テーマ:人材育成
理論(コンセプト)名称:企業内学習入門
提唱者:シュロモ・ベンハー IMD教授(リーダーシップ、タレント・マネジメント、企業内学習)
時期:2013年に原著「The Business of Corporate Learning: Insights from Practice」刊行
理論の紹介:
企業の「業績を持続的に向上」させることを目的とし、従業員がその目標に向けて行動を持続させて、必要な知識や文化を組織として獲得・活用していくという「個人の成長」だけでなく「組織の成長」を追求していく考え方。
企業内学習で効果が出ない要因の一つとして、学習効果を数値化できるものがほとんどなく、数値化できたとしても学習による効果のみが影響しているかどうかを立証することができないなど、「効果測定の困難さ」を挙げている。
従来から存在するアカデミックな学習観では、企業内学習を「知識の蓄積」「スキルの獲得」のことだと捉えがちである。しかし、企業に価値をもたらす学習となるには、その「応用」が重要であるという視点が欠けていると説き、応用として「行動の変容」、引いては「組織の成長」となるような学習となることを重要視している。
シュロモ・ベンハーは学習にも「ブランディング」が可能とし、企業内学習に携わる部門や担当者が、学習をデザインしていく必要性も説いている。
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関連書籍リンク:
企業内学習入門
http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2174
https://www.amazon.co.jp/dp/4862761747/
職場学習論―仕事の学びを科学する(中原淳著)
http://www.utp.or.jp/book/b306132.html
関連外部記事リンク:
http://www.dhbr.net/articles/-/2660