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「この仕事には大きな意味がある」って部下に力説していませんか

部下が思うように育ってくれないと悩む経営者から、「任せたい仕事の必要性について納得させることが重要だと考え、部下に時間をかけて説明している」とお聞きすることがあります。

実はこのようなマジメントだと、部下は自分の責任を正しく認識できません。

本記事では、部下が責任感を持って仕事に取り組み、成長につながる行動をできるよう育成するにはどうしたらよいか、解説します。

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責任感を身に付けさせる四つのステップ

なぜ、任せる仕事の意義について上司が部下に説明してはならないのでしょうか。

それは、上司の思考や視点で考えた理屈を話しても、上司より経験の少ない部下には本質的な理解ができないからです。

当然、必要最低限の説明は必要ですし、その説明で納得してくれればよいのですが、経験させ、自分で必要性に気付かせることが本来欠かせないのです。

任された仕事を本質的に理解できなければ、責任感を正しく認識することはできません。また、部下が「仕事をする理由に納得できければ行動に移らなくてよい」と勘違いしてしまう恐れもあります。

部下が正しく責任感を身に付けるには以下の四つのステップの繰り返しが必要です。順番にその説明していきます。

所属意識を醸成する

組織に対する正しい所属意識がないと責任感は醸成されません。

所属意識とは組織から求められることを正しく認識し、それに応えようとする意識のこと。そのために必要なことは組織のルールを明確にして守らせることです。

組織に所属する個人の活動は組織目的に従っていなければなりません。

個人は自分の人生を豊かにするために行動を選択していますが、そのために組織活動に参加している以上は、組織活動に身を置く間は組織のルールを意識した行動をしなければならないはずです。

ルールが曖昧な状態では、ルールを守る意識は醸成されないので、明確なルールを設定し、守らせことから始めてみましょう。

求めていることを明確にする

次に、各人に求めている役割を明確にすることです。求められることを正しく認識できなければ、責任感を身に付けることはできませんし、求めていないことに責任感を持たれても仕方ないからです。

人は思い込みや勘違いの多い生き物でありますが、昇進や異動などで環境が変わることにより上長から求められることが変化したとしても、それを正しく認識できず、以前の環境と同じ思考で働き続けてしまうことはよく起こります。

そのようにならないためにも、各ポジションに求められる役割を明確にすることで責任を正しく認識させることは重要なのです。

定期的な管理を行う

人は常に最後まで集中力を維持できるとは限りません。

途中で言い訳をつくり諦めてしまったり、集中力が落ちて別のことに意識が向いたりすることは頻繁に起こります。このような状態では責任感を正しく意識できませんが、定期的な管理を行うことで、自身が求められていることに対する集中力を継続させることができます。

日次管理や週次管理などによって定期的な報告をさせましょう。求めることを伝えて終わりではなく、定期的に役割を意識できる環境を上司側が用意するのです。

適正な競争環境をつくり平等な評価を行う

平等な環境も責任感の醸成には必要です。

不平等な環境では言い訳が発生しやすく、仕事ができなくても許される、仕方ないという意識になるので、責任感は醸成されません。平等な環境であれば競争が起こり、同じ環境で成果を上げる同僚がいれば、自分もやらなければいけないという責任感を持つことができます。

また、評価も重要です。

同じ結果を出しても、評価が不平等であることによって差がつくようなことがあれば、評価に不満が発生し、モチベーションが生じません。平等な競争環境下で評価されることにより正しいモチベーションが生まれ、部下は責任感を正しく持つ必要性を理解することにつながります。

経験によって本質的な理解にいたる

責任感を正しく身に付けるために必要なことは、納得するまで説明することではなく、部下に経験をさせることです。

人は経験したこと以外を本質的に理解することはできません。経験することで自らが気付かなければ、人は変わることはできないのです。

部下に正しい責任感を認識させるために、上司ができることは上記のことを経験化できる環境を整備することです。その環境整備を行うために必要なことが、ここまでに説明した四つです。

  • ルールを守らせる
  • 役割を明確にする
  • 週次管理を行う
  • 競争環境をつくり、評価を行う

これらを継続して行うことで、部下は正しい責任感を身に付けることができます。

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