- 「また目標未達…」
- 「どうして目標を達成できないのか?」
このような悩みや疑問を抱えていませんか?
企業活動において設定した目標を達成することは重要です。
しかし、目標を達成できず何をどのように改善すればよいのかわからないまま、途方に暮れる経営者の方も少なくありません。
目標を達成できないことには、必ず理由があります。
その理由を明らかにすることができれば、対策を打つこともできるでしょう。
そこで本記事では、
- 目標を達成できない理由
- 目標達成できるチーム・できないチームの共通点
- 組織の目標達成力を上げる方法
- 目標を達成できる人材を増やす方法
を解説していきます。
目次
目標達成を達成できない理由とは
そもそも、なぜ目標を達成できないのでしょうか?
ここでは考えられるさまざまな理由を見ていきましょう。
目標が曖昧
1つ目の理由は、目標が曖昧なことです。
目標を設定する際は、可能な限り具体的なものにしましょう。
なぜなら、目標が曖昧だと達成する方法も曖昧になり、具体的にどのように行動すればよいかわからなくなるためです。
この結果、目標を達成できなくなってしまいます。
また、「売上を伸ばす」や「もっと努力する」といったような漠然とした目標の場合、達成に向けて取り組んだ後に目標を達成できたかどうかが判断できません。
また、メンバーや部下によって目標の解釈が異なる危険性もあります。
したがって、目標を設定する際は、数字を用いて明確にすることが重要です。
関連記事:目標を数値化するメリットとは?方法やデメリットを解説
目標を達成するまでのプロセスが曖昧
2つ目の理由は、目標を達成するまでのプロセスが曖昧なことです。
目標達成のためには、具体的な目標だけでなく、その達成に向けた具体的な計画が求められます。
したがって、達成に向けて取り組んでいる最中に、どの程度目標を達成できているかや、達成までの道のりを下記のような手法で計測することが欠かせません。
- KPI
- マイルストーン
KPIとは
KPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指標)とは、目標の達成に必要なプロセスを評価する基準となるものです。
目標を達成するために行うべき工程が、達成に向けて着実に実行されているかを数値化して評価します。
例えば、営業においては、
- 訪問件数
- 受注件数
- 解約件数
などがKPIとして設定されることが多いです。
関連記事:KPIによる数値化マネジメントを利用することで何が変化するのか?実際の事例をもとに解説!
マイルストーン
マイルストーンとは、目標を達成するために欠かせない中間目標地点のことです。
例えば、プロジェクトが始まった場合は「企画案決定」が1つのマイルストーンとなり、そのための「要件定義」までが、さらに手前に来るマイルストーンとなります。
マイルストーンを活用するメリットは、目標を達成するプロセスにおいて「重要となるポイントはどこで何なのか」がわかりやすくなることです。
計画の修正をしていない
3つ目の理由は、状況の変化に合わせて計画の修正を行っていないことです。
目標を達成するために立てた当初の計画が、そのまま全て完璧に遂行することはほとんどありません。
多くの場合、状況が変わったり何らかの問題点が明らかになったりすることによって、計画の修正を余儀なくされるでしょう。
このようなとき、
- 迅速に計画を修正する
- 修正した計画をチームやリーダーと共有する
- 修正せずに計画を進めない
といったことが重要です。
目標に適した人材が不十分
適切な目標を定め、しっかりと計画を策定し、KPIなどを設定したとしても、目標達成に適した人材がいなければ達成できないことがあります。
したがって、目標達成に必要な人材を見極めて、計画に合わせた適材適所を実現することが重要です。
関連記事:適材適所とは?ビジネスで重要な理由や実現する方法を解説
目標に対するコミットメントが低い
目標を達成するために実際に動くのは、現場の従業員です。
彼らにいくら具体的で明確な目標を与えても、それが「押し付けられたもの」となっていれば、自分ごとにできないケースもあります。
これにより従業員の目標に対するコミットメントが低くなり、達成するための意欲を引き出せない可能性があります。
目標達成のために本気で取り組むことができなければ、計画倒れとなってしまうでしょう。
目標を達成できるチーム・できないチームの共通点とは
ここでは、目標を達成できるチームの共通点と、できないチームの共通点をそれぞれ見ていきましょう。
目標を達成できるチーム
目標を達成できるチームには下記のような共通点があります。
- 目標達成に欠かせない人材を的確なタイミングで確保できる
- 具体的な行動を起こすのが早い
- 達成のために取り組みやすい環境を整えることができる
- 問題が起きても柔軟・迅速に対応できる
- 継続的に創意工夫を行う
目標を達成できないチーム
一方で、目標を達成できないチームには下記のような共通点があります。
- リーダーが現場で動きすぎて、チームマネジメントが疎かになったりやリーダーシップを発揮できなくなる
- やる気のないメンバーが周囲のメンバーにネガティブな影響を与える
- メンバーが目標を達成できると思っていない
識学的視点:組織の生産性を上げるために
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