テーマ:組織マネジメント
理論(コンセプト)名称:バランス・スコアカード
提唱者:ロバート・S・キャプラン ハーバード大学ビジネススクール教授、デビッド・ノートン バランスト・スコアカード・コラボラティブの共同創始者
時期:1996年に原著「 The Balanced Scorecard: Translating Strategy into Action」刊行
理論の紹介:
バランス・スコアカードとは、財務の視点、顧客の視点、社内ビジネス・プロセスの視点、学習と成長の視点の4つの視点に基づく新しい業績評価システム。バランス・スコアカードでは、財務の視点に立った尺度のほかに、顧客、内部プロセス、学習と成長という3つの異なる視点に立った尺度が考慮される。結果として、それは戦略の測定に役立ち、戦略実行の有力な武器となる
バランスト・スコアカードの導入によって、企業は伝統的な財務測定尺度だけでは測りきれない価値創造活動の測定が可能になり、新しい戦略を効果的に導入できるようになる。
バランス・スコアカードの手法は米国や欧州の大手企業で採用され、効果をもたらした。米国では一般企業のみならず、多くの公共分野で導入されている。日本においても、多くの企業がバランス・スコアカードを導入しており、経営品質を向上させるための効果的な経営改革手法となっている。
日本におけるバランス・スコアカードの第一人者である元横浜国立府大学の吉川武男教授によれば、「バランス・スコアカードとは、企業経営や行政におけるナビゲーションの役割を果たし、ビジョンと戦略をアクションに落とし込み、総力戦で成長力と競争力を付け、未来を切り拓く、戦略志向のナビゲーション経営システムである」と定義している。
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バランス・スコアカード―新しい経営指標による企業変革 (ロバート・S・キャプラン、デビッド・ノートン著)
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キャプランとノートンの戦略バランスト・スコアカード (ロバート・S・キャプラン、デビッド・ノートン著)
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関連外部記事リンク:
バランスト・スコアカードで業績が上がるか?
http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0404/14/news084.html