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和気あいあいとした職場に識学を導入したら……

社名:株式会社HG&カンパニー/はぎぐち公認会計士・税理士事務所

代表者:代表取締役 萩口義治氏

2012年創業のHG&カンパニーは、税務申告や経理代行業務の他、創業支援を得意とする税理士法人である。同社の萩口義治社長は、「50%の企業が創業3年で廃業すると言われるなか、当社の顧問先の95%以上が3年以上継続できています」と自信を見せる。

元々創業以来業績が好調だった同社は、さらなる飛躍を期すため2021年から識学の受講を始めた。

元々、退職は少なく、良い人材が揃い、和気あいあいと働けていた自社に、「成果主義」「体育会系」のようなイメージの識学を導入しても、うまくいかないのでは…和気あいあいの良い部分が失われてしまうのでは…と不安を抱えていた。しかし、同社の成長はさらに加速し、2023年度では売上高が前年度比25%増で着地している。

「識学をうまく活用できた」と振り返る萩口社長。どのように識学を浸透させ、その結果いかなる変化が同社に起きたのか。担当コンサルタントの栢本真一郎と前担当の奥田拓之が萩口社長に聞いた。「識学=軍隊」と考えている方は必見である。

会社名株式会社HG&カンパニーはぎぐち公認会計士・税理士事務所※認定経営革新等支援機関
所在地東京都中央区日本橋本町4丁目15−11 岩月日本橋ビル 8F
代表者名代表取締役 萩口義治氏
事業内容・税務会計全般
・創業支援
・設立等登記の支援
・給与計算
・資金調達支援
・財務コンサルティング
・事業計画コンサルティング
企業サイト https://hgand.co.jp/
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「会社の将来について考えているのは自分だけだった」

識学コンサルタント 栢本真一郎(以下、栢本) 識学を導入いただいたのは2021年2月でしたね。それまでに、何か組織を運営していく上でのお悩みを抱えていたのでしょうか。

HG&カンパニー萩口義治 氏(以下、萩口) いえ、そこまで深刻な悩みがあったわけではありません。売り上げも伸びていましたし、人材も定着してきていました。

ただ、当時社員数は10名だったのですが、このまま30人、あるいは50人に増やせるのかと聞かれたら自信がありませんでした。というのも、会社の将来を見据えて行動しているのは私だけだったからです。

私が考え、「こうした方がよい」という指示を出し、社員はそれに従う。当時も今も社員はみんな真面目ですし、きちんと結果を残しています。人間関係の不和に苦しんでいると相談を受けた経験もなく、会社は機能していましたが、少し物足りなさを感じていました。

例えば、もっとよい事務所にするためにお客さまに新しいサービスをご提案するとか、紹介を頂くなどを私は期待していましたが、社員はそこまで意識していませんでした。

識学コンサルタント 奥田拓之(以下、奥田) おっしゃる通り、私が担当になって感じたのは、萩口社長が考えるビジョンを具現化して社内に浸透させられていないということでした。

社内に売り上げを伸ばせる人が萩口社長しかいなかったため、規模の拡大に限りが見えていたのです。将来を見据え、「営業機能をつくってはどうでしょうか」とお話したことを覚えています。

それと、「人治国家」から「法治国家」になりましょうともお伝えしました。つまり、萩口社長だけが指揮を執る体制を脱し、ルールに基づくマネジメントを行うということです。

萩口 はい。私はそこまで管理が好きなタイプではなく、職人性質で、ゼロからイチを生み出す仕事にやりがいを感じていました。だから、部下を管理し、機能させていくことに関してそれまで本腰を入れて取り組もうとしてきませんでした。

栢本 つまり、組織の現状に少し違和感があり、長期的に考えればどこかのタイミングで是正した方がよいと考えていたということでしょうか。

萩口 そうですね、創業9年目くらいからもっと皆が考え、皆が行動するという組織にどうやったらなるのかという問題意識がありました。それに加えて、コンサルタントとしての知的好奇心もありました。

組織を治め、うまく機能させる組織論を学ぶことはうちの顧問先の支援にも役に立つからです。ブランディングやマーケティングは勉強しましたが、組織論はまだでした。私を含め、社員がお客さまにコンサルティングをしていく上で組織論に関する知識はプラスになると感じていたので、興味がありました。

なぜ識学を導入するのか社員に丁寧に説明した

栢本 識学以外のメソッドを検討しませんでしたか。

萩口 それはないですね。私は、あんまり他と比べてどうこうしないタイプです。

栢本 なるほど。では、識学をお知りになったきっかけはどのようなものでしたか。

奥田 私より前に、他のコンサルタントと商談の機会があったとお聞きしました。

萩口 そうです。2019年頃ですかね。そのときはまだ必要だと思いませんでしたが、識学のことはそれ以来頭にありました。

奥田 その後、勉強会を開催して私が登壇した際、「興味がある方はぜひお声がけください」とお話ししたところ、萩口社長からコンタクトいただきました。

萩口 このあたりで1回入れてみようかなと。それが2021年です。

栢本 識学を導入するにあたって不安はありませんでしたか。

萩口 それはありましたよ。いろいろな噂がありますから、「大丈夫ですか」とか「結構辞めるらしいですよ」と言ってきた社員もいましたし。

それなりに業績もよく、和気あいあいと仕事ができていました。そこへ、成果主義というか、数字だけで判断する考え方を導入した結果、社内の空気が殺伐としないか、これまで互いに協力し合えていた社員たちの関係がギスギスしないか、懸念はありました。そうならないよう、私なりにかなり気を遣ったつもりです。

栢本 具体的にはどうしたのでしょうか。

萩口 なぜ識学を導入するのか、社員にそれを丁寧に説明しました。「組織がよりよくなるし、皆が会計人として組織論を身に付ければもっと成長できる」と話しました。それと、私たちが識学に支配されるのではなく、あくまで識学を利用するんだとよく言っていました。

