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20代で管理職になる人の割合は?平均年収やメリット・デメリット

20代で管理職なる割合

年功序列を廃止した実力重視の組織において、20代で管理職になることは珍しいことではありません。

華々しい出世街道を歩むように思える一方、若くして管理職になることには苦労が伴います。

この記事では、20代で管理職になる割合や平均年収のほか、メリット・デメリットや必要な心構えについて詳しく解説します。

関連記事:『マネジメントの仕事とは?主な内容や組織を成長させるマネージャーの育成方法を解説

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20代で管理職を目指す人・平均年収

そもそも管理職とは、企業内の部や課を統括して業務に関わるマネジメントを担うポジションです。

一定の権限が与えられる上に部下を持つことが多い反面、大きな責任を背負う立場となるでしょう。

20代管理職の実態として、下記のことを解説します。

  • 管理職を目指す人の割合は1割以下
  • 20代管理職(マネージャー)の平均年収は433万円

関連記事:『Z世代とは何歳から?年齢や由来、X・Y世代との違いをわかりやすく解説

管理職を目指す人の割合は1割以下

企業が組織の運営において頭を抱える課題の一つに、管理者候補の不足が挙げられます。

株式会社識学が20~59歳の男女を対象に実施した調査結果によると「あなたは管理職になりたいと思いますか」との質問に、8.0%が「なりたいと思う」と答えました。

次いで「条件によってはなりたいと思う」が20.0%、もっとも多い回答が「なりたいとは思わない」の72.0%でした。

つまり、20代のみならず進んで管理職を目指す割合は、全体の1割にも満たないということが分かります。

参考:PR TIMES『【管理職に関する調査】出世欲がない…!? “管理職になりたくない人”7割超え!

関連記事:【管理職になりたくない】3分で分かる管理職のメリットとデメリットを徹底解説!

20代管理職(マネージャー)の平均年収は433万円

転職サイトのマイナビエージェントが公開するデータには、管理職・マネージャーの立場にある20代の平均年収は433万円だと記されています。

一方、国税庁の給与階級別分布によると、年収が401〜500万円以下は、全体の15.0%です。

なおもっとも多いのが、年収301〜400万円の17.4%とされており、20代管理職の年収は平均よりやや高めだと考えてよいでしょう。

参考:マイナビエージェント『職種別平均年収ランキング 管理職・マネージャー(営業系)

