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クラウドERP ZACとは?主な機能やメリット、導入手順、導入事例を解説します

クラウドERP ZACとは?

企業の業務を効率化し、経営判断を支援してくれるシステムのひとつにクラウドERPがあります。

クラウドERPとは、インターネットを経由してアクセスできる統合基幹業務システム(ERP)のことです。

中でも、ベンチャーから大手上場企業まで900社以上が導入するZAC(ザック)は自社に必要な機能だけを導入できるライセンス制のクラウドERPです。

本記事ではクラウドERPのZACについて、以下の観点から解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

  • ZACとは何か
  • ZACの特徴
  • ZACのメリット
  • 導入の手順と導入事例
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クラウドERP ZACとは

クラウドERP「ZAC」は、企業の統合的な業務管理をサポートするクラウドベースのERPソフトウェアです。

ZACは使いやすさとコスト効率性に重点を置いたERPで、以下のようなさまざま業種に対応した業種特化ソリューションを提供しています。

  • システム業
  • IT業
  • 広告業
  • クリエイティブ業
  • イベント業
  • 士業
  • コンサルティング業 など

ZACはライセンス制で、自社に合わせて必要な機能を最低限のライセンス数から導入可能です。

外出先でもスマートフォンから利用できます。 また、会計パッケージや外部システムとの連携機能もあり、便利です。 

提供の形態はクラウド、SaaS、パッケージソフト、ASPです。

関連記事:【わかりやすく】SaaSとは?PaaSやIaaSとの違いやサービスの実例を紹介

クラウドERP ZACのメリット

クラウドERPのメリットは、自社内にサーバーやソフトウェアなどの環境を整える必要がなく、初期コストやメンテナンスコストを削減できることです。

また、クラウドERPは時間や場所を問わずに利用でき、リモートワークやグローバル展開に対応できることもメリットと言えます。

では、ZACにはクラウドERPのメリットに加えて、どのようなメリットがあるでしょうか

ZACを導入するメリットは大きく分けて以下の3つです。

  1. プロジェクト別の損益を一目で把握できる
  2. リアルタイムな情報共有と業務効率化
  3. 内部統制の強化に役立つ

1.プロジェクト別の損益を一目で把握できる

クラウドERP ZACは、プロジェクト収支管理に強みを持ったクラウドERPです。

ZACでは以下のようにプロジェクトや案件ごとに売上と原価を1:nで管理できます。

プロジェクト収支管理

引用:プロジェクト収支管理 | 株式会社オロ

プロジェクトや案件に関する収支の「当初予定」「着地見込」「最終結果」をモニタリングでき、進捗や収益性をリアルタイムに把握できるようになります。

ZACでプロジェクトの予実管理ができるようになると、改善策を立案したり改善サイクルを短縮したりと収支最適化も可能になります。

2.リアルタイムな情報共有と業務効率化

クラウドERP ZACの導入によって見積・受注・売上・請求・経費などの業務データが一元管理でき、部門間でリアルタイムに共有・連携できます。

リアルタイムに共有できるようになると情報の正確性や迅速性の向上、分散入力・重複入力も無くなり業務効率化が図れます。

未対応の業務や処理のアラート機能や承認機能などもあり、業務の進捗や精度の管理も可能です。

関連記事:業務の効率化を実現するための方法は?効率化の手法や事例を解説

3.内部統制の強化に役立つ

クラウドERP ZACは、内部統制の強化に役立ちます。

たとえば、承認機能の利用によって業務の権限や責任が明確になると、不正やミスの防止になります。

また、履歴管理機能では業務の操作履歴や変更履歴を追跡することが可能です。

履歴管理機能で業務の透明性や監査性を高められます。

