ダメ社長と聞くとどんなイメージを持ちますか。
本記事では、ダメ社長にありがちな欠点をご紹介します。
ダメ社長などと言われないためにも、本記事の内容を参考にしてもらえれば幸いです。
目次
ダメ社長は会社を成長させられない
ダメな社長とは会社を成長させられない、最悪の場合は会社を潰してしまう社長です。
会社が成長していないということは、当然従業員も成長しません。
従業員は給料が一向に上がらないため楽しくないはずです。
「仕事は慣れたことを続けているだけでよい」と思っている人もいるかもしれませんが、有限な人生において、やりがいも楽しみも成長実感もないことに時間を切り売りするのは有益でしょうか。
私はそういう人生は不幸だと思います。つまり、ダメな社長は従業員を不幸にする社長でもあるということです。
次に、ダメな社長の特徴を洗い出してみましょう。
会社を私物化する
会社を私物化しているのはダメな社長の典型です。
これは、自分の私利私欲のために会社を経営している状態のことを指します。
自分が贅沢したり、貯金を蓄えるためにさまざまな税金対策をしたりすることであり、ときには脱税に手を染める人もいるかもしれません。
会社を私物化している社長がいると、何かを意思決定するときは常に社長のそのときの気分によって決まり、従業員は毎回それに振り回されることになります。
社長は好き嫌いで給料を決めるようなこともするので「本当に会社に貢献している従業員」が誰か分からない状態になってしまいます。
会社に貢献してくれている人に正当な対価を与え、さらに頑張ってもらうことの方が健全ではないでしょうか。
平気で従業員の文句を言う
「うちの従業員はどうしようもない」などと愚痴を言う社長もダメな社長です。
そのどうしようもない従業員を雇うのも教育するのもほかならぬ社長(会社)であるはずですよね。
人を見る目がなく、教育もできない自分を棚に上げて従業員の愚痴を言うのはいかがなものでしょうか。
平気で従業員の文句を言う社長は、自分が無能であることを公言しているようなものです。
仮に社員の仕事の出来が悪いと感じていても、それを口に出さず、有能な社員を雇える目を養ったり、優秀な人材が面接に来てもらえるような会社にしたり、どんな人でも成長できる教育環境を整えたりすることに思考と時間を使う方がはるかに有益です。
従業員をお客様のように扱ってしまう
「ダメな社長=ワンマン社長」のようなイメージをお持ちの人も多いでしょうが、必ずしもそうとは限りません。
従業員をお客さま扱いしてしまい、従業員が会社に貢献するのではなく、従業員に貢献しようとする社長もダメな社長です。
家庭に例えるなら、子供をお客さま扱いしてしまう状態に似ています。
「本日のお夜食はしゃぶしゃぶでございますが、神戸産の牛肉でよろしいでしょうか」などという会話が当たり前の環境で育った子供はどうなるでしょうか。
会社勤めを始めたあかつきには、上司に「もっと簡単な仕事をください」などという要求を突き付けてもおかしくありません。
もちろん会社のために頑張ってくれる従業員を大切にする気持ちは尊いものですが、大切も過保護になってしまうと問題です。
大切にしているのか過保護になっているのかが分からなくなったときは、社長の決定事項に対して従業員が黙々と取り組んでいるかどうかで分かります。
気になる方はその様子を見て判断するとよいでしょう。
終わりに
仕事は人生のほとんどの時間を費やすものであり、社長は従業員の人生を預かっているとも言えます。
その時間の中でいかに従業員を成長させ、より豊かな人生を送らせてあげることができるかという視点に立てば、成長意欲のない社長がダメ社長であることに疑いの余地はありません。
「人生の面倒まで見ろというのは酷だ」という考えの社長がいることも承知しています。
しかしながら、社長とは社員の人生をよくも悪くも左右する仕事です。
そのような意義のある仕事だからこそ社長という仕事はいばらの道であり、その分魅力的なのではないでしょうか。