することで、様々なアイデアが取り入れやすくなるからです。

実際、Redmainのコミュニティは非常に成熟しています。先ほど紹介した通り、Redmineを活用したツールとしての拡張機能も有償、無償と多数登場している状況です。

実際にRedmineを使う側としては「無料であること」と「自由にカスタマイズできる」点がメリットだと言えるでしょう。

特徴③:オンプレミス型ツール

Redmineは、オンプレミス型のツールです。オンプレミスとは、自社でサーバーやインフラを構築しておいて、自社で保有・運用することを指します。つまり、Redmineをそのまま利用する場合は、自社でサーバーやインフラを保有しておいて、そこにソフトウェアを導入しなければなりません。

ちなみに、オンプレミス型の対になるのはクラウド型です。クラウド型は、自社でソフトウェアを保有するのではなく、インターネットを通してサービスを利用できるシステムを指します。

オンプレミス型もクラウド型も一長一短です。ひとまず、Redmineが一般的にオンプレミス型であることを把握しておくといいでしょう。

特徴④:社内Wiki

Redmineには社内Wiki機能があります。Wikiと言えば世界中の情報が集まったWikipediaが有名ですが、社内Wikiは社内だけで共有されるべきルールやマニュアルをまとめたものを指します。

Redmineでは社内Wikiを構築するためのシステムが最初から導入されているのが特徴です。また、Redmineはオープンソースなので、自社にマッチした社内Wikiをカスタマイズできるのも魅力だといえます。

もちろん、先ほど紹介したチケットとのリンクも可能です。例えば「チケットを消化するために必要な業務マニュアルを社内Wikiと紐づける」という使い方ができます。

特徴⑤:開発言語がRuby

Redmineは、Ruby on Railsで開発されたツールです。

Rubyはまつもとゆきひろによって開発された日本製のプログラミング言語で、1995年から2000年代を通して、世界中のエンジニアが活用していました。もちろん、現代でも用いられる普遍的なプログラミング言語です。

そしてRuby on Railsとは、Rubyのフレームワークの1つで、Webサービスを開発するのに適しています。レシピ共有サイトのクックパッド、ニュースアプリのグノシー、宿泊サービスのAirbnbもRuby on Railsで開発されています。

以上のこともあり、Rubyで開発できるエンジニアは非常に多いので、Redmineをカスタマイズできるエンジニアも、それだけ多く存在するということになります。

Redmineのメリット

Redmineのメリットは以下の5つです。

  • 全機能を完全無料で利用できる
  • 一元管理ができる
  • プラグインが多い
  • 他ツールとの連携ができる
  • 複数のユーザーが同時に編集できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット①:全機能を完全無料で利用できる

Redmineはオープンソース型のプロジェクトなので、全機能を完全無料で利用できます。

通常、プロジェクト管理ツールを利用すると、1ユーザーあたり月額1,000円ほどの料金が発生することが多いです。例えば10名のチームが利用すると、月額1万円の料金が発生することになります。

一方で、Redmineは完全無料です。企業の規模が大きくなればなるほど、お得に利用できるということになります。

ただし、Redmineを導入するためのコストは把握しておきましょう。Redmineを導入するためには、相応のスキルを保有したエンジニアが必要不可欠です。これを踏まえた上で、コストを比較検討できるといいでしょう。

メリット②:一元管理ができる

Redmineはチケット機能や社内Wikiなど、プロジェクト管理のための機能が豊富に展開されているので、Redmineだけで一元管理することができます。

仮にRedmineの基本機能になくても、プラグインを導入したり、自社でカスタマイズしたりすることもできるので、機能追加や改善がしやすいのもメリットです。

Redmineで一元管理できるようになれば、マネージャーの業務の大幅な効率化が見込めます。Redmineを導入するのであれば、一元管理を目指してみると良いでしょう。

メリット③:プラグインが多い

Redmineにはプラグインが多数用意されています。ソースコードが公開されているため、多くの開発者が役に立つプラグインを開発しているためです。

もちろん、Redmineは自分自身でソースコードを変更することができますが、相応のプログラミング知識が必要になります。一方、プラグインであれば、プログラミングの知識が無くても、Redmineをカスタマイズ可能です。