さらに、改正電子帳簿保存法への対応による「電子証憑保管オプション」によって領収書、受取請求書の電子保存が可能になりました。

証憑保管がワークフローに組み込まれることで、手運用で改正電帳法に対応するよりも内部統制をより強固に構築できます。

関連記事:内部統制とは?目的や構成要素、実現するためのポイントやコーポレートガバナンスとの違いを解説

クラウドERP ZACの主な機能

ZACはライセンス制のクラウドERPなので、自社に合わせた機能だけを利用できます。

さらに、導入後も必要に応じた機能やライセンス数の拡張・縮小が可能です。

クラウドERP ZACの主な機能として、以下6つの機能を解説します。

  1. 販売管理・購買管理
  2. 勤怠・工数管理
  3. 経費管理
  4. 経営モニタリング

1.販売管理・購買管理

基幹業務であるプロジェクト管理において、販売管理はプロジェクト実行予算に、購買管理はプロジェクト予実対比に利用できます。

販売管理・購買管理では以下のような書類やデータの入力や作成、発行が可能です。

  • 引合管理・見込管理・案件管理
  • 見積管理・受注管理・売上管理・請求管理・入金管理・債権管理
  • 発注仕入管理・支払管理・支払FBデータ出力・債務管理

ZACによってプロジェクト情報を網羅できるようになり、プロジェクトの正確な収支を把握できたり、プロジェクト収支の改善が期待できたりします。

関連記事:予算管理とは?修正は必要?基本の手順から解説!

2.勤怠・工数管理

ZACの工数管理機能によって、プロジェクトや作業工程別の作業時間の集計が可能になります。

作業工程単位での時間集計は「どの作業にムダが発生しているのか」など、業務分析の元になるデータの取得も可能です。

また、出退勤管理や休暇申請、業務報告などの機能を有しており、勤怠管理システムとしても利用できます。

休暇取得や深夜残業などの申請・承認をZAC上で行えるため、業務処理の効率化やタイムリーな労務状況の把握を可能にします。

関連記事:テレワークの勤怠管理とは?在宅勤務の社員をマネジメントする際の注意点を徹底解説!

3.経費管理

ZACの経費管理機能には、以下のような特徴があります。

  • 申請・承認・精算・支払のフローを自社の経費精算規定に沿って整備できる
  • 発生した経費を各案件にひも付けて管理できる
  • 経費種別ごとに申請項目やワークフローを設定できる
  • 最大6種類の経費精算フローを構築できる
  • 経費申請に必要な入力項目が一目で分かる
  • 「FBデータ出力機能」「仕訳データ出力機能」「経費締めチェック機能」「柔軟に設定可能な締日」「経費レポート機能」の5つの機能で経理業務を効率化できる

ZACなら、上場審査にも耐えられる経費精算フローの構築や申請・精算などの手間削減、精度の高いプロジェクト別原価計算が実現可能です。

4.経営モニタリング

ZACは、経営指標の異常値発生をモニタリングし、経営危機をアラートで通知してくれる経営モニタリング機能を備えています。

経営モニタリング機能のポイントは3つです。

  • 経営ダッシュボードからアラート通知
  • ドリルダウン経営分析を行い原因を特定
  • 経営管理上のセグメントを柔軟に設定

ZACの経営モニタリング機能によって、経営管理レベルの向上を実現できます。

クラウドERP ZACの導入手順

ZACの利用費用は導入する機能や利用する社員数によって大きく変動します。

また、ZACは利用開始までに最短3ヶ月、通常6か月程度必要です。

利用を検討している方は、ZACの提供会社から提案を受けたりデモを試してみるとよさそうです。

本章では、ZACを導入するにあたっての手順や注意点などを解説します。

  1. 導入前の準備
  2. 利用方法や機能、人数などを選択する
  3. 実際に運用を開始する

1.導入前の準備

まずは準備としてクラウドERP ZACの提供会社を検討し、資料を請求したりデモを依頼したりします。

また、必要に応じてIT導入補助金の申請も行うことも大切です。

IT導入補助金とは、サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金のことで経済産業省が実施する制度です。