参考:国税庁『民間給与実態統計調査

20代で管理職になるメリット・デメリット

管理職になりたくないと考える人が近年増加している理由として、デメリットを重要視して踏み出せないことが挙げられます。

とはいえ、若くして管理職になると、一般社員にはないメリットもあるのは事実です。

20代で管理職になるメリットとデメリットを、それぞれ紹介します。

  • 管理職になるメリット
  • 管理職になるデメリット

管理職になるメリット

若くして管理職になることは決して簡単ではなく、それだけに管理職に慣れた暁には、メリットも存在します。

20代で管理職になるメリットは下記のとおりです。

  • 出世・昇給しやすい
  • 転職・起業に有利

出世・昇給しやすい

20代で管理職になった実績は、昇格や昇給基準の付加価値として査定においてプラスの影響を与えることが期待できます。

若くして管理職になった人材はよい意味で目に止まりやすく、日頃の業務への取り組みをアピールできれば出世や昇格がしやすいポジションです。

また役職・管理職の立場には一般的に役職手当が支払われるため、20代管理職の給与は一般社員よりも高額になるでしょう。

しかし企業が支払いの有無や額の決定権を持つため、契約の時点で役職手当の支払いを制度に定めていない場合には役職手当は支払われません。

転職・起業に有利

転職や起業が有利になる点は、20代で管理職になる大きなメリットです。

管理職に抜てきされるには、実力はもちろん人となりも一定の評価が必要で、誰しもがなれるものではありません。

そのため、若くして管理職になった実績は十分な長所といえるでしょう。

20代で管理職を経験したことは、将来キャリアアップ転職を考えたとき、また起業を目指す際の付加価値になります。

管理職になるデメリット

「管理職になりたくない」と考える人が多い理由には、管理職になるデメリットが影響していると考えられます。

20代で管理職になるデメリットは下記のとおりです。

  • 残業代がつかない
  • 年上部下が多い

残業代がつかない

デメリットとして残業代がつかなくなるイメージから、管理職になるのをためらう20代も多いでしょう。

確かに管理職の中でもその役職によってはいくら残業しても時間外割増賃金が支払われない、いわゆるサービス残業になることもあります。

ただし厳密にはその制度に該当するのは「管理監督者」であり、かならずしも管理職=管理監督者というわけではありません。

つまり管理職は総じて残業代がつかないという認識は誤りです。

管理監督者に該当する管理職は、経営者と一体的な立場としてみなされ、労働基準法で定められた労働時間や休憩、休日制限の対象外になります。

参考:厚生労働省『労働基準法における管理監督者の範囲の適正化のために

年上部下が多い

20代で管理職になるデメリットとして、年上の部下を抱える上で責任の重さやプレッシャー、対人関係の問題があります。

管理職が20代の場合、年齢はもちろん勤続年数や経験値は部下のほうが上になることは往々にしてあります。

本来なら年齢よりも実力を優先すべきである一方、多くの企業で年功序列が定着しているのも事実です。

そのため若くして管理職になった者への当たりが強くなったり、年上部下がなかなか指示に従わずに業務が円滑に進まなかったりと、最悪のケースではトラブルに発展することもあります。

20代管理職が持つべき心構え3つ

20代の管理職が持っておくとよい心構えを3つ紹介します。

特に、若くして管理職を目指す方は、キャリアビジョンと照らし合わせながらご覧ください。

  • 年齢の壁を越えたリーダーシップ
  • 一貫した論理的思考
  • 責任者としての自覚

関連記事:『NARUTO「はたけカカシ」から学ぶ「チームワークを重んじる上司」の姿とは? | 識学総研

年齢の壁を越えたリーダーシップ

年上部下を持つ可能性が高い20代管理職には、年齢を問わずリーダーシップを発揮する心構えが必要です。

年上だからと遠慮してうまく指示できなかったり、指示に従ってもらえなかったりすると、管理職としての役割は果たせません。

世代ギャップを受け入れ、年齢の壁を越えた真のリーダーシップが求められます。

一貫した論理的思考

マネジメントに必要な論理的思考を持つ心構えは、20代はもちろん全ての管理職が持たなくてはなりません。

直情的にその場の感情で物事の判断を下す管理職では、部下からの信用を得づらく、上司からの評価も下がるでしょう。

たとえ経験が浅い20代であっても、管理職になった以上は、一貫した論理的思考で全てを判断できる人材かが問われます。

責任者としての自覚

一般社員と管理職の立場は、プレイヤーとマネージャーという点で大きく異なります。

年齢・経験は関係なく、たとえ20代であっても管理職になった人材にはマネージャーとして成果を出す責任が生じます。

各個人の成果だけでなく、全体の成果をあげるマネージャーとして、責任者としての自覚を持った上で業務にあたりましょう。

まとめ 20代の管理職は年齢よりも「管理職の器」重視

若くして管理職になることは、年上・経験豊富なほかの社員が管理職となる時に比べて異なる苦労を感じるかもしれません。

しかし管理職に大切なことは、年齢よりも「管理職の器」を持ち合わせているかという点が大きな割合を占めます。

管理職の年齢に特段の決まりはなく、たとえ20代であっても十分に管理職になるチャンスがあります。

20代管理職はキャリア形成で優位に立つ可能性が高く、やりがいを求めるならぜひ目指していきたいポジションです。

関連記事:『組織運営とは?管理職に必要な能力やポイントを解説 | 識学総研

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