おすすめのプラグインとしては以下が挙げられます。

  • checklists
  • redmine_issue_templates
  • easy_gantt
  • redmine_slack
  • redmine_chatwork

色々と試してみるとよいでしょう。

メリット④:他ツールとの連携ができる

Redmineは他ツールとの連携が可能です。

例えば先ほど紹介したプラグイン「redmine_slack」と「redmine_chatwork」は、それぞれSlackとChatworkとの連携を可能にします。また、ソースコード管理ツールであるGithubとの連携も可能です。

それだけでなく、Redmineはソースコードが公開されているため、APIを提供しているツールであれば、その大半をRedmineと連携させることができます。

メリット⑤:複数のユーザーが同時に編集できる

Redmineは複数のユーザーが同時に編集できるツールです。もちろん、プロジェクト管理ツールの場合、メンバーが同時にツールを利用することは決して珍しいことではありません。プロジェクト管理ツールにおいて、複数ユーザーによる同時編集は必須の機能といえるでしょう。

また、Redmineはユーザー登録数に制限がありません。もちろん完全無料なので、どれだけユーザーを登録しても料金が発生しないのです。

それに加えて、RedmineはCSVのよる一括登録にも対応しているので、大規模な組織での導入でもスムーズに対応できるでしょう。

Redmineのデメリット

Redmineのデメリットは以下の3つです。

  • プログラミング知識が必要
  • サポートがない
  • UIが独特で使いづらい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

デメリット①:プログラミング知識が必要

Redmineを自由自在にカスタマイズする際は、プログラミング知識が必要です。Redmineは完全無料で利用できるのがメリットではあるものの、エンジニアの人材コストを考慮する必要があるといえます。

ただし、Redmineはプラグインでのカスタマイズが可能です。そして本気でDXを進めたいのであれば、ITツールを導入できる人材を確保しておいた方がよいでしょう。

デメリット②:サポートがない

Redmineはオープンソース型で完全無料で提供されていることから、サポートがほとんどありません。そのため、何か不具合が生じた場合は、自力で解決するか、外部のエンジニアに依頼する必要が出てきます。

ただし、Redmineはコミュニティが充実しているツールです。困ったことがあったら、一旦コミュニティに質問してみることで、解決策を提示してくれるかもしれません。

デメリット③:UIが独特で使いづらい

RedmineはUIが独特なので、最初は少々使いづらいようです。これは、一見すると些細な問題かもしれませんが、実は大きな問題です。

ITツールを導入する際は、デジタルに慣れていない人材が、ITツールをしっかり活用できるようにならないといけないからです。

Redmineを導入する際は、プラグインを導入したり、コードを変更したりすることで、使いやすいデザインにカスタマイズしておいた方がよいでしょう。

クラウド版・My Redmineもチェック!

Redmineを導入する前に、My Redmineを検討してみるのが良いかもしれません。My Redmineはクラウド型のRedmineで、通常のRedmineに比べると、非常に現代的なツールとなっています。

My Redmineの特徴は、やはりクラウドで利用できることです。自社でサーバーやインフラを保有する必要がなく、いつでもどこでもツールを利用できます。例えば、オフィスから離れることの多い営業職の方は、My Redmineとの相性が抜群です。

My Redmineは完全無料ではありませんが、1000ユーザーで月額8,800円(税込)という高コスパの料金体系になっています。もちろん、サポートも利用可能です。

クラウド型のRedmineを利用したいのであれば、My Redmineを検討してみるのがよいかもしれません。

まとめ

それでは本記事をまとめていきます。

  • Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ツール
  • Redmineはチケット機能が特徴で、チケットを発行することで仕事の割り振りができる
  • Redmineを導入する際はIT知識が必要になる可能性が高い
  • クラウド型のMy Redmineの検討もおすすめ

Redmineはマネージャー向けのプロジェクト管理ツールです。オープンソースなので基本無料ですが、IT知識のある人材を雇用する必要が出てくる可能性があります。それらを踏まえてトータルコストを算出してから、Redmineの導入を検討してみるとよいでしょう。

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