中小企業や小規模事業者が自社の課題やニーズに合わせてITツールを導入する際に、その経費の一部を補助するものとなっています。

他にも、ZACを導入する前に社内では以下のような準備が必要になります。

  • 現在の業務プロセスの評価や改善 
  • データの洗い出しと移行 
  • 従業員へのトレーニングと部門の準備 など

参考:トップページ | IT導入補助金2023 

2.利用方法や機能、人数などを選択する

ZACは、利用方法や利用機能、利用人数によってさまざまな利用パターンが存在するカスタマイズ性に優れたシステムです。

準備が整ったらZACを導入する目的や要件に合わせて利用方法、機能、人数を選択します。

たとえば、システムの利用には以下のような方法があります。

  • クラウド型:インターネット経由でZACにアクセスして利用する方法
  • 自社設置・オンプレミス型:社内LAN経由でZACにアクセスして利用する方法

ZACは企業の成長に合わせて必要な機能を必要な分だけ利用可能です。

また、経営管理を効率化する機能には追加オプションもあります。

3.実際に運用を開始する

利用方法や導入する機能、人数が決まり、注文や契約が締結したら運用に向けて調整や設定を行います。

運用に必要になるのは業務フローや機能要件の確認、ZACのパラメーター調整、マスタ・会計科目の設定などです。

また、社内向けにシステムの説明をしたりトレーニングを行うことも大切です。

たとえば、ZACを提供している株式会社オロの場合、社内向け利用説明会の実施やZACの運用が定着するまでの間サポートを行ってくれます。

ZACの魅力はライセンス制であることです。

自社に合うサービスかどうか、まずは資料請求や無料デモ、概算見積を重ねて慎重に検討しましょう。

クラウドERP ZACの導入事例

今使っているシステムよりもよくなるかや、実際にZACを導入している企業がどのように利用しているかなどを知りたい方もいるのではないでしょうか。

ZACの導入事例として以下の2つの事例を紹介します。

  • 株式会社早稲田大学アカデミックソリューション
  • 太陽有限責任法人

株式会社早稲田大学アカデミックソリューション

株式会社早稲田大学アカデミックソリューションは早稲田大学のグループ会社として、大学運営や教育・研究に関する支援サービスを提供しています。

ZACを導入して成功や成果を挙げた例には、以下のようなものがあります。

  • 勤怠管理機能のカスタマイズ:社員の時間外労働を週次で「見える化」する仕組みを構築したことにより、法定時間外労働を前年度比約2,990時間削減するなど「働き方改革」を推進できた
  • 研究イベント等開催サポートサービスの利用:オンライン型やハイブリット型、リアル会場型など、研究イベントについて企画から当日運営、開催報告まで、ワンストップでサポートを受け、研究活動の円滑化と成果発信の強化できた

株式会社オレンジ社

株式会社オレンジ社は、企業広報を中心とした企画制作や多言語翻訳に強みを持つ会社です。

株式会社オレンジ社がZACを導入したことで得た経営管理やデータ活用における効果は以下の通りです。

  • 経営指標(KPI)を重視し、朝晩2回はZACからデータを出力して分析。課題の早期発見と対策を行い、部門別・個人別・案件別の付加価値高や時間あたり付加価値高などを活用して売上の最大化と経費の極小化が実現した。
  • 引合管理の徹底により、売上・利益・リソースを含めたフォーキャスト管理が実現できた。精度の高い将来予測は、コロナ禍中における営業戦略の見直しにも貢献した。
  • 「数字の裏側にある努力を評価すること」を大切にした。数字だけではなく現場の活動や行動を理解し、フィードバック面談で声掛けすることで、社員のモチベーションや経営者意識を高めた。

ライセンス制のクラウドERPならZAC

本記事では、ZACの機能や導入のメリット、導入手順などを解説しました。

ZACは、プロジェクト管理に必要な機能が実装されたクラウドERPです。

パッケージシステムなので低コストで低納期、スモールスタートも可能です。

タイムリーな損益管理やスピーディーな経営判断、バックオフィスの業務効率化など、統合的な業務管理ならZACを検討してみてはいかがでしょうか。

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