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人事評価シートのサンプル | 必要な評価基準と不要な評価基準を解説

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人事評価における評価点を確定させるもの、それが評価シートです。

正しい評価シートにはどのような項目が必要か、また不要な項目は何か。

今回は評価シートのサンプルを紹介しながら解説します。

関連記事:人事評価シートとは?正しい使い方と目的を解説

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必要な評価項目

評価シートに含めるべき項目は、下記の通りです。

  • 目標:売り上げ〇円、粗利〇円、新規契約件数などの予算数字や、タスク完了〇件、ミス〇件などのタスク管理に関わる目標を設定します。
  • 結果:期末時点での結果を記載します。
  • 基準点:目標ごとに評価点の基準を設定します。
  • 基準点(結果):期末時点での結果を基準点に当てはめると何点になるかを記載します。
  • 重み(ウェイト):各評価項目について重みを合計で100%になるように設定します。
  • 評価点:基準点(結果)×重みで評価項目ごとの評価点を算出します。
  • 評価点合計:評価項目ごとの評価点の合計を算出。これが最終的な評価点です。

評価シートサンプル

実際の評価シートのイメージはこちらです。

今回はシンプルに評価点を50点満点とした場合の評価シートにしています。

項目 目標 結果 基準点 重み 評価点 合計
10 20 30 40 50
A
B
C

サンプル(営業部門のメンバー場合)

項目 目標 結果 基準点 重み 評価点 合計
10 20 30 40 50
チームの売上 チームの売上目標の達成 達成率

105%

90%未満 90%以上

100%未満

100%以上

110%未満

110%以上

120%未満

120%以上 20% 6点 38点
個人の売上 個人の売上目標の達成 達成率

110%

90%未満 90%以上

100%未満

100%以上

110%未満

110%以上

120%未満

120%以上 60% 24点
新規開拓 新規契約件数の目標達成 新規獲得

5件

2件以下 3件 4件 5件 6件以上 20% 8点

 サンプル(管理部門の場合)

項目 目標 結果 基準点 重み 評価点 合計
10 20 30 40 50
全社の利益 全社の営業利益目標の達成 達成率

105%

90%未満 90%以上

100%未満

100%以上

110%未満

110%以上

120%未満

120%以上 40% 12点 38点
採用 内定応諾数の目標の達成 内定応諾数

15名

12名以下 13名~

15名

16名~

18名

18名~

20名

20名~

22名

40% 8点
業務改善提案 業務改善提案し、上司承認を受けた上で完了させたもの 業務改善完了件数

5件

2件以下 3件 4件 5件 6件以上 20% 8点

 不要な評価項目

一般的な評価シートに含まれているもので、実は不要な項目もあります。

下記の3つです。

自己評価欄

今回のサンプルのように上司と部下で達成可否の認識がずれない評価基準を設定している場合、そもそも自己評価と上司評価という欄は不要です。

認識がずれる評価基準において自己評価欄を設けるケースがありますが、結果として、上司部下間での認識のすり合わせに時間がかかりますし、部下が評価に不満を持つ原因となります。

二次評価

直属の上司のさらに上の上司からの評価欄として二次評価欄が設けられている場合も、認識がずれない評価基準であれば自己評価欄と同様に不要です。

二次評価欄があると、直属の上司の評価(一次評価)よりも二次評価が優先されることが多いですが、それだと部下は直属の上司の評価を獲得することよりも、その上の上司の評価を獲得した方がよいという思考が働き、直属の上司のマネジメントが難しくなる要因になりかねません。

行動評価

評価項目の数が増える傾向にあること、定性的な評価基準になりやすいことの二点から行動評価は望ましくないと言えます。

評価項目の数が多くなると、日々の業務のなかで評価項目を意識することは困難で、結果的に期末時に振り返るだけのものとなってしまうのです。

また、定性的な評価基準は認識のずれの原因になります。

あくまで行動評価を含める際には、評価項目の数を最小限にすること、評価基準を認識のずれない明確なものにすることが重要です。

いかがだったでしょうか。

人事担当の方は、今回お伝えした評価シートサンプルを自社の評価シートと照らし合わせ、必要な項目に抜け漏れがないか、不要な項目が含まれていないかを確認してみてください。

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