栢本 なるほど。そう話すと、反発はなかったのではないでしょうか。

萩口 はい。ありませんでしたね。給料を増やすためにも生産性を高めなくてはならないということ自体は理にかなっているので、その観点から生産性を上げることで社員のゆたかさにつながっていくということを説明し、納得してくれたと思います。

社員一人ひとりが考えて行動し始め、時間の余裕が生まれた

栢本 実際に識学を始めてから社内にどのような変化がありましたか。

萩口 一人ひとりが考え、工夫して行動するようになりました。全社員の役割を明確にした結果です。どれだけ売り上げをつくらなければならないかはっきりし、成果を残した分給与が増える体制にしましたから、新規のお客さまから問い合わせがあると、社員の方から「担当したいです」と手を上げるようになりました。そんな光景は、今までだったらあり得ません。

栢本 いつ頃から手応えを感じ出しましたか。

萩口 最初の1年は勉強フェーズという感覚だったので、それ以降です。

奥田 私はちょうどその頃前任者と交代で担当になり、ルールの見直しから役割定義まで行いました。評価制度のテンプレートが完成し、役割と給与が連動するようになって、皆さんの意識も変わったのではないでしょうか。

萩口 そうですね。税理士法人は基本的に顧問先が増えていくものですので、売り上げも右肩上がりで伸びるものです。とはいえ、前期はその幅が非常に大きく、25%の売り上げ増加を達成しました。社員が1人しか増えていないのに、です。会計事務所の健全な成長は1年で15%と言われるなか、この数字は非常に大きな成果です。

それと、2023年夏頃から、私にかなりの時間的余裕が生まれました。今は、私が現場の業務について詳細まで考えるのではなく、直属の部長に「●●を叶えたい」と伝える。そうすると、部長が噛み砕いてマネージャーに、マネージャーがその下のメンバーに話すという形です。

栢本 時間の余裕が生まれた要因は識学でしょうか。

萩口 間違いなく大きな要因です。世の中のビジネスパーソンの大半が、経営者から何を期待されているか分からずに働いているのではないでしょうか。それをはっきりさせるだけでも、大きな変化が生まれると伝えたいです。

識学を利用する意識が大切

栢本 和気あいあいとしていた雰囲気が崩れはしませんでしたか。

萩口 おかげさまで以前と変わらない雰囲気のなか、互いに助け合いをしつつ仕事ができています。組織としての成果を最大化させながら、です。満足しています。

奥田 萩口社長は、「萩口と愉快な仲間たち」という意味を込めて社名を「HG&カンパニー」とするくらい社員を大切にする優しい方です。だからこそ、すでに社員が頑張って働いてくれているのに、その上に目標を設定して圧力をかけたらみんなが嫌がるのではないか、という思い込みがあったのではないでしょうか。しかし、役割定義をリリースしてみたら、働きやすくなったという声を私もよく聞きました。そこは、萩口社長自身驚きではありませんでしたか。

萩口 そうですね。嫌がられるだろうし、反発もあるとは予想していましたが、それもなく、社員の動きも変わりましたから。全員に聞いているわけではないものの、「識学を入れてよかった」という声しか聞きません。

栢本 どのような企業や経営者に識学の受講はお勧めでしょうか。

萩口 それでいうと、自らの戦略に自信を持っている経営者には識学が非常に有効です。反対に、経営者の考えや方針がイマイチだと、あまりうまくいかないのではと思います。

識学は、最上層にいる経営者が求める結果を組織全体でどうやって残すか考えたときに、最も効率的な動きが取れるようにする理論です。ということは、経営者の方針が駄目ならそれが組織に降りてきてしまうわけですから、あまり良い結果にはつながらないんじゃないかな…。

奥田 それは識学の唯一の弱点かもしれません。

萩口 そういった部分に苦手意識を持っておられる経営者の方々は、僕らの提供している事業計画コンサルで経営戦略を練った上で、そこからくる戦術の落とし込みとして識学を導入するといいのかもしれませんね。(笑)

いずれにしても、私は自分の戦略に自信があったので、それを社内に落とし込むのにすごく機能しました。そして、ちゃんと成果につながっています。

もう一つ強調したいのは、識学に支配されるのではなく、利用する意識を持つこと。識学コンサルタントに丸投げというか、言われた通りやるだけでなく、しっかりとかみ砕いた上で吸収した方がよいです。私はその意識があったからこそもともとの和気あいあいとした部分を残せています。

極端に言うと、法治国家でいう法律は会社にとって何でもよいと思っています。大切なのは、皆が同じ法を知っていて、その下で働く合意を得ること。全員が進んでほしい方へ進むようになり、勝手な行動を取ろうとする社員がいなくなります。

栢本 本日は貴重なお話をありがとうございました。

インタビューイプロフィール

代表取締役 萩口義治

横浜国立大学経済学部国際経済学科卒業。2003年に公認会計士二次試験に合格し、新日本監査法人に入社。独立系の会計・税務コンサル会社を経て、2012年にHG&カンパニーを設立し、代表取締役に就任。同年、はぎぐち公認会計士・税理士事務所を開業。

著書に『儲かる会社の「しゃべる」数字』、その他『フリーランス六法』(監修)等がある。

会社プロフィール

株式会社HG&カンパニー/はぎぐち公認会計士・税理士事務所は、税金を最小化するのではなく、現金残高を最大化する会計事務所である。創業支援に強く、一般的に創業して3年で約50%が廃業する中、株式会社HG&カンパニーが支援した顧客は95%以上が3年以上継続する。そのほか、事業計画支援、経理代行、DX化支援なども得意としている。

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