無料で相談
識学とは 当社コンサルタント記事 新着記事 体験型コンテンツ 導入事例 無料で相談
「結果」と「成果」の違いとは?識学流・成長する組織の定義

「結果」と「成果」という言葉を混同していませんか?多くの組織で、この2つの言葉は曖昧に使われがちです。しかし、識学ではこれらを明確に区別し、使い分けることで組織の生産性を劇的に高めています。本記事では、経営者や事業部長に向けて、識学における「結果」と「成果」の定義と、メンバーを迷わせずに最短で目標達成へと導くための正しいマネジメント手法を解説します。

≪あわせて読みたい≫

企業の成長を阻害する「確証バイアス」に対する対処法とは

一般的なイメージと識学の「定義」

一般的なビジネスシーンにおいて、「結果」と「成果」はほぼ同義語として扱われる、もしくは「成果=優れた結果」のように捉えられることがほとんどです。しかし、識学では、この二つを「時間軸」と「認識の主体」が全く異なる概念として捉えています。

識学における「結果」の定義

結果とは、ある行為によって生じた「期限時の事実」のことです。
結果には、良いも悪いもありません。あらかじめ設定された「期限」が到来した時点で、目の前に現れている「変えようのない事実」そのものを指します。例えば、 今月末時点で「100万円を売り上げた」という事実、これが結果です。

識学における「成果」の定義

成果とは「出来栄え」です。
成果とは、生じた結果に対して「他者(上司や市場)が下す評価や価値」を指します。結果が出た後に、その結果が組織や顧客にとってどれだけ有益だったかという後追いの評価が成果です。

このように、識学では「事実(結果)」と「評価(成果)」を厳密に切り離して考えます。この定義のズレを解消することが、組織マネジメントの第一歩となります。

なぜ「成果視点」が組織をダメにするのか

実力主義や結果重視の組織を目指す経営者ほど、「メンバーには成果にこだわってほしい」と考え、日常的に「成果を出せ」と発破をかけがちです。しかし、ここに大きな罠が潜んでいます。なぜなら、成果に目が行き過ぎることで、組織には主に2つの弊害が発生する可能性があるからです。

成果視点がもたらす2つの弊害

1. 結果の前に成果が出ると錯覚し、集中力が低下する

成果(評価)は、期限がきた後にしか生まれません。にもかかわらず、成果に視点を置くと、期限を迎える前段階から「どう評価されるか」ばかりに意識が向いてしまいます。その結果、今やるべき具体的な行動への集中力が著しく低下します。

2.他人の目を気にして言い訳が発生する

成果を決めるのは自分ではなく「第三者(上司や市場)」です。自分でコントロールできない他人の評価を気にしすぎるあまり、「怒られたくない」「失敗したらどうしよう」という恐怖心や、行動しないための言い訳が先行するようになります。

これら2つの弊害によって、メンバーは本来集中すべき「期限内に与えられた役割を果たすこと」から目がそれてしまうのです。

「完全結果」による正しい管理法

メンバーを「成果視点」から解放し、圧倒的なパフォーマンスを発揮させるために、マネジメント層が実施するべきなのが「完全結果」による管理です。完全結果とは、「自分と他者の間で、認識がズレない明確な事実」を指します。

不完全な管理と「完全結果」の具体例

部下に営業活動を指示する際、以下のような指示は「不完全」であり、部下を「どう評価されるか」という成果視点に追い込んでしまいます。

  • 不完全な指示:「今週は新規の顧客をしっかり開拓して成果を出してくれ」

「しっかり開拓する」という指示では、部下は「何をどうすれば上司に『しっかりやった』と評価(成果)してもらえるだろうか」と考え込んでしまい、今やるべき具体的な行動への集中力が低下してしまいます。

そこで、部下の迷いをなくすのが「完全結果」の指示です。

  • 完全結果の指示:「今週の金曜日の17時(期限)までに、新規顧客から名刺を3枚(状態・数値)獲得して報告しなさい」

この指示であれば、部下は評価を気にする必要がありません。「金曜17時までに3枚」という事実を作ることにだけ、集中できるようになります。

経営者が「結果」と「成果」を誤用しないための注意点

メンバーが迷わず動ける組織を作るために、日常のマネジメントで気をつけたい実践のポイントを解説します。

1.プロセス(取り組み方)を評価しない

結果の出ていない部下に対して、「結果は出なかったけれど、遅くまで頑張っていたから、そのプロセスを成果として認めてあげよう」とすると、部下の役割認識が崩れていきます。なぜなら、これをやってしまうと、部下は「結果を出さなくても、頑張っている姿を見せれば評価(成果)がもらえる」と勘違いするからです。

2.未達の「結果」に寄り添うのではなく、不足認識と行動変化を促す

期限が来た際、設定した結果が未達だった時に経営者や上司がすべきことは、以下の2点のみです。


• 事実の認識:「期限時に、目標に対してこれだけ不足した」という事実を部下本人に正確に認識させる。
• 次の不足を埋める行動の設定:「では、次の期限までに、この不足分をどうやって埋めるか」という新たな完全結果を設定させる。


事実としての「結果」を確認して、不足がある場合はその不足を埋められる環境を作ることで、部下は「失敗したら怒られる」という恐怖(成果視点)から解放され、次の結果を作るための行動に集中できるようになります。

まとめ:「結果」の追求が最大の「成果」を生む

「結果」と「成果」は、ビジネスにおいて以下のように明確に区別されるべき概念です。


• 結果:ある行為によって生じた「期限時の事実」のことです。
• 成果:「出来栄え」です。

成長していく組織を作るためには、目の前の「結果(事実)」に集中できる環境を整えることが重要です。そのためには、曖昧な指示をなくして、期限と状態を明確にした「完全結果」で役割と責任を明確にします。メンバーが周囲の目を気にせず、自身の「結果」に100%の意識を向けられるようになったとき、組織の成長スピードは劇的に加速するのです。

≪あわせて読みたい≫

マネジメントにおける「言葉の定義の統一」完全結果の設定とルール化

#リーダーシップ #人材育成 #役割定義 #意思決定 #業務効率化 #部下とのコミュニケーション
NEXT STEP

記事を読んで、もっと識学を知る。

あなたの組織課題に、識学がどう応えるのか。次の一歩を選んでください。

5,000社以上の導入実績/60分・完全無料のマネジメント相談を受付中

この記事が役に立ったらシェアしてください

関連記事

```