LinkedIn(リンクトイン)について、最近はよく見かけたり、耳にするようになりましたね。しかし、
- 「LinkedIn(リンクトイン)ってどんなもの?」
- 「本当に安全に使える? 危険性が気になる…」
- 「どうやって使うのかわからないし、使うとどんなメリットがあるの?
そんな疑問をお持ちの方も多いことと思います。そこで本記事では、LinkedInについて基本的な知識から、使い方、メリット・デメリットなどを解説していきます。
これから日本でもLinkedInが一般的に用いられる可能性は大きいので、今のうちにチェックしておくべきでしょう。
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目次
LinkedInとは?
LinkedIn(リンクトイン)とはアメリカで生まれたSNSの一種で、2003年に登場しました。
登場してからすでに10年以上が経過し、もう少しで20年目に入ります。
LinkedInを創設したリード・ホフマン氏は、アメリカのテスラでCEOをしているイーロン・マスク氏や、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏とも肩を並べる起業家として知られています。
2016年にはMicrosoft社に260億ドル、現在の日本円に換算しておよそ3兆円で買収されました。2020年3月時点で、日本ではユーザー数が200万人以上おり、全世界のユーザー数はなんと6億人を超えています。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、海外では転職経路のおよそ40%がLinkedIn経由だとされているほど、ビジネスシーンで用いられています。
つまり、LinkedInはフェイスブックなどの有名なSNSと同様に歴史があり、多くのユーザーが使う信頼性のあるSNSだということがわかるのではないでしょうか。
LinkedInはビジネスで活用されることが多いSNSで、日常使いのフェイスブックとは対照的な存在だと言えるでしょう。LinkedInもフェイスブックと同じように本名で登録しますが、用途はビジネスに限られており、つながる相手も仕事で関わりがある人だけです。
したがって、
- 「フェイスブックはプライベートだけで使いたいし、仕事の関係を持ち込みたくない」
- 「仕事にだけ使えるSNSを使いたい」
というような人にとっては理想的なSNSだと言えます。
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LinkedInは他のSNSとはどう違う?
LinkedInはビジネスシーンで用いられるSNSということはわかりましたが、それでは具体的に他のSNSとは異なる点を解説していきます。
他のSNSと異なる点が下記の3つです。
- 履歴書として活用できる
- 紹介文を載せることができる
- 外資系の仕事を探している人に最適
それでは1つずつ解説していきます。
履歴書として活用できる
LinkedInは他のSNSと異なり、下記の情報を登録できるため、履歴書の代用として使うことが可能です。
- 職歴
- 学歴
- 業績内容
- アピールポイント
- 顔写真
このように自身の情報を細かく掲載可能なので、転職や仕事を探す際の履歴書の代用として利用可能です。
上記の内容を詳細かつ具体的に登録しておくことで、企業からヘッドハンティングされる可能性が高まるというメリットもあります。
紹介文を載せることができる
LinkedInでは、自身のプロフィールに第三者からの紹介文を登録することができます。
例えば、恩師や会社の上司などに自身の紹介文を書いてもらうことで、企業やリクルーターが自分について知りたい時に参考になります。
自分でアピールするだけではなく、第三者からのお墨付きがあれば信頼性が上がり、魅力的な人間だとアピールすることができるでしょう。
外資系の仕事を探している人に最適
日本ではあまり馴染みのないSNSですが、LinkedInは欧米では一般的に用いられています。したがって、もし外資系企業への転職を考えているのであれば、LinkedInが最適です。
しかし、その際には海外の人に見てもらうことが前提となるため、プロフィールを英語で記載することが欠かせません。また、英語と日本語で書くのも良いでしょう。
ハイクラスな求人やステップアップを考えて外資系企業で仕事をしたいと考えている人にとっては最適のSNSです。日本よりも欧米で普及しているため、自分が望む外資系企業が見つかりやすいでしょう。
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LinkedInを使うステップ
では、実際にLinkedInを使うにはどのようにすれば良いのでしょうか?
LinkedInを使うには下記の2ステップだけで済むため、今すぐ使えます。
- 会員登録
- プロフィール登録
それでは1つずつ解説していきます。
会員登録
まずはLinkedInに会員登録するために下記のサイトにアクセスします。
アカウントを登録するために、
- 名前
- メールアドレス
- パスワード
- 居住地
などを入力すれば登録が終わるため、すぐに完了します。
プロフィール登録
続いて、自分がどのような人物なのかを伝えるために、プロフィールを充実させましょう。
主に入力できる項目には下記のようなものがあります。
- 職種
- 勤め先
- 免許
- 職歴
- 資格
- 学歴
- ボランティア経験
- 実績
- スキル
ポイントとしては、プロフィール写真や実績の詳細を登録しておくこと。多くの人に見てもらえるかもしれないので、可能な限りプロフィールを充実させることが重要です。
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LinkedInの機能
続いて、LinkedInを使いこなすために実際に使える機能を見ていきましょう。
つながり
LinkedInはビジネスシーンで用いられるため、仕事上で関わりのある人物とつながることができます。
この「つながり」はツイッターやインスタグラムでいう「フォロー」「フォロワー」、フェイスブックでいう「友達」に該当する機能です。
もちろん、現在関わりがある人物だけではなく、
- 新しい顧客へのアプローチ
- 採用活動
- 仕事上のパートナーを探す
などの目的にも使えます。
数多くの大学や企業が専門のページをLinkedInで作成しているため、そこからアプローチすることで気になる人物とつながれるでしょう。
コンタクト
LinkedInでは、LinkedIn上で自身とつながりのある人物を「コンタクト」と呼んでいます。
コンタクトはさらに下記の3つに分けられており、レベルによってできるアクションが制限されています。
1次コンタクト
LinkedIn上で直接つながっているユーザーを指しており、相手もしくは自分が送信したリクエストが承認された人物が該当します。1次コンタクトには直接メッセージを送り合うことができます。
2次コンタクト
1次コンタクトの1次コンタクトを指しています。わかりやすくいうと「友達の友達」となるでしょう。
2次コンタクトには、
- プロフィールから「つながりを申請」をする
- InMail(後述します)から連絡する
のどちらかをすることによって、つながりリクエストを送ることができます。
3次コンタクト
そして、2次コンタクトとつながっている人物を3次コンタクトと呼びます。例えるなら「友達の友達の友達」となるでしょう。
3次コンタクトには、
- リクエストを送る
- InMailで連絡をする
のどちらかでコンタクトをとれます。
InMail
上記で触れた「InMail」ですが、これは「LinkedInでつながっていない人物に直接連絡をとれる機能」を指しています。
しかし、InMailは無料アカウントでは利用できないので、有料アカウントになる必要があります。
有料アカウント(プレミアム)には、
- ビジネス
- 採用
- 求職・就活
- 営業
の4プランが用意されており、費用は30ドルから120ドルとなっています。
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LinkedInのメリット
新型コロナウイルスの流行により、近年では「SNS採用」への注目が集まっています。なかでもLinkedInはビジネスに特化したSNSであるため、今後はさらに採用に活用されていくでしょう。
LinkedInを使うことで得られる具体的なメリットは下記の3つです。
- 企業やリクルーターとの橋渡しになる
- 人脈がつくれる
- 個人で企業へのアピールができる
それでは1つずつ解説していきます。
企業やリクルーターとの橋渡しになる
まず1つ目のメリットは、企業との橋渡しになることが挙げられます。
職歴や学歴、業績や資格といった自身のプロフィールを充実させておけば、そのページを見た企業から連絡が来ることがあります。
「本当にリクルーターや企業から連絡がくるの?」と感じる方も多いかもしれませんが、海外から「LinkedInを見て連絡した」という連絡が英語でくることがあったり、実際にAmazon社では従業員がLinkedIn経由でオファーを受けている事例があります。
また、採用に関する情報を公開する前に、LinkedInで優秀な人材がいないか探す企業も少なくありません。
人脈がつくれる
人脈をつくることができる点もLinkedInのメリットです。
LinkedInでは知らない人と連絡を取り合うことに対して抵抗を持つ人が少なく、新たなつながりをつくるために活用できます。
個人で企業へのアピールができる
日本の場合は、仕事を探す際は転職サイトや求人サイトを見る人がほとんどかと思います。
しかし、LinkedInの場合は直接目当ての企業と連絡を取り合うことができます。例えば、転職したいのであれば、企業の人事に直接メッセージを送ることもできますし、友達の友達に頼むことで企業とつながりリファラル採用を狙うことも可能です。
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LinkedInのデメリット
ここまで見てきたように、LinkedInを使うことで仕事においてさまざまなメリットが期待できます。しかし、一方でLinkedInには下記のようなデメリットがあります。
- 日本での普及率はまだまだ
- 外資系企業の求人案件が多い
それでは1つずつ解説していきます。
日本での普及率はまだまだ
LinkedInは海外では一般的に用いられているSNSですが、日本ではまだまだ普及しておらず主流のSNSとは言えません。
LinkedInでは多くの人が英語でプロフィールを書いており、英語が得意ではない日本人の間ではなかなか普及していないようです。
外資系企業の求人案件が多い
LinkedInではキャリアアップやハイクラスな求人を求めて外資系企業の仕事を探している人にとっては最適です。
しかし、裏を返せばLinkedInは国内の仕事を求めている人にとっては、活用することが難しいともいえます。
転職のためのLinkedInの活用方法
それでは、実際にLinkedInで転職を成功させるための具体的な方法について解説していきます。
プロフィールを充実
ここまで何度か解説していますが、まずはプロフィールを充実させなければ始まりません。
企業やリクルーターが自身のプロフィールを見た際に、良い印象を与えられるように工夫します。少しでも連絡が来る確率をあげるためにも、可能な限り充実させましょう。
「転職関心シグナル」をON
採用担当者や企業に、自身が 転職活動をしていることを知らせるために、プロフィール画面から「転職関心シグナル」をONにしておきましょう。
ONにすることで、あなたが転職活動をしていることがわかるようになります。
求人企業の検索条件に引っかかるプロフィールに
続いて、企業やリクルーターがあなたを見つけるために、リクルーターが人材を探す際に用いるキーワードをプロフィールに盛り込む必要があります。
例えば、エンジニアであれば「Python」や「ブロックチェーン」といったキーワードをもとに探すと考えられるため、そのようなキーワードを盛り込みましょう。
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LinkedInを使うべき人
LinkedInは日本ではまだ一般的に用いられているわけではありませんが、それでも使うことで多くのメリットが得られます。
特に下記のような人はLinkedInを使うべきだと言えるでしょう。
- 転職を考えている
- 海外の人や企業との人脈を作りたい
- プロフェッショナルとつながりたい
それでは1つずつ解説していきます。
転職を考えている
まず、ここまで解説している通り、LinkedInは転職活動に最適なSNSなので転職活動をしている人は使うべきでしょう。
また、転職を考えていたり興味関心があるという程度でもLinkedInで求人を探せば、良い仕事に出会えるかもしれません。思ってもいなかった企業から声がかかる可能性もあるでしょう。
海外の人や企業との人脈を作りたい
海外のユーザーが多いLinkedInを使うことで、自然と海外で働く人とつながれるようになります。
海外での人脈を築きたい人は使っておくべきでしょう。
プロフェッショナルとつながりたい
世界的なプロフェッショナルはほとんどLinkedInを使っているため、彼らとつながるためにもLinkedInを使うのは効果的です。
直接メッセージを送ることもできるため、返事が来る可能性もあります。また、グループに入ることができれば有益な情報を手に入れられるかもしれません。
まとめ LinkedInについて
ここまで、LinkedInの基本的な知識から使い方などを解説してきました。
日本ではこれから普及する可能性が大いにありますので、早いうちに使っておいたほうが良いかもしれませんね。本格的に転職活動を始める前段階であっても、まず登録して使ってみるのも勉強になるでしょう